使い捨てと保身、という、いわばツノガキに、支えなくした社会、というタイトルである。
それには、社会に支えがなくなったとき、正義もまた滅びる と主張する。
筆者によれば、第1の敗戦はさきの大戦の、軍事的敗戦から、第2の敗戦はバブルの崩壊で、経済的敗戦があった。
そしていま、安心と信頼の敗戦があって、それは第3の敗戦である、ようだ。
大学の教壇に立って若者に向かって問いかける。
人間は使い捨てか、それに半数が手を挙げた。
政治家は使い捨てだと吐いたかつての小泉チルドレンのドン、その直後に、若者が我々だけではなかったと感じたという件があって、そのまた経済効率で人を計る社会が到来し、ふたたび、若者が答える、社会正義と内部告発の講義であった。
それには、200人の学生がいて、名前を出して内部告発する、匿名で情報をリークする、何もしない、とのそれぞれの選択肢に、3人、15人、180人となって分かれた意見に、若者の社会正義についてのとらえ方に、保身を感じて愕然とした筆者の主張のようである。
人生のページ、20141107、中日新聞朝刊、15面。著者は、上田紀行さんである。
それには、社会に支えがなくなったとき、正義もまた滅びる と主張する。
筆者によれば、第1の敗戦はさきの大戦の、軍事的敗戦から、第2の敗戦はバブルの崩壊で、経済的敗戦があった。
そしていま、安心と信頼の敗戦があって、それは第3の敗戦である、ようだ。
大学の教壇に立って若者に向かって問いかける。
人間は使い捨てか、それに半数が手を挙げた。
政治家は使い捨てだと吐いたかつての小泉チルドレンのドン、その直後に、若者が我々だけではなかったと感じたという件があって、そのまた経済効率で人を計る社会が到来し、ふたたび、若者が答える、社会正義と内部告発の講義であった。
それには、200人の学生がいて、名前を出して内部告発する、匿名で情報をリークする、何もしない、とのそれぞれの選択肢に、3人、15人、180人となって分かれた意見に、若者の社会正義についてのとらえ方に、保身を感じて愕然とした筆者の主張のようである。
人生のページ、20141107、中日新聞朝刊、15面。著者は、上田紀行さんである。