元旦の昼、子どもたち3家族がわが家にあつまりました。
わたしと夫を入れて、14人という大人数。
この大集合は去年5月5日以来です。
あのとき、まだ歩けなかったマメはずっとパパかママに抱っこされ、ニコリともしないで周囲を見ていました。
(おおぜいのひとたちを興味しんしんで見ているんだろうなあと、わたしにはわかりましたが。)
たまに伯父伯母に抱かれても、完全無表情で固まっている。
「あ~あ」と思ったわたしです。
息子たち嫁さんたちの心の声が聞こえるようでした。
「左耳小耳症という障害をもったこの子。もしかして、ほかにも障害があるんじゃないのか?発達の遅れとか」
そうじゃない。
マメはとてもかしこく、とてもはつらつとした子なんだよ。
8月のお盆に、息子たち家族がうちにあつまりました。(娘一家は婿さんの実家を訪問中で参加できず。)
このときわたしには、ふたつのミッションがありました。
①マメの魅力をみんなに伝えること(TV画面にマメの画像をうつして)
②マメに両耳難聴があるとカミングアウトすること
結果、①のほうはあまりうまく伝わらず、②の印象がクローズアップされてしまったようです。
5月のマメのようすと「両耳難聴」というあらたにわかった障害。
このふたつを結び合わせて、かなりネガティブな受け取り方をしたひともいたらしい。(例:次男)
だから今回、マメには何としても頑張ってもらわなくては。
自分の魅力を最大限にアピールしてもらわなくては。
わたしも頑張りました。
まず、ぼさぼさと伸びた髪をカットしました。
(おどろくほど可愛いおかっぱスタイルになりました。)
おしゃれな勝負服(ミキハウス)を用意しました。
そして当日。
ブラヴォー!でした。
いきいきと笑ってはしゃぐマメに、伯父伯母の視線はくぎ付け。
やがてみんなの顔に「なるほどね」という安堵と納得の表情が浮かびます。
初めて見るマメの補聴器も、何の違和感もなく受けいれてくれたようです。
ああもうこれでひと安心。
マメのかしこさと可愛らしさが、みんなに正しく伝わった。
マメは「かわいそうな障害児」じゃなくて「ふつうに可愛い姪っ子」になった。
良かった。