ニュースで取り上げた裏広告が、クロ現でも報じていたので、いわば、乗っ取られた漫画村の、インターネットビジネスとして処理される、巧妙な仕掛けである。広告収入がアクセス数によって取引される。海賊版のマンガ読み放題のサイトであれば、そこにはサービスする側の思惑が働く。
その技術もさることながら、サーバーを追跡しだすと、日本からアメリカ、アリゾナ州、そしてそのオーナーは殺されてしまっているが、その買収機器の先を追うとウクライナに飛んで、漫画の海賊版サイトが、アメリカ、ウクライナ、スウェーデン、これが防弾ホスティングによる秘密の扉の向こうとなる。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180418/k10011408791000.html
海賊版サイト「漫画村」に “裏広告” 大手企業も
4月18日 21時13分
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5万点以上の漫画や雑誌が無断で掲載された海賊版サイト「漫画村」に、国内の複数の大手企業の広告がひそかに「裏広告」として表示される仕掛けが施されていたことがNHKの取材でわかりました。専門家は、こうした裏広告などの広告収入がサイトの運営資金の一部になっていた可能性があるとして、違法なサイトへの広告掲載について対策を呼びかけています。(ネットワーク報道部記者 田辺幹夫)
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掲載されていた広告は、大手銀行や生命保険会社、IT企業やゲーム会社、不動産関連会社などのものでした。漫画村のサイトにアクセスすると、実際には見ていないこうした別サイトの広告が『閲覧された』とカウントされる仕組みで、いわば「裏広告」です。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4118/index.html
クローズアップ現代+「追跡!脅威の”海賊版”漫画サイト」
2018年4月18日(水)
追跡! 脅威の“海賊版”漫画サイト
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ある海賊版サイトの出現が、漫画を窮地に追い込んでいる。その名は「漫画村」。新作を含め5万冊以上の作品をスマホでサクサク無料で読める。10~50代まで幅広い世代が利用し、先月の訪問者数はのべ1億7千万人を突破。前代未聞の事態となっている。
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その後、さらに取材を進めますと、ウクライナのサーバーは、スウェーデンのプロバイダーを介して漫画村の運営者側と契約を結んでいることが、今回、初めて明らかになりました。そのスウェーデンのプロバイダーは「防弾ホスティング」と呼ばれるサービスを提供しているんです。
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なぜ大手企業の広告が出ていたのか。背景には多くの場合、広告主が掲載先を選ぶのではなく、いくつもの広告代理店を経て掲載先が決まるという、ネット広告の仕組みがあります。専門家が裏広告を二重の詐欺だというのは、広告主の大手企業から見ると、悪質な海賊版サイトとは知らずに広告が掲載されたということに加えて、広告は実際には見られていないにも関わらず、広告料を支払わされたということを指しています。取材の結果、漫画村とつながっていたまとめサイト、これは50以上確認できました。多くの大企業が知らないうちに、結果的に、漫画村の運営を資金面で支えていた可能性があるということです。