孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

透明人間が見えるようになって

2025-01-16 12:53:31 | 3歳半から

先日、娘一家が二泊三日で泊まりに来ました。

いつもの「ただ遊びに来る」という感じでなく、三日とも用事がありました。

二日目の夕方、どうしても急用ができて、婿さんだけ一泊で自宅に戻ることになりました。

(ちなみに、娘たちはまだ社宅に住んでいます。)

 

夕方5時ごろ婿さんを見送って、まず感じたのが

「やったー!今日の晩ごはんは作らなくていいやー!」でした。

朝から何となく風邪気味でだるかった。

それでも、ハヤシライスなど作ろうと準備していたけど...。

 

婿さんがいないなら、たちまちメニューは「卵かけご飯」に変更です。

みんなでおいしく食べました。

 

婿さんの不在でもう一つ感じたことがあります。

「見えなくなっていた人物が見えるようになった」ことです。

その「人物」とは娘です。

 

以前のわたしにとって、娘はいわば世界の中心。

とろくて弱い娘を守るため、つねに最大級の愛情・配慮・サポートを惜しまなかった。

ところが...。

マメが生まれてから、わたしの世界の中心はマメに移りました。

娘は主役の座から転がり落ちたばかりか、主役(マメ)をうまく引き立てられないヘボ脇役として、わたしの不興を買っています。

 

さらにさらに、(この辺でわたしの心は娘への憐れみでいっぱいになりました)、

ここ数ヶ月は、婿さんが準主役級人物として、わたしの関心を集めています。

仕事のこと、住まいのこと。

果たしてうまくいきそうなのか。

今どんな状況なのか。

婿さんとたくさんたくさん話すようになりました。

婿さん相手の会話量が「8」とすると、娘相手のそれはわずか「1〜2」です。

 

娘なんて、目に入ってなかった。

 

わたしがマメとにぎやかに遊んだり、

婿さんと現状についてアレコレ話し合ったりするあいだ

娘はそばでひっそりと座っていた。

 

そんな娘のすがたを思い起こして、しみじみと語りかけました。

「このごろいつも**くんと一緒に来るから、ふたりだけでゆっくり話す機会がなかったね」と。

「うん」と、素直な表情でうなづく娘。

「この数ヶ月、**くんのことで不安が大きかったと思うけど、いつも明るくしてて感心したよ」

「うん」

 

さて、「透明人間が見えるようになった」現象は他の家族にも起こっていたようなので、次記事でお伝えします。