みどりの日、日本の国民の祝日の一つ。
5月4日。
1989年、平成元年から、2006年、平成18年までは4月29日であったが、 国民の祝日に関する法律、昭和23年7月20日法律第178号、第2条によれば、自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむことを趣旨としている、となるが、これは注意しないと、昭和23年からそうであったわけではない。
>1989年の昭和天皇の死去に伴い,4月 29日の天皇誕生日がみどりの日に制定された。 2005年国民の祝日に関する法律が改正され,2007年より4月 29日は昭和の日に,みどりの日は5月4日に変更された。ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - みどりの日の用語解説 。
ちなみに、由来説明には、有識者をメンバーとする機関で、昭和天皇は植物に造詣が深く、自然をこよなく愛されたことから、緑にちなんだ名がふさわしい、という趣旨の意見であったと言う。
さて、その、みどり について、この語はなんであったか。
http://japanknowledge.com/psnl/display/?lid=200204071863O0qiOka5
みどり【緑・翠・碧・青】
【緑】(リョク・ロク)「みどり」系の色。「緑化」「緑茶」「緑青」「新緑」 髪でつやのある黒色、つやつやしたくろ。「緑髪」 転じて、生まれたばかりであること。生後まもないこと。「緑児(みどりご)」《古みどり》
【翠】(スイ)カワセミ。転じて、カワセミの羽の色のような光沢のあるみどり。「翠雨」「翠黛」「翠嵐」「翡翠」《古みとり・あをし》
【碧】(ヘキ)あおく美しい玉。転じて、青色。また、あおみどり。「みどり」系の色。「紺碧」「碧玉」《古みどり・あをし・あをたま・しづのみどり》
【青】(セイ・ショウ)「あお」系の色。「青天」「青山」「紺青」「青空(あおぞら)」 また、交通信号などで「みどり」系の色。《古あをし》
語源説
(1)ソニトリイロ(翠鳥色)の略転〔雅言考・菊池俗言考・大言海〕。
(2)ミヅイロ(水色)の略転〔国語の語根とその分類=大島正健・日本語原学=林甕臣・大言海〕。
(3)ミヅヲリ(水居)の義〔日本語原学=林甕臣〕。
(4)ミヅトリ(水鳥)の義〔名言通〕。
(5)水気の潔き色の意〔言葉の根しらべ=鈴江潔子〕。
(6)ミトリ(水取)の意〔紫門和語類集〕。
(7)メテリ(芽出)の義〔言元梯〕。芽出るの意から〔琉球古今記=伊波普猷〕。メ(芽)の派生語か〔日本古語大辞典=松岡静雄〕。
(8)ミヅ(雅)の語から。雅は若き意〔海録〕。
(9)マキ、トモ、レリの反。マキは常葉木の意〔名語記〕。
(10)ミトマリ(実留)の転〔紫門和語類集〕。
日本国語大辞典、用例。
*万葉集〔8C後〕一〇・二一七七「春は萌え夏は緑(みどり)に紅の綵色(まだら)に見ゆる秋の山かも〈作者未詳〉」
*古今和歌集〔905〜914〕春上・二五「わがせこが衣春雨ふるごとに野辺のみとりぞ色まさりける〈紀貫之〉」
*南海寄帰内法伝平安後期点〔1050頃〕二「桑の皴(かは)の青く緑(ミトリ)なる、正しく是れ遮絛なり」
*書陵部本類聚名義抄〔1081頃〕「碧 ミドリ」
*長秋詠藻〔1178〕上「ながめするみどりのそらもかき曇りつれづれまさる春雨ぞふる」
*中華若木詩抄〔1520頃〕上「門前に柳を栽てあるが、春雨の中に緑がのぶるほどに、みすみす柳も枝葉がのびて」
*羅葡日辞書〔1595〕「Cûrruda 〈略〉アル イバラノmidori (ミドリ)」
*書言字考節用集〔1717〕六「緑 ミドリ〔勻会〕青黄色。東方之間色、碧 ミドリ〔勻会〕深青色、翠 ミドリ〔勻会〕青羽曰翠」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Midorino (ミドリノ) ウミ。ヒロク フカキ ウミ」
