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しつけとセルフコントロール

しつけということばが持つニュアンスがなんとなく、封建的な色合いを持っているからでしょうか。

もっと自由に、とか、もっとのびのびと、なんて感覚があるのかもしれません。

しかし「しつけ」は大事にしないといけない。

がまんさせる、というところはがまんさせる。いけないことは、いけないこととはっきりさせる。

しつけは子ども本人のセルフコントロールにつながります。

私はよく、6年生に

「今年はがまんしなければいけない年だ。」

と話をしました。例えば、遊びたい、ゲームもやりたい、サッカーもやりたい、でも受験もやるんだ、はなかなか難しい。

それぞれが持っている時間は限られていますから、どうしても何らかのがまんをしないといけない。

これはセルフコントロールです。

だから、やはりゲームに手を出すのはやめないといけないが、そこがなかなか難しい。つい、やってしまう。

別に、全面的に禁止せずとも、セルフコントロールができればいいのです。

ただゲームの場合は、なかなか難しいので6月から入試まで「ゲーム禁止令」をよく出していましたっけ。

しかし、結局のところ、「何が自分にとって今は大事か」がわかってくると、次第にセルフコントロールができるようになってくる。このセルフコントロールは、子どもの能力開発の原動力になります。

自分は何ができるようになればいいか、そのために何を練習すればいいか、そういうことがわかってきて、積み重ねるようになる。この積み重ねにも当然がまんが必要なのですが、それができるからこそ、力がついてくる、というところがある。

がまんせず、練習を積み重ねられなければ、なかなかできるようにはならないのです。

良く受験ではモチベーションが大事だ、という話をしますが、実はセルフコントロールできないと、モチベーションがあってもなかなか前に進まないのです。

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