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無理にクラスを上がる必要はない

組み分けテスト、というのはやはり、お母さんたちの方がつい気合が入りがちなものです。

例えばあるクラス以上になると、先生が専任になるとか、そのラインを越えないと御三家には届かないとか、まあ、いろいろあるでしょうが、しかし、私は子どもに合うレベルで勉強をするのが一番だと思います。

確かに上位に入って自信を得て、さらに刺激を受けて良くなっていく、というのはその通りです。

ただし、それはそれなりに本人に力がついていないと、当然のことながら続かない。むしろ、プレッシャーがかかり、さらに上辺だけわかったようなふりをすることになりかねない。力がついて上がって行けばいいのであって、それまでの間は、子どもに合うレベルに入れば良いのです。

問題は、そのレベルでやるべきことをちゃんとやるということ。問題がやさしくなった、と思っても実際に解けなければ意味がないのです。やさしいから、解ける、ということであれば、自分で難しい問題を考える時間を作ればいいだけの話。つまりは勉強を自分で創る、という意識を持てばいいだけなのです。

ところが塾ベッタリになってくると、その意識があまり働かない。塾から与えられたものだけをやる、ということになってしまうから、塾の組み分けに対する忠誠心が高くなってしまうのです。

以前、学校別のクラスに入るのに最初に資格試験があって、それに落ちた子がいました。

まだ入試半年前なのに門前払い。

それはやはりおかしいのです。だからその子は、やり方を変えて自分で学校別の対策を始めました。それでいいのです。

そういう対策というのは、いろいろやろうと思えばできることであって、与えられるものを待っているだけでは子どもの成績にはプラスになりません。

子どもは、まだそういうところに考えが及ばないから、お父さん、お母さんが上手にヒントをあげるべきところなのですが、ついお母さんの方が組み分けに対する忠誠心が高くてそこに眼が行っていない。

子どもに合わせた勉強を創らないと、事態は改善しません。

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