*洒落本・孔雀そめき〔1789〜1801〕自叙「いろのみどりを禿の名によべる子の日の松の太夫しょくとて」
*雑俳・柳多留‐五九〔1812〕「ちっと見ぬ内に緑が松と成」
*人情本・春色梅美婦禰〔1841〜42頃〕初・五回「緑を願ひし黒髪を、捨て衣を墨染に」
*内地雑居未来之夢〔1886〕〈坪内逍遙〉五「色あくまでも白うして、緑(ミドリ)のたばね髪と相映ず」
*邪宗門〔1909〕〈北原白秋〉青き花・青き花「そは暗きみどりの空に むかし見し幻なりき」
*千曲川のスケッチ〔1912〕〈島崎藤村〉一・学生の家「右にも左にも麦畠がある。風が来ると、緑の波のやうに動揺する」
みどり【緑/翠】の意味 - 国語辞書 - goo辞書 による。
みどり【緑/×翠】
104937.jpg
#3eb370
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/212665/m0u/
《元来、新芽の意で、そこから色名に転じたといわれる》
1 色の名。青と黄色の中間色。
㋐草木の葉の色。また、草木。特に新緑のころのものをいう。「一面の―」《季 夏》「満目の―に坐る主かな/虚子」
㋑海水のような深い藍色。碧(へき)。「―の大海原(うなばら)」
㋒黒くつややかな色。多く毛髪にいう。→緑の黒髪
2 新芽。特に、松の新芽。若緑。松の芯。
3 緑色の草木、植物。転じて、自然。「―豊かな土地」「―を守れ」
グリーン エメラルドグリーン ⇒類語辞書で詳しい使い方を調べる
黄緑(きみどり) 深緑(ふかみどり) 浅緑(あさみどり)
みどりいし【緑石】
イシサンゴ目ミドリイシ科の腔腸(こうちょう)動物。浅海の岩礁に付着して平板状の群体を形成し、サンゴ礁をつくる。同科にはエダミドリイシなども含まれ、造礁サンゴの主要群。日本では房総半島以南に分布。
みどりがめ【緑亀】
アメリカ産のヌマガメ科のアカミミガメなどの子ガメ。背甲が緑がかった色で斑紋が美しいが成長につれて色彩があせる。ペットとされる。
みどりご【緑児/嬰児】
《古くは「みどりこ」》生まれたばかりの赤ん坊。また、3歳くらいまでの幼児。
みどりざる【緑猿】
サバンナモンキーのこと。体色が緑色がかっているのでいう。
みどりしじみ【緑小灰蝶】
シジミチョウ科のチョウ。翅(はね)は雄では表面が緑色で外縁に黒色の帯があり、雌では黒褐色で前翅中央に紫色部分がある。幼虫はハンノキ類の新芽や若葉を食べる。ゼフィルスとよばれるものの一。
みどりナンバー【緑ナンバー】
緑地に白色の文字で示されたナンバープレート。また、それをつけることから、業務用自動車のこと。
みどりのいと【緑の糸】
緑色の柳の細い枝。
「あをやぎの―をくり返しいくらばかりの春をへぬらむ」〈拾遺・賀〉
みどりのおばさん【緑のおばさん】
《緑色の服装をしていたところから》小学校児童を交通事故から守るため、登・下校時に誘導する女性の通称。学童交通擁護員。
みどりのカーテン【緑のカーテン】
窓の外に、アサガオやヘチマなどのつる性の植物をすき間なく植えて、幕のように繁らせたもの。繁った葉が直射日光をさえぎり、また蒸散によって発生した水蒸気が打ち水のような効果をもたらすため、夏でも室内の温度の上昇を抑えることができる。グリーンカーテン。
みどりのかくめい【緑の革命】
1960年代に進められた稲・小麦などの多収量品種の開発と、その導入によってもたらされた開発途上国における農業技術の革新。
みどりのかみ【緑の髪】
《「翠髪(すいはつ)」「緑髪(りょくはつ)」を訓読みにした語》つやのある美しい黒髪。緑の黒髪。
みどりのくろかみ【緑の黒髪】
黒くつやのある女性の美しい髪。
みどりのころも【緑の衣】
緑色の衣服。六位の官人が朝服に着用した、深い縹色(はなだいろ)の袍(ほう)。りょくい。
