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小作文、練習のすすめ

最近は記述の問題が増えてきて、また作文を入試に課す学校もありますから、作文の練習はしておかないといけないわけですが、普段はなかなかできないでしょう。

実際に、記述の問題の練習をしっかりやるのは、過去問をやり始めてから、というケースも多いのですが、書きなれていないとこの練習が苦痛になります。

で、お勧めしたいのが小作文。

私は時々、授業でやっていました。

子どもたちに200字の原稿用紙を渡す。これは200字が良いのです。B5ぐらいのサイズだと、ちょうどノート1ページ分ぐらい。

で、お題を出します。

題は、いろいろ。例えば「好きな食べ物」「春を感じるとき」「最近、びっくりしたこと」「朝いちばんにやること」などなど。

書く時間は15分程度。入試が迫ってくると、10分以内という条件をつける場合もありますが、今のところは時間はまあ気にせず、テーマに合った内容を160字以上200字以内で書いてもらいます。

書いたら、集めておしまい。

採点は表記上の間違いや、表現でおかしいところを直す程度。きれいにまとまっていれば、点数が高くなります。内容は特に採点の対象ではありません。

何が目的なのかというと2点あります。

1つは文章を書きなれること。あるテーマを出されて、それを200字にまとめる。特に何かを訴えたい、ということがなくてもいいが、しかしそれについて書かないといけない。「好きな食べ物」とか「朝いちばんにやること」は本人がわかっていることなので、それをどう文章にまとめるか、ということを実行してもらいます。

もうひとつは表記を直すこと。原稿用紙の使い方に始まって、句点、読点を打つ場所、敬体と常体の表現の混在、送り仮名の間違い、などを直していきます。実は、書かせてみると「間違って覚えていること」を発見できるのです。

子どもたちも結構、勘違いして覚えていることが多い。これが未然に防げるので、表記の添削は欠かせないところです。

これは、ご家庭でもできることですから、ぜひお勧めしたい。

それに、この作文はとっておく価値があります。子どもが大きくなったとき、「こんな時期もあったのよ」と言えますから。

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