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述語と発想  日本語の文法について  その34  述語14

2013-05-24 | 日本語文法
述語と発想  日本語の文法について  その34  述語14

文法の考え方を主語の捉え方にあるとするか、述語にあるとするか、日本語の文法を突き進めると思い合せる。主語述語を文の成分要素としてどちらも必須要素であるとすれば主語述語の考え方は述語動詞に重きが置かれる。主語は絶対として前提にあるのでそれは見方の中心となるからである。どう見るかというのは、主語を見て、主と名付けて言語現象に動詞述語を支配する。第1等格というのもそうだ。

主語をとれば述語をみることになり、主語が必須でなければ述語を中心にして考えるのでこれは必須としてあるはずなのだが、その述語という点では考え方を新たに加える。述語動詞でなくて、日本語でいうところの、動詞述語と形容詞述語であるが、これを述語動詞に準じる捉え方ができるかどうか、ここに日本語の視点がある。それはさらに名詞述語というようなとらえ方があるので、文法論議になる。

文法を伝統的に捉えて文を命題とするなら主語述語は繋辞を持つことになる。それは動詞であるが、主辞賓辞と対立する間に繋辞があるわけである。この繋辞を命題文法では、AはBである というときの ~である とするようである。A、Bのあいだにあるのだから構造上、AはB にあるのは、~は であって、それを ~は~である とするのは、名詞述語を日本語の特徴とする考え方である。AがB といえば、それはあきらかに、判断文であって、同定の表現となるはずだが、それを AはBである の文として説明する。 

この ~は を用いる日本語文は、その語を発する文について、その話し手の ~である という判断に加えて、文また語句を引用する表現であることがわかる。名詞述語文は形容詞述語文、動詞述語文と表現を見比べてみると話し手が、そのように言う、とする働きがある。本がある 赤い本だ 本が赤い色の表紙だ 本は辞書という この表現には話し手のとらえ方が表わされている。日本語の発想がうかがえる。

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