現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

てけ、ていけ、てんき

2022-06-26 | ほんとうのところは

良い天気という。悪い天気とは言うか。天気が良いと言えても、天気が悪いとは言えない。良と悪とを対比する意味内容を持たない。
天気に晴天の意味がある。良い天気は一点曇りなき空だろうか。晴天でないときは雲か雨が天を覆うということになるが、それは悪い天気でも何でもない。ただ、空が違って、どう違うか、天候の状態がふつうでない、強風や豪雨やと台風が襲ってきたりしたら、それを悪い天気ということがあっても、悪いどころのことではないのである。

気象庁 予報用語
気象庁気象庁
天気
分野:天気に関する用語
意味:気温、湿度、風、雲量、視程、雨、雪、雷などの気象に関係する要素を総合した大気の状態。
備考:気象庁では国内用として、次の15種類に分けているが、国際的には96種類が決められている。
  快晴、晴れ、薄曇り、曇り、煙霧、砂じんあらし、地ふぶき、霧、霧雨、雨、みぞれ、雪、あられ、ひょう、雷。


デジタル大辞泉
てい‐け【▽天気】
《「てんけ」の「ん」を「い」と表記したもの》空模様。てんき。
「—のことにつけて祈る」〈土佐〉
て‐け【▽天気】
《「てんけ(天気)」の撥音の無表記》天候。てんき。
「—のこと、かぢ取りの心にまかせつ」〈土佐〉
てんき
1 ある場所の、ある時刻の気象状態。気温・湿度・風・雲量などを総合した状態。「―が変わりやすい」「今日は―がよい」
2 晴天。「―が続く」「明日は―になるだろう」
3 天にみなぎる気。
「人事全うして―応ず」〈十善法語〉
4 天子の機嫌。天機。
「―ことに御心よげにうち笑ませ給ひて」〈平家・六〉
[用法]天気・[用法]天候――
「天気(天候)の回復を待つ」などでは相通じて用いられる。◇「天気」は長くても2、3日程度の気象の状態。「朝のうちはいい天気だった」「明日の天気は曇りでしょう」◇また、「天気」には晴天の意もある。「お天気続きで何より」「今度の日曜日、天気だったら山登りに行こう」◇「天候」は数日から数十日の気象状態をまとめていう。「天候不順の折」「去年の夏の天候」◇類似の語に「空模様」がある。「空模様」は多く今日・あすの天気についていう。「あいにくの空模様」「この空模様では明日は雨だね」
類語
気候(きこう) 天候(てんこう) 陽気(ようき) 気象(きしょう)
関連語
日和(ひより) 風土(ふうど) 季候(きこう)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。