中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
理科の勉強の仕方
理科は、知識が中心となる生物や地学の範囲と計算が必要な物理、化学の範囲とに大別できます。といっても物理や化学の範囲でも知識は必要になります。社会もそうですが、知識は覚えなければならないもので
「そんなの、社会に出たって役に立たない!」
と捨ててしまってはいけないのです。
さて、知識の覚え方については、社会の方で述べるとして、原理の理解から始めましょう。
例えば、天体について考えてみましょう。
月の公転周期は27.3日、満ち欠けの周期は29.5日です。
さて、この周期は覚えるしかありません。でも満ち欠けの原理は、理論的に説明できないといけませんから、周期のように簡単にはいきませんね。
これは図を書いて、例えば右から太陽があたったら、影はどうできるから、ここから見ればこの月は三日月で…というような説明ができなければならないのです。これはなかなか徹底できませんでした。だから月の満ち欠けでも6年生のときで平均年4回か5回くらいは説明したでしょうか。そういうものなので、繰り返して勉強させてください。子供が先生になったつもりで説明する練習をさせるとよく覚えるようです。
こういう理論的な説明は、習った方が早いので、塾で教えてもらって、それを復習するというやり方が効果的でしょう。簡単にポイントを説明する技術は、塾がすでに持っているノウハウですから、それを使わない手はありません。
で、このような復習中心の学習をまずやります。ところが、これだけでは点数はとれません。やはり問題練習をこなさないといけないのです。ただ中学入試の場合は、あまり心配いりません。理科の問題はやはり出るものが限られます。これは算数と違って非常に、勉強しやすいと思います。単元ごとに入試問題を整理してみると、似たような問題が並びます。出題の先生方はそれなりに工夫されていますが、でも、範囲が限られていますから、おのずと限界があるのです。ですから、問題をやっていくうちに、子供たちもよく出る範囲を何回も繰り返すことになり、広範囲だと思っていた理科の範囲が以外に小さいということに気がつくはずです。
入試は、よく出る問題があります。これはみんなができる問題ですから、落としてはいけないので、そういう範囲を集中して学習してください。
次は計算問題です。最近は、少し少なくなってきました。力学の範囲が狭くなったことも原因でしょう。これも、やはりよく出る範囲が決まっています。しかも、やり方も決まっていますから、似たような問題を繰り返せば、習得できます。ここは算数と違ってパターンで学習した方が効果的です。
例えば、中和の問題はアルカリ性である水酸化ナトリウム水溶液を固定するか、酸性の塩酸を固定するかしかありません。水酸化ナトリウム水溶液を固定する場合は、いくら塩酸を入れても蒸発してしまいますから、残る固体は変わりません。すべて食塩です。逆に塩酸を固定すると、固体の増え方が途中で変化します。そして残る固体は水酸化ナトリウムと食塩がまじったものになります。このどちらかが出題されるのですから、それぞれの解き方をパターンとして覚えてしまった方が早いのです。
振り子の問題も最近よく出題されますが、振り子の周期は支点からの距離によって変化し、おもりの重さは関係ありません。ですから、距離以外の要素はすべて排除できるので、これもパターンで覚えることができます。
このようなノウハウは各進学塾が熱心に教えてくれますから、そのポイントを整理しておくことが重要です。こればかりは、参考書には載っていないので、うまくいかないときは理科の先生に相談されることが、一番でしょう。
ポイント
理論の説明は塾で習う。復習中心主義。
出題されるものは決まっている。直前は問題集で。
パターンを覚えよう。
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「そんなの、社会に出たって役に立たない!」
と捨ててしまってはいけないのです。
さて、知識の覚え方については、社会の方で述べるとして、原理の理解から始めましょう。
例えば、天体について考えてみましょう。
月の公転周期は27.3日、満ち欠けの周期は29.5日です。
さて、この周期は覚えるしかありません。でも満ち欠けの原理は、理論的に説明できないといけませんから、周期のように簡単にはいきませんね。
これは図を書いて、例えば右から太陽があたったら、影はどうできるから、ここから見ればこの月は三日月で…というような説明ができなければならないのです。これはなかなか徹底できませんでした。だから月の満ち欠けでも6年生のときで平均年4回か5回くらいは説明したでしょうか。そういうものなので、繰り返して勉強させてください。子供が先生になったつもりで説明する練習をさせるとよく覚えるようです。
こういう理論的な説明は、習った方が早いので、塾で教えてもらって、それを復習するというやり方が効果的でしょう。簡単にポイントを説明する技術は、塾がすでに持っているノウハウですから、それを使わない手はありません。
で、このような復習中心の学習をまずやります。ところが、これだけでは点数はとれません。やはり問題練習をこなさないといけないのです。ただ中学入試の場合は、あまり心配いりません。理科の問題はやはり出るものが限られます。これは算数と違って非常に、勉強しやすいと思います。単元ごとに入試問題を整理してみると、似たような問題が並びます。出題の先生方はそれなりに工夫されていますが、でも、範囲が限られていますから、おのずと限界があるのです。ですから、問題をやっていくうちに、子供たちもよく出る範囲を何回も繰り返すことになり、広範囲だと思っていた理科の範囲が以外に小さいということに気がつくはずです。
入試は、よく出る問題があります。これはみんなができる問題ですから、落としてはいけないので、そういう範囲を集中して学習してください。
次は計算問題です。最近は、少し少なくなってきました。力学の範囲が狭くなったことも原因でしょう。これも、やはりよく出る範囲が決まっています。しかも、やり方も決まっていますから、似たような問題を繰り返せば、習得できます。ここは算数と違ってパターンで学習した方が効果的です。
例えば、中和の問題はアルカリ性である水酸化ナトリウム水溶液を固定するか、酸性の塩酸を固定するかしかありません。水酸化ナトリウム水溶液を固定する場合は、いくら塩酸を入れても蒸発してしまいますから、残る固体は変わりません。すべて食塩です。逆に塩酸を固定すると、固体の増え方が途中で変化します。そして残る固体は水酸化ナトリウムと食塩がまじったものになります。このどちらかが出題されるのですから、それぞれの解き方をパターンとして覚えてしまった方が早いのです。
振り子の問題も最近よく出題されますが、振り子の周期は支点からの距離によって変化し、おもりの重さは関係ありません。ですから、距離以外の要素はすべて排除できるので、これもパターンで覚えることができます。
このようなノウハウは各進学塾が熱心に教えてくれますから、そのポイントを整理しておくことが重要です。こればかりは、参考書には載っていないので、うまくいかないときは理科の先生に相談されることが、一番でしょう。
ポイント
理論の説明は塾で習う。復習中心主義。
出題されるものは決まっている。直前は問題集で。
パターンを覚えよう。
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