孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

娘一家の引っ越し(2)

2025-02-10 15:58:39 | 3歳半から

ふつうに考えたら、わたしのやっていることは変。

キモくてウザい。

 

娘一家の引っ越しに連日顔を出して、

「この押し入れには**を入れるように」

「ふだん使わないものは天袋に入れるように」

など、「ああせい」「こうせい」と指図ばっかり。

 

たとえば、長男一家や次男一家にこんなことをするなど考えられません。

向こうも、わたしの介入は断固拒否するはず。

 

でも、娘はべつです。

トロくてノロくてグズな娘。

「引っ越し片付け」などという高難度タスクに、うまく対処できるわけがない。

 

ああ。

わたしに「自由に動いていい3日間」が与えられたらなあ。

(夫と協力して)

ダンボールをすべて開け、

要・不要を分別し、

不要物はクリーンセンターに捨てに行き、

必要物は、出しっぱなしにならないよう収納場所を確保し、

その際、収納・整理グッズを適宜購入し、(ホームセンターやアマゾンで)、

あっという間に片付けを完了するのになあ。

 

不機嫌な娘とのストレスフルな攻防に加え、

「マメを守らなくては」というおなじみのプレッシャーも、わたしを疲弊させます。

 

たった1年弱ではあっても、住み慣れた街や家(社宅)を離れるのはマメにとって辛かったのでは?

情緒が不安定になっているのでは?

家の中が雑然として落ち着かないしね。

ほら、何だか表情がさびしそう。

 

ここから、例によって例のごとくの「猫かわいがり」に一直線です。

意味もなくしょっちゅう抱きしめます。

一日中べったりと遊び、おつかいなどの用事にはすべて連れ歩きます。

「マメちゃん、マメちゃん」「ばあば、ばあば」の蜜月状態です。

ふ〜疲れる...。

 

そんな過保護気分を打ち消す(打ち消したい)自分もいます。

「マメはそんなやわな子じゃないよ」

「引っ越しごときでいちいちメンタルが低下したりしないよ」

「それに、少しぐらいメンタルが落ちてもいいじゃん」

「そこから立ち直るのも成長なんだから」

とか何とか。

 

早くこの「引っ越し狂想曲」が終わってくれないかな。

幼稚園選びにつづいて、わたしのメンタルこそ危機的状況です。

 

 


娘一家の引っ越し(1)

2025-02-10 15:03:15 | 3歳半から

娘一家は、先週新居に引っ越しました。

 

その日をまえに、

「ああ、しんどい数日になりそうだなあ」

と、胃が痛いような思いで武者震いしていたわたしです。

 

...予想通りでした。

今は心身ともに疲れ果てて、ダウン寸前です。

 

今までの引っ越しは、わりと気楽でした。

*どうせ数年ごとの引っ越しになるんだから、荷ほどきなんか適当でいいんじゃない?

*台所だけは、使い勝手良く片付けてあげる

*あとの部屋は自分たちでやりなさいよ

 

でも、今回は今までと違う。

「終の住処(ついのすみか)」への引っ越しです。

今後何十年、家族が快適に暮らせるか否かは、初動の1週間にかかっている。

わたしがかなり采配を振るって、荷ほどきと整理整頓を指導しなくては。

 

でもでも、そんな「指導」におとなしく従う娘ではない。

「よけいな口出ししないで、キー!!」

となるに決まってる。

やだな...。

 

最初の「キー!!」は、引っ越し翌日に勃発しました。

台所を片付けていたわたしが、隣のリビングルームをちょっとのぞいたところ...。

Oh my God !!

ありえないほどシュールな家具配置になっているのです。

「ナニコレ?」

「変だよ」

「どうしてここにテレビ?」

わたしと夫が口々に言うのに反発して、大興奮の娘。

 

その後も娘は、わたしのアドバイスにことごとく突っかかってきます。

 

もうやだよ。

勝手にすれば?

 

そう言って帰ってしまえたらどんなにいいか。

でも帰れない。

だって、マメをそんな雑然とした部屋に置いておきたくないから。

すっきり片付いた居心地のいい環境で過ごさせたいから。

 

娘をなだめたりすかしたり。

婿さんにかきくどいたり。

(平和主義の婿さんは、母娘のあいだにはさまってひたすらオロオロ。)

 

今も(引越し後4日目)バトルはつづいています...。