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みんな同じ?

2学期の塾が始まってから、子どもが一枚のプリントを持って帰ってきました。

「秋の課題だって。これだけやんなきゃいけないんだ。」

暗記のテキスト、過去問の指定、漢字や計算の練習、クラスのテキストの応用問題など、まあ、盛りだくさん。でも、お母さんはあることに気が付きました。そのプリントは印刷されていた。

「ねえ、これ、みんなもらったのよね?」

「うん、そうだよ。」

「て、ことはみんな同じ?」

「当たり前じゃん?」

その塾は、クラス分けをしていますが、いろいろな志望校の子どもたちがまざってクラスを構成しています。したがって目標も違うし、入試が違うのだからそれぞれ違う課題が出なければいけないのではないか?

その通りなのです。

多くの進学塾のカリキュラムはほぼ6年生の1学期で終わります。そこまではカリキュラムがあり、新しいことを学ぶことが多いのですが、夏休みに総復習をするとあとはそれぞれの課題を克服していくテーマが出てくる。だから、カリキュラムは早く終わるのです。

ところが、いろいろな志望校の子どもたちがいる場合は、それぞれ課題が違う。この塾はそれでもいろいろ課題を出してくれる分だけ考えてはいるのでしょうが、この課題シートは本来で言えば個々に違わなければいけない。

これが大変だから、過去問すらぎりぎりまで手を付けさせない、というところもありました。さすがに今はそういう塾は少なくなりましたが、しかし、学校別に対応するとはいっても有名校ばかりで、子どもの第一志望に関する教材ややり方がきちんと提示されないケースが案外多いのです。

つまり、そこは家庭が工夫しなければいけないのです。もちろん、塾でもそういう課題を個別に出してくれるところもあるでしょう。が、もしそうでなかったら、早急に塾の先生と相談して秋にやるべきことを決めていきましょう。

塾にまかせっきりにしていると、こういうところでうまくいかなくなることがありますから、良く塾の先生と話をしてみてください。

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