みどりのしゅうかん【緑の週間】
緑化推進を目的に毎年設けられる4月23~29日の1週間。《季 春》
みどりのすず【緑の鈴】
キク科の常緑の蔓植物(つるしょくぶつ)。葉は多肉で球状となり、細い茎に互生して連なる。花は小さく、白色。アフリカ南部に分布。吊り鉢などで楽しむ。グリーンネックレス。
みどりのそで【緑の袖】
《六位の者が緑の衣(ころも)を着ていたところから》六位の異称。→位階
みどりのとう【緑の党】
環境保護を主張する政党に多く使われる党名。1979年の西ドイツ(当時)を皮切りに、欧米を中心に各国で次々と結党された。多く、環境保護のほか反原発・女性解放などの主張も共通する。ドイツではその後、1983年に連邦議会に進出。1998年に社会民主党との連立で与党となった。
みどりのないじゅ【緑の内需】
⇒グリーンニューディール
みどりのはね【緑の羽根】
国土緑化運動の一環として緑の週間に行われる募金運動。また、その献金者に協力のしるしとして渡す、緑に染めた羽根。《季 春》
みどりのひ【みどりの日】
国民の祝日の一。5月4日。もとは4月29日。自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日。平成元年(1989)に制定。
みどりのほら【緑の洞】
《仙人が住む洞の意から》上皇の御所。霞(かすみ)の洞。仙洞(せんとう)。
「―、花香ばしきあした」〈新古今・仮名序〉
みどりのまどぐち【みどりの窓口】
JRで特急券・座席指定券・寝台券などを予約・販売する駅の窓口。昭和39年(1964)新幹線開業時に開設。
みどりむし【緑虫】
鞭毛(べんもう)虫類の原生動物。また、ミドリムシ植物としても分類される。淡水に分布し、単細胞で体は長楕円形をし、体長0.3ミリほど。鞭毛をもち、運動するが、体内に細胞壁はなく、葉緑体を含んでいて光合成を行う。有機物の多い池沼で大発生し、水を緑色にする。ユーグレナ。
5月4日。
1989年、平成元年から、2006年、平成18年までは4月29日であったが、 国民の祝日に関する法律、昭和23年7月20日法律第178号、第2条によれば、自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむことを趣旨としている、となるが、これは注意しないと、昭和23年からそうであったわけではない。
>1989年の昭和天皇の死去に伴い,4月 29日の天皇誕生日がみどりの日に制定された。 2005年国民の祝日に関する法律が改正され,2007年より4月 29日は昭和の日に,みどりの日は5月4日に変更された。ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - みどりの日の用語解説 。
ちなみに、由来説明には、有識者をメンバーとする機関で、昭和天皇は植物に造詣が深く、自然をこよなく愛されたことから、緑にちなんだ名がふさわしい、という趣旨の意見であったと言う。
さて、その、みどり について、この語はなんであったか。
http://japanknowledge.com/psnl/display/?lid=200204071863O0qiOka5
みどり【緑・翠・碧・青】
【緑】(リョク・ロク)「みどり」系の色。「緑化」「緑茶」「緑青」「新緑」 髪でつやのある黒色、つやつやしたくろ。「緑髪」 転じて、生まれたばかりであること。生後まもないこと。「緑児(みどりご)」《古みどり》
【翠】(スイ)カワセミ。転じて、カワセミの羽の色のような光沢のあるみどり。「翠雨」「翠黛」「翠嵐」「翡翠」《古みとり・あをし》
【碧】(ヘキ)あおく美しい玉。転じて、青色。また、あおみどり。「みどり」系の色。「紺碧」「碧玉」《古みどり・あをし・あをたま・しづのみどり》
