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急ぐ子

ミスをするのには、いくつか原因がありますが、急ぐ子も、ミスを犯しやすい。

土台、なぜそんなに急いでやる必要があるのか、ふと疑問に思うこともあるのですが、とにかくせっかちにいろいろ進み、そして間違える。

「わか、わかった!」

といって、答えを持ってくるとだいたいが途中までで考えが止まっている。あるいは、問題の条件に合っていない。

「ちがうな。」
「え、うそー!」

と言いながらも、また戻って、1分もたたないうちに

「わかった!」

とやる。

説明を聞いていても、途中からムズムズしだし、自分で解き始める。

「ちょっと、待て。まずは最後まで聞きなさい。」

というのだが、心、もうここにあらず。

どうしてこうなったのか、とお母さんと話をしてみても、特段理由がなさそうですが、私にはふと思い当たることがある。

それは小さいとき、何でも「早くできた」ときに褒められた経験が多いのではないか、と思うのです。

「えー、すごいねえ、もうできたの」

そういう言われてうれしくない子どもはいません。当然、そういう経験をまたしたいと思う。だから急ぐ。

しかし、小さい時と今はちょっと違う。問題も難しいし、何より「正解」でないとうまくない。

中学受験を始めたら、そろそろ「急ぎの虫」は卒業して、最後まで解き上げる、工夫をすることだと思います。中学受験ではなにより「ていねい」なことが大事なのですから。

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