現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

日本語文法文章論 バナナの輪

2014-05-03 | 日本語文法文章論
日本語文章論の解析である。
話題は、バナナの輪についてである。

バナナの象徴がサルであり、それを投げつける偏見にあるのは、なにか。
文章は、朝日新聞コラム、天声人語20140504、バナナの輪である。

サッカーゲーム上で起こった差別を表す行為に選手が意思表示し、そのネットの輪が広がる。
それをバナナの輪として、差別を許さない訴えが世界に広まる。

主格主語の文は現象、行為、事件を記述し、主題主語の文に評やの意見が述べられる文章構成である。
バナナの輪と引用される。
自由の敵、排除、民主主義と権力を論じて、戦う民主制を述べる。





  「バナナの輪」が  観客が
選手は
  クールな態度が
ネイマール選手は
元日本代表監督のジーコさんやインテル・ミラノの長友佑都選手も
広がり方は
この世界には
  希望が

  横断幕が 貼り紙が
ヘイトスピーチの当事者は
  憲法が
差別は
ドイツは
自由の敵には
ヘイトスピーチは
姿勢は

そこには
  誰が  権力が
日本国憲法は
排除は
敵にまず立ち向かわなければならないのは


広がる「バナナの輪」
2014年5月3日05時00分

 「バナナの輪」が世界に広がっている。先月末、サッカー・スペインリーグの試合で、観客がブラジル人選手に向けてバナナを投げ込んだ。サル扱いを意味する侮辱であり、人種差別である

当の選手はこともなげに拾って皮をむき、一口ほおばって競技を続けた。そのクールな態度が称賛を呼んだ。ブラジルのスター、ネイマール選手はバナナを手にした自分の画像をネットに掲げ、「俺たちは皆サルだ」と書いて抗議の意思を示した

元日本代表監督のジーコさんやインテル・ミラノの長友佑都(ゆうと)選手も輪に加わった。誰に指図されたのでもないだろう。差別反対を訴えるうねりの、あっという間の広がり方は爽快ですらある。この世界にはまだ希望があると感じさせる

最近の我が世相を顧みる。サッカー競技場に「日本人のみ」の横断幕が出現した。四国の遍路道でも外国人排斥の貼り紙が現れた。ヘイトスピーチの当事者は、憲法が保障する表現の自由を盾に正当性を主張する

もとより差別は自由を奪う。例えばナチスの記憶を受け継ぐドイツは、自由の敵には自由を与えない。ヘイトスピーチは法で罰せられる。不寛容を許さない姿勢は「たたかう民主制」と呼ばれる

ただ、そこには、誰が敵かを権力が恣意(しい)的に決める危険性も潜む。だから、日本国憲法は自由の敵を初めから排除はしていない。この場合、敵にまず立ち向かわなければならないのは社会であり、個々人ということになる。そう、あのバナナの輪のように。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。