中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
何かを見つける6年間
中学受験が終わり、6年一貫校に行くと、お母さんたちは
「次は大学受験ね」
と思われるかもしれません。しかし、その前に大事なステップがあります。それは
「将来何をするために、何を勉強するの?」
という問題。中学受験や高校受験はある意味、みんな同じ勉強をする。中学受験は算数、国語、理科、社会。高校受験は私立だと数学、国語、英語。
しかし、大学受験は理系、文系に分かれ、大学によって受験する科目も違うし、本人の嗜好によって理科も物理・化学を選ぶこともいれば、それをさけて生物にすることもある。
その元は
「将来何をするために、何を勉強するか」
ということが決まらないといけない。
わかりやすい話でいえば、医者になって、脳外科をやろう、ということになれば、まず医学部に入らないといけない。ではどの大学に入るか、国立と私立では費用に大きな違いがある。となると国立の医学部を志望するとして、それはどこにするか?
たとえば旧帝大の医学部はやはりかなり難しいが、他の地方大学だと合格しやすいかもしれない、等々。そこから方針や勉強の方法が決まってくるわけですが、これは「医者になろう、脳外科をやろう」ということが決まってこないと、なかなか決まらない。
つまりこの6年間は大学受験の勉強をする前に、「将来何をするために何を勉強するの?」ということを決めなければいけないのです。
そのためには自分を知らないといけない。何が好きか、何に興味があるのか。嫌いなことは続かない。だから好きなことをいろいろやってみて、だんだん自分の嗜好というものがわかってくる。
それには時間が必要です。だから中高一貫校は高校受験がない分、比較的ゆったりした時間があるので、それを見つけやすくなる。
ところが最近は管理型が多くなって、子どもたちにその「ゆったりした時間」が与えられないケースが見受けられます。
せっかく小学生で受験勉強したんだから、そこはもう少し、ゆったりかまえて、いろいろなことをやってみるべきでしょう。
勉強の本ばかりでなく、自分の興味のある分野の本を読んで勉強するにも、やはり時間がいるのです。そしてその時間の中で「自分の方向性」が見つかれば、そこから大学受験の準備を始めればいい。
ところが最近は中高一貫校生も塾に行き始めて、大学受験の準備が先に進むようになりました。
本当に「自分の方向性」が見つかってからがんばるのなら、それでいいのだが、「偏差値で数学が悪いからやはり文系かなあ」なんて決め方しかできないようだと、せっかく中高一貫に進んだメリットが得られない。
「ゆったりした時間」を得るために中学受験したことを、忘れてはいけません。
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8月3日の問題
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しかし、大学受験は理系、文系に分かれ、大学によって受験する科目も違うし、本人の嗜好によって理科も物理・化学を選ぶこともいれば、それをさけて生物にすることもある。
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「将来何をするために、何を勉強するか」
ということが決まらないといけない。
わかりやすい話でいえば、医者になって、脳外科をやろう、ということになれば、まず医学部に入らないといけない。ではどの大学に入るか、国立と私立では費用に大きな違いがある。となると国立の医学部を志望するとして、それはどこにするか?
たとえば旧帝大の医学部はやはりかなり難しいが、他の地方大学だと合格しやすいかもしれない、等々。そこから方針や勉強の方法が決まってくるわけですが、これは「医者になろう、脳外科をやろう」ということが決まってこないと、なかなか決まらない。
つまりこの6年間は大学受験の勉強をする前に、「将来何をするために何を勉強するの?」ということを決めなければいけないのです。
そのためには自分を知らないといけない。何が好きか、何に興味があるのか。嫌いなことは続かない。だから好きなことをいろいろやってみて、だんだん自分の嗜好というものがわかってくる。
それには時間が必要です。だから中高一貫校は高校受験がない分、比較的ゆったりした時間があるので、それを見つけやすくなる。
ところが最近は管理型が多くなって、子どもたちにその「ゆったりした時間」が与えられないケースが見受けられます。
せっかく小学生で受験勉強したんだから、そこはもう少し、ゆったりかまえて、いろいろなことをやってみるべきでしょう。
勉強の本ばかりでなく、自分の興味のある分野の本を読んで勉強するにも、やはり時間がいるのです。そしてその時間の中で「自分の方向性」が見つかれば、そこから大学受験の準備を始めればいい。
ところが最近は中高一貫校生も塾に行き始めて、大学受験の準備が先に進むようになりました。
本当に「自分の方向性」が見つかってからがんばるのなら、それでいいのだが、「偏差値で数学が悪いからやはり文系かなあ」なんて決め方しかできないようだと、せっかく中高一貫に進んだメリットが得られない。
「ゆったりした時間」を得るために中学受験したことを、忘れてはいけません。
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