【青】(セイ・ショウ)「あお」系の色。「青天」「青山」「紺青」「青空(あおぞら)」 また、交通信号などで「みどり」系の色。《古あをし》
語源説
(1)ソニトリイロ(翠鳥色)の略転〔雅言考・菊池俗言考・大言海〕。
(2)ミヅイロ(水色)の略転〔国語の語根とその分類=大島正健・日本語原学=林甕臣・大言海〕。
(3)ミヅヲリ(水居)の義〔日本語原学=林甕臣〕。
(4)ミヅトリ(水鳥)の義〔名言通〕。
(5)水気の潔き色の意〔言葉の根しらべ=鈴江潔子〕。
(6)ミトリ(水取)の意〔紫門和語類集〕。
(7)メテリ(芽出)の義〔言元梯〕。芽出るの意から〔琉球古今記=伊波普猷〕。メ(芽)の派生語か〔日本古語大辞典=松岡静雄〕。
(8)ミヅ(雅)の語から。雅は若き意〔海録〕。
(9)マキ、トモ、レリの反。マキは常葉木の意〔名語記〕。
(10)ミトマリ(実留)の転〔紫門和語類集〕。
日本国語大辞典、用例。
*万葉集〔8C後〕一〇・二一七七「春は萌え夏は緑(みどり)に紅の綵色(まだら)に見ゆる秋の山かも〈作者未詳〉」
*古今和歌集〔905〜914〕春上・二五「わがせこが衣春雨ふるごとに野辺のみとりぞ色まさりける〈紀貫之〉」
*南海寄帰内法伝平安後期点〔1050頃〕二「桑の皴(かは)の青く緑(ミトリ)なる、正しく是れ遮絛なり」
*書陵部本類聚名義抄〔1081頃〕「碧 ミドリ」
*長秋詠藻〔1178〕上「ながめするみどりのそらもかき曇りつれづれまさる春雨ぞふる」
*中華若木詩抄〔1520頃〕上「門前に柳を栽てあるが、春雨の中に緑がのぶるほどに、みすみす柳も枝葉がのびて」
*羅葡日辞書〔1595〕「Cûrruda 〈略〉アル イバラノmidori (ミドリ)」
*書言字考節用集〔1717〕六「緑 ミドリ〔勻会〕青黄色。東方之間色、碧 ミドリ〔勻会〕深青色、翠 ミドリ〔勻会〕青羽曰翠」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Midorino (ミドリノ) ウミ。ヒロク フカキ ウミ」
*洒落本・孔雀そめき〔1789〜1801〕自叙「いろのみどりを禿の名によべる子の日の松の太夫しょくとて」
*雑俳・柳多留‐五九〔1812〕「ちっと見ぬ内に緑が松と成」
*人情本・春色梅美婦禰〔1841〜42頃〕初・五回「緑を願ひし黒髪を、捨て衣を墨染に」
*内地雑居未来之夢〔1886〕〈坪内逍遙〉五「色あくまでも白うして、緑(ミドリ)のたばね髪と相映ず」
*邪宗門〔1909〕〈北原白秋〉青き花・青き花「そは暗きみどりの空に むかし見し幻なりき」
*千曲川のスケッチ〔1912〕〈島崎藤村〉一・学生の家「右にも左にも麦畠がある。風が来ると、緑の波のやうに動揺する」
みどり【緑/翠】の意味 - 国語辞書 - goo辞書 による。
みどり【緑/×翠】
104937.jpg
#3eb370
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/212665/m0u/
《元来、新芽の意で、そこから色名に転じたといわれる》
1 色の名。青と黄色の中間色。
㋐草木の葉の色。また、草木。特に新緑のころのものをいう。「一面の―」《季 夏》「満目の―に坐る主かな/虚子」
㋑海水のような深い藍色。碧(へき)。「―の大海原(うなばら)」
㋒黒くつややかな色。多く毛髪にいう。→緑の黒髪
2 新芽。特に、松の新芽。若緑。松の芯。
3 緑色の草木、植物。転じて、自然。「―豊かな土地」「―を守れ」
グリーン エメラルドグリーン ⇒類語辞書で詳しい使い方を調べる
黄緑(きみどり) 深緑(ふかみどり) 浅緑(あさみどり)
みどりいし【緑石】
イシサンゴ目ミドリイシ科の腔腸(こうちょう)動物。浅海の岩礁に付着して平板状の群体を形成し、サンゴ礁をつくる。同科にはエダミドリイシなども含まれ、造礁サンゴの主要群。日本では房総半島以南に分布。
みどりがめ【緑亀】
