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あきらめの早い子

この時期は、新6年生といっても、まだ動機づけが充分ではありません。

しかし、もう2年近く受験勉強をしている。そして、あまり成績がふるわない、ということになると「できない」ということに違和感がなくなってしまう。

「できなくて当たり前だ」とまでは行かなくとも、「仕方がない」という感覚は強くなっています。

したがって、ちょっと難しい問題になったり、記述の問題になったりすると

「わからない」

と簡単にあきらめてしまう。

本当は、もっと考えてみたり、実際に書いてみたりすればできることは多いのだと思うのです。しかし、あまりに多くいろいろなことをやり、かつ、できなかった経験が蓄積してくると

「きっとこれもできないに違いない」

という感覚が強くなってくるのです。

で、それがもちろん良いわけがない。

ではどうすればいいのか、と言えは、私は量を減らすことだと思います。

むしろじっくりやって、できる経験を増やしていく。できることが普通になってくれば「できないこと」に違和感を感じます。しかし、できないことが多ければ「できないこと」に違和感は感じない。

「できない」

と言い切ってしまうことに何のためらいもなくなってしまう。もし、今そうなら急いで手を打ちましょう。

塾の日数を減らしてもいいし、あるいは、やる問題を減らしてもいい。やり切る、全部できる、という感覚を持ってもらうことが大事なのです。

それには当然、ほめることも大事。

「すごーい、全部できた!」

と言われていやな子はいません。

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