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1012 秋晴れ、お祭りの太鼓、どら、ひょうしぎと、にぎやかい。大リーグに日本人投手の対決と中継があるのだから、これまたにぎにぎしい。青空の抜ける、それはまだ太平洋高気圧らしい、せっかくのシベリア高気圧と偏西風は北へ押し上げられて、気温は高めに、夏の名残を秋空に見せるか。2024年のノーベル平和賞はNihonHidankyou、と日本中に響き渡った若き委員長のメッセージだった。
AIによる研究が物理学にツールとして、というので正しいのか、物理であってそうならぬ手法に栄誉が与えられたという、化学賞はどうだったのか、ノーベル賞の授与に画期が訪れているようである。すると、平和賞はどうなるのかと、物理学者か誰かのコメントと前後して文学賞に続いた発表となって、アジア人女性、韓国の作家に続く、というのは日付のこと、日本のヒダンキョーに授与されたのは、AIでもなく、核廃絶を訴え続ける被爆経験者のたゆみない活動であった。被爆国のと言いたいところ、いまの日本のリーダーになろうという人々には核共有国のイメージを隠さない人がいて、それはまた被爆経験者の怒りを買っているようだが、この受賞には先の化学、物理と、文学、平和とノーベル賞委員会の奥行きの広さを感じさせる。
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