孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

娘へのモラハラ

2023-06-11 14:35:50 | 2歳から

おとといのことです。

ろう学校幼児教室に送っていくため、家を6時に出て娘宅に向かいました。

先週は台風接近による強い雨で休校になりました。

今回もかなりの雨が降っているので、どうかなーと半信半疑。

 

着いてから娘に聞くと

「たぶん中止だよ、8時半になったら連絡が来るはず」とのこと。

でも、8時半に娘が確認の電話を入れると「実施です」とのこと。

わあたいへん、急がなくちゃ。

(10時始業なので、9時に出ないと間に合いません。)

 

「ところでお弁当は作ってあるの?」

「ううん。途中コンビニで何か買うからいい」

「ダメだよそんなの。お母さんサクランボ持ってきたから、かんたんにおにぎり作ってそれだけでいいよ」

せかせかと電気釜のフタをあけると...。

そこには黄色っぽく変色したごはんが...。

 

「こ、こ、これって三日くらいたったごはんだよね」

「うん」

「何それ? いつもこうやって何日分もまとめ炊きしてるの?」

「うん」

 

ショックをおさえ、少しでも変色の少ない部分で小さいおにぎりをふたつ作りました。

大急ぎで娘とマメをろう学校に送り届け、ひとりになって(この日夫は同行せず)あらためてショックをかみしめます。

いつも行くファミリーレストランでモーニングメニューを食べながら、涙がこぼれます。

あんなごはんをマメはいつも食べさせられていたのか?

主婦として母親としての娘の資質に、あらためて大きな不安と不信を感じます。

 

ろう学校に迎えに行って帰りの車中。

マメが寝たあと、わたしのモラハラ攻撃が始まります。

「あんなごはんをいつも家族に食べさせていたの?」

「毎日炊きたての白いごはんを食べさせようと思わなかったの?」

「ふつうそう思うよね」

 

モラハラテーマは『黄色いごはん』から家事育児全般、はては愛情問題へと発展します。

「だいたいアンタには家族への愛情がない」

「両親・祖父母・兄たち、みんなに愛されて育ったのに、アンタ自身はひとを愛することができないんだね」

などなど、毒のあることばが、これでもかと口からあふれてきます。

 

狭い車のなかで逃げ場のない娘。

となりのチャイルドシートでマメが寝ているので、大声で反論することもできません。

イヤだっただろうなあ。

 

ふたりを送り届けて少し休憩してから、苦しい気持ちで帰路につきました。

モラハラをした自分に対する不快感。

プラス、娘への失望と怒り。

プラス、マメへのあわれみ。

 

長男嫁さんの、聡明そうにかがやく笑顔が眼前に浮かびます。

ああマメちゃん、ああいうひとがお母さんだったら良かったね。

 

く・る・し・い。

 

 

 


夫へのモラハラ

2023-06-11 08:25:26 | 2歳から

長男一家の来訪で心乱れた日曜日。

夕方、娘から電話がありました。

「あのさ、明日から水曜まで泊まりに行っていい?」

 

えっ、ずいぶん急な話だけど何でまた? と思ったけど、じっさいに口から出たのは

「もちろんだよ、いつだって大歓迎だよ」というハイテンションな応答。

 

「じゃあ明日の朝、できるだけ早く迎えに行くからね」とわたし。

「うん」と娘。

 

こうして2泊3日の母子滞在が始まったのですが...。

いつものことながら、娘は家事もマメの世話もぜーんぶわたしに丸投げ。

娘を日ごろの育児ストレスから解放させたい一心で、わたしはがんばります、むちゃくちゃがんばります。

でもやっぱり疲れる、もうヘトヘト、もうクタクタ。

 

ここで、いっぱいいっぱいになったわたしのイライラ矛先が向かうのは、娘ではなくて夫です。

 

わたしと同年なのに、体力面でも気力面でも老化が目立つ夫。

もともとの「のほほん気質」に、最近さらにみがきがかかっています。

言われたことはやるが、言われないことには気が回らない。

 

こういう態度、老夫婦ふたりの日常ではOKでも、娘とマメを迎えててんてこまいの状況では、かなりムカつきます。

もっと自発的に動いてほしい。

もっと積極的にマメと遊んでほしい。

(けっきょく、家事より何より、幼児の相手がいちばん大変なんだから。)

 

滞在二日目、その不満が爆発しました。

「もう、気がきかないにもほどがある」

「わたしがフーフー言ってるのがわからないのか」

「わかってて何もしないのか」

「図々しいったらない」

「だいたいアンタは『使えないひと』なんだよ」

といったモラハラ発言が、あとからあとから際限なく飛び出します。

 

しばらく黙って聞いていた夫、ついに

「うるさい! いい加減にしろ!!」

と大声で怒鳴って、プイと家を出て行きました。

 

気まずそうな娘、ビックリして固まっているマメ。

 

夫は近くのコンビニでアイスを買ってすぐ戻りました。

ふつうにおだやかな顔をしています。

マメがそばに行って「しいしぱちゅ」(=「じいじバツ」=「じいじがわるい」)と、胸のまえで手をクロスします。

苦笑する夫。

そのあと、(罪ほろぼしに?)、マメを自転車に乗せておつかいに出かけました。

自転車が大好きなマメは大よろこびでした。

 

ちなみにモラハラって、

される方ももちろんいやだけど、する方もかなりのダメージをこうむります。

この日、自己嫌悪をともなう「やさぐれ感」が長く続きました。

それなのに...。

あまり日を置かずに、今度はべつのターゲットにモラハラをしてしまったわたしです