アメリカ産のヌマガメ科のアカミミガメなどの子ガメ。背甲が緑がかった色で斑紋が美しいが成長につれて色彩があせる。ペットとされる。
みどりご【緑児/嬰児】
《古くは「みどりこ」》生まれたばかりの赤ん坊。また、3歳くらいまでの幼児。
みどりざる【緑猿】
サバンナモンキーのこと。体色が緑色がかっているのでいう。
みどりしじみ【緑小灰蝶】
シジミチョウ科のチョウ。翅(はね)は雄では表面が緑色で外縁に黒色の帯があり、雌では黒褐色で前翅中央に紫色部分がある。幼虫はハンノキ類の新芽や若葉を食べる。ゼフィルスとよばれるものの一。
みどりナンバー【緑ナンバー】
緑地に白色の文字で示されたナンバープレート。また、それをつけることから、業務用自動車のこと。
みどりのいと【緑の糸】
緑色の柳の細い枝。
「あをやぎの―をくり返しいくらばかりの春をへぬらむ」〈拾遺・賀〉
みどりのおばさん【緑のおばさん】
《緑色の服装をしていたところから》小学校児童を交通事故から守るため、登・下校時に誘導する女性の通称。学童交通擁護員。
みどりのカーテン【緑のカーテン】
窓の外に、アサガオやヘチマなどのつる性の植物をすき間なく植えて、幕のように繁らせたもの。繁った葉が直射日光をさえぎり、また蒸散によって発生した水蒸気が打ち水のような効果をもたらすため、夏でも室内の温度の上昇を抑えることができる。グリーンカーテン。
みどりのかくめい【緑の革命】
1960年代に進められた稲・小麦などの多収量品種の開発と、その導入によってもたらされた開発途上国における農業技術の革新。
みどりのかみ【緑の髪】
《「翠髪(すいはつ)」「緑髪(りょくはつ)」を訓読みにした語》つやのある美しい黒髪。緑の黒髪。
みどりのくろかみ【緑の黒髪】
黒くつやのある女性の美しい髪。
みどりのころも【緑の衣】
緑色の衣服。六位の官人が朝服に着用した、深い縹色(はなだいろ)の袍(ほう)。りょくい。
みどりのしゅうかん【緑の週間】
緑化推進を目的に毎年設けられる4月23~29日の1週間。《季 春》
みどりのすず【緑の鈴】
キク科の常緑の蔓植物(つるしょくぶつ)。葉は多肉で球状となり、細い茎に互生して連なる。花は小さく、白色。アフリカ南部に分布。吊り鉢などで楽しむ。グリーンネックレス。
みどりのそで【緑の袖】
《六位の者が緑の衣(ころも)を着ていたところから》六位の異称。→位階
みどりのとう【緑の党】
環境保護を主張する政党に多く使われる党名。1979年の西ドイツ(当時)を皮切りに、欧米を中心に各国で次々と結党された。多く、環境保護のほか反原発・女性解放などの主張も共通する。ドイツではその後、1983年に連邦議会に進出。1998年に社会民主党との連立で与党となった。
みどりのないじゅ【緑の内需】
⇒グリーンニューディール
みどりのはね【緑の羽根】
国土緑化運動の一環として緑の週間に行われる募金運動。また、その献金者に協力のしるしとして渡す、緑に染めた羽根。《季 春》
みどりのひ【みどりの日】
国民の祝日の一。5月4日。もとは4月29日。自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日。平成元年(1989)に制定。
みどりのほら【緑の洞】
《仙人が住む洞の意から》上皇の御所。霞(かすみ)の洞。仙洞(せんとう)。
「―、花香ばしきあした」〈新古今・仮名序〉
みどりのまどぐち【みどりの窓口】
JRで特急券・座席指定券・寝台券などを予約・販売する駅の窓口。昭和39年(1964)新幹線開業時に開設。
みどりむし【緑虫】
鞭毛(べんもう)虫類の原生動物。また、ミドリムシ植物としても分類される。淡水に分布し、単細胞で体は長楕円形をし、体長0.3ミリほど。鞭毛をもち、運動するが、体内に細胞壁はなく、葉緑体を含んでいて光合成を行う。有機物の多い池沼で大発生し、水を緑色にする。ユーグレナ。