現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

レジウム

2014-05-03 | 新日本語百科
レジウムという語を、戦後レジウムと用いる。首相が言い出したような用語だが、戦後体制というのを、そのように言い換えるのは、果たして何があるか。アンシャン・レジウムという語を帰国する。レジウムだったか、レジュームだったか、旧体制のことだった。戦後に出来上がった政府の体制や制度とすると日本国憲法、その関連法令、ときの政府、そして国体を意味する言葉として使われているというように解説する。この、国体を戦後体制に考えるというところで、ふと思って、国家の体制に使っているようであるが、国体の護持などと言ったイデオロギーを持つ用語たったはずだが、と考えたりする。さて、この戦後レジウムは、それから脱却する、という用語であった。すると戦後から脱却するという解釈ができそうである。





大辞林 第三版の解説
レジーム【regime】
①制度。政治体制。政権。 → アンシャン-レジーム
②国際レジーム。通商・金融などの特定問題領域に対して各国が同意した上で行動のルールや紛争の処理方法を定める制度。


世界大百科事典 第2版の解説
アンシャン・レジーム【Ancien Régime】
アンシャン・レジームとは,フランス語で〈旧体制〉を意味する表現だが,フランス革命が産み落とした新しい社会と対比しつつ,革命によって打倒された旧来の社会体制を,こう呼んだものである。最初にこのように名づけたのは,新しいフランスの誕生に歓喜した革命の世代であり,彼らは,先立つ過去のいっさいを〈旧体制〉の名の下に断罪したのであった。やがて19世紀半ば,トックビルが《アンシャン・レジームと革命》(1856)と題する名著を著し,さらにテーヌが《現代フランスの起源》6巻(1875‐93)において,革命を間にはさむ〈旧体制〉と〈新体制〉の断絶を説くに及んで,学問上の用語としても市民権をえた。

[アンシャン・レジーム]
 16世紀から革命までの約3世紀を,今日の歴史学は,アンシャン・レジームと呼ぶ。これは,いうまでもなく,革命以後の新体制に対して旧体制を意味する語であるが,必ずしも否定的な意味合いでのみ用いられるのではない


新語時事用語辞典
戦後レジーム
読み方:せんごレジーム
別名:戦後体制

戦争が終結した後の国家の体制を指す語。特に、日本が太平洋戦争で敗戦した後に築かれた政治・社会上の諸々の体制を指す語。

日本の戦後の体制という意味での戦後レジームは、安倍晋三・第90代内閣総理大臣(当時)により用いられた。戦後レジームの意味・具体的内容は、2007年の国会答弁によれば、戦後の「憲法を頂点とした、行政システム、教育、経済、雇用、国と地方の関係、外交・安全保障などの基本的枠組み」とされる。

2006年に成立し2007年に解散した安倍晋三内閣は「戦後レジームからの脱却」をスローガンの一つとして掲げ、21世紀の時代に付いていけなくなっている諸体制を大胆に改革することの必要性を説いた。

なお「レジーム」はフランス語に由来する語で、(政治)体制、政権、といった意味を持つ。「アンシャン・レジーム」(ancien régime)のように、1個の用語を成す場合に用いられることが多い。なお、安倍晋三が「戦後レジーム」という用語を使用した際は、カタカナ語をむやみに使用していると批判する見解も見られた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。