孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

最終診断

2021-07-08 06:06:08 | 生後2ヶ月から

帰ってきた娘夫婦の報告(2度の検査をふまえての医師の最終診断)は以下の通りでした。

1.小さい左耳の方は、ほとんど聴力がない。

2.右耳の聴力はそれよりは良いが、あまりきちんと聞こえてはいない。

3.このまま何もしないでいると、言語の習得・発達に支障が出る。

4.補聴器を使うことで、この問題を改善できる。

5.居住の**県立子ども病院耳鼻科に紹介状を書くので、そこで今後の相談をするように。

 

ほぼ予想通りのつらい結果でしたが、娘夫婦はわりあい元気そう。

検査と説明にあたった医師が(前回とは違う「聞こえ」の専門医)、フレンドリーで親切なひとだったらしい。

1~3の事実のシビアさを、4の希望でやわらげようとしてくれたのね。若い夫婦をいたわってくれたのね。ありがとう!

それはもちろんわたしにしたって、補聴器で改善が期待できるならうれしいです。

「音への反応は多少ある」との説明だったそうで、全聾ではないようです。

 

というわけで、予想していた愁嘆場にはなりませんでした。

赤ちゃんを囲んで4人でおやつを食べながら、笑顔もたくさん飛び交ったのでした。

それにしても娘夫婦は...、というより婿さんは...。(次記事につづきます。)


二度目検査の結果は?

2021-07-07 07:11:16 | 生後2ヶ月から

きのうは赤ちゃんの二度目の聴力検査でした。

ひと月まえの一度目検査は「聞こえる音の大小(デシベル)」を見るため、きのうの検査は「聞こえる音の音域」を見るため。

両方の結果をふまえて最終診断がくだるのだろう、とわたしは理解していました。

 

一度目検査は娘とわたしとで立ち会いましたが、今回は娘と婿さん(仕事を休んで)です。

病院は我が家近くの大学病院なので(娘が出産したところ)、娘一家は午前中、他県から車でやってきました。

 

12時開始の検査予約なのに、終わって帰ってきたのはもう夕方。

(聞けば、赤ちゃんがなかなか眠らず、検査途中でも起きてしまって、その都度寝かしつけに時間がかかったとか。)

その数時間、わたしは家で、心臓がバクバクする思いで待っていたのでした。

「ふたりにはつらい宣告となるだろう。ふたりは気丈に受けとめられるのか?」と。

(次記事につづきます。

今日はこれから娘を訪問し、夜はそのまま市民オケの練習に参加するので、次記事アップは今夜以降となります。)

 

 

 


二度目の聴力検査

2021-07-04 16:12:47 | 生後2ヶ月から

カレンダーを見ると緊張感が高まります。

あさって火曜日(6日)、二度目の聴力検査があるのです。

6月1日の聴力検査では、はっきり「両耳難聴」と宣告されたわけではないけれど、ほぼ間違いないだろうという感触をわたしは得ています。

医師の表情や態度からわかるのです。

でも娘はまだ希望を捨てていないし、婿さんもかなり楽観的です。

「聞こえてると思います」と。

 

あさっての検査で「最後通牒」的なことを聞かされて、娘夫婦はどんなに気落ちすることでしょう。

若いふたりが不憫。

いやいや、何よりも赤ちゃんが不憫。

つらくてつらくて、気持ちを保つことができません。


テレビに助けられて

2021-07-02 15:36:57 | 生後2ヶ月から

最近の投稿記事を読み返してみると、「無理してるなあ」と思います。

わりと前向きな内容が多く、『ルンルン』とか『ホッとした』とか『しあわせ感につつまれて』などの表現も目立ちます。

でもじっさいは...。

じっさいは、やはり苦しいです。不安で押しつぶされそうになることもしばしば。

 

そんな自分を「不幸感のどつぼ」から救い出すためにいろいろ工夫していますが、なかで大いに助けになるのがテレビです。

まず朝、食事がおわるとすぐ、新聞のTV番組欄にじっくり目をとおします。

面白そう・楽しそうと思う番組を厳選し、録画予約をします。(一日に2~4番組。)

こうして録りだめたものを、気分が落ちこんでいるときに見るのです。

 

いつかご紹介した「激レアさんを連れてきた」(25歳年の差夫婦)もヒットでしたが、その後「徹子の部屋:清水ミチコ」も大いに笑いました。

「わたしはハナ」(トランスジェンダー中学生をあつかったドラマ)や「お笑い実力刃」「ウチ、断捨離しました」「名探偵ポワロ」なども楽しいし、あとクイズ番組が大好きです。

さっきは、ゆうべ録画したNHKの「SONGS:布施明」をゆっくり堪能しました。

 

近年はだいぶ遠ざかってしまっていたテレビ、ありがたくお世話になっています。

 

 


今日一日で良かったこと

2021-06-27 20:53:47 | 生後2ヶ月から

<良かったこと その1> 小さい耳が目立たなかったこと

写真スタジオでの撮影の際、小さい耳について「アレ?」とか「オヤ?」みたいな視線がまったくありませんでした。

「もし気づいても撮影スタッフが口にするはずがない」ことはわかっていますが、気づいていない感じがはっきり伝わってきたのです。

ホッとしました。

 

<良かったこと その2> 娘夫婦が相変わらず仲良しだったこと

赤ちゃんに障害があると夫婦関係が微妙に変化するのでは?と危惧していましたが、以前と変わらない仲の良さだったので安心しました。

たとえば、娘の整理・整頓能力の欠如をわたしが軽く非難して「**くんはどう思う?」と冗談ぽく振ると、困った顔で「いやあ僕はあまり気にならないです」と言いながら励ますように娘の手を握る、など。

「赤ちゃんの障害で悩み苦しんでいる」という様子も見せず、相変わらず、穏やかでやさしい婿さんなのでした。

 

<良かったこと その3> 赤ちゃんがはつらつとしていたこと

週3日娘を訪問するときの赤ちゃんは、けっこう泣き虫で機嫌がわるいことが多いです。

でも、今回我が家に来た赤ちゃんは、明るくはつらつとして笑顔もたくさん。

思うに、赤ちゃんはこの二日間の刺激を楽しんでいたんだなあ。

チャイルドシートにおさまって車旅をすることも、一ヶ月ぶりにばあばの家で過ごすことも、写真館でおおぜいの人に出会うことも、何もかもがワクワクする経験だったんだろうなあ。

わずか生後2ヶ月の赤ちゃんの「冒険と興奮」が微笑ましくもいとおしかったです。