基本語彙、基礎語彙の違いは何か。基本語彙が明らかにされ、統計処理によって示される上位語を重要としてとらえられるようになった。それに対して基礎語彙はそれまでの研究者や教育家によって選定された語彙についてそれを受け継ぐ形で用いられてきた。辞書などにも基礎語彙として示す場合には辞書の編集者によって選定基準が発案されて示されている。基礎語彙に基本語彙を組み込めばともに必要なあるいは重要な語彙として成り立つ。とくに基礎語彙は語学学習に必要でそのうえ日常使用される語が選ばれ、重要語として位置付けられる。日本語教育で日本語の基礎語彙を日本語研究者、日本語教育家に2000語をめどに選定してもらってそれぞれの選定された2000語を重なる語と重ならない語で選り分けたところ、どうしても約6000語になってしまうということがあった。それぞれの重要とする2000語の基準が異なったためであるが、そのなかには漢字の語彙とカタカナの語彙とが入り組み合った事情もあったようである。基本語彙という場合にはある資料のまとまりをとるのでそのようなことは起こらない。
基本語彙について
基礎語彙に対して、基本語彙というのは、語彙調査をした結果、使用率が大きい語のグループを言う。基礎語彙に比べて客観的であるといえる。使用率の高い1500語とか、2000語とか5000語を習得の目的に選んだりする。基礎語彙と、基本語彙を組み合わせれば学習語彙がわかってくる。
基本語上位(1,000語)のカバー率は、英語約80%、中国語と朝鮮語約73%、日本語訳60%といわれ、日本語は基本度が低い。なお、漢語は「異なり語数」で最も割合が高く、和語は「延べ語数」で最も割合が高い。
基礎語彙について
これだけ知っていれば、生きていけるとして、選ばれた語で、選んだ人の主観が反映されている。基礎語彙の考え方は、イギリスのオグデン Charles Kay Ogdenが選出した Basic English 1930 がある。オグデンは日常に必要な語を850語選んだ。
日本では、土井光知1933年に「基礎日本語」として1000語の選定をした。
基幹語彙について
上の二つに対して、基幹語彙という考え方を、林四郎氏が提唱している。
基幹語彙とは、ある資料の基幹となる語彙のことで、林氏は国立国語研究所による新聞の語彙調査をもとに、政治、経済、文化などの分野別に使用回数の多い語を取り出した。それぞれの語が複数の分野で出現度の高いものを《深い》としている。そして「幅が広く浅いものを」を基幹度が高いとしています。次は、その、一例。
動詞 いる ある する いう なる つく
指示詞 この これ こう ここ これら
接続詞 しかし そして だから および
語彙量について
次の5つの作品の中で、最も語彙量が多いのはどれ。
異なり語数(全体で、異なる単語がいくつあるか)。
万葉集 枕草子 源氏物語 徒然草 方丈記
基本語彙について
基礎語彙に対して、基本語彙というのは、語彙調査をした結果、使用率が大きい語のグループを言う。基礎語彙に比べて客観的であるといえる。使用率の高い1500語とか、2000語とか5000語を習得の目的に選んだりする。基礎語彙と、基本語彙を組み合わせれば学習語彙がわかってくる。
基本語上位(1,000語)のカバー率は、英語約80%、中国語と朝鮮語約73%、日本語訳60%といわれ、日本語は基本度が低い。なお、漢語は「異なり語数」で最も割合が高く、和語は「延べ語数」で最も割合が高い。
基礎語彙について
これだけ知っていれば、生きていけるとして、選ばれた語で、選んだ人の主観が反映されている。基礎語彙の考え方は、イギリスのオグデン Charles Kay Ogdenが選出した Basic English 1930 がある。オグデンは日常に必要な語を850語選んだ。
日本では、土井光知1933年に「基礎日本語」として1000語の選定をした。
基幹語彙について
上の二つに対して、基幹語彙という考え方を、林四郎氏が提唱している。
基幹語彙とは、ある資料の基幹となる語彙のことで、林氏は国立国語研究所による新聞の語彙調査をもとに、政治、経済、文化などの分野別に使用回数の多い語を取り出した。それぞれの語が複数の分野で出現度の高いものを《深い》としている。そして「幅が広く浅いものを」を基幹度が高いとしています。次は、その、一例。
動詞 いる ある する いう なる つく
指示詞 この これ こう ここ これら
接続詞 しかし そして だから および
語彙量について
次の5つの作品の中で、最も語彙量が多いのはどれ。
異なり語数(全体で、異なる単語がいくつあるか)。
万葉集 枕草子 源氏物語 徒然草 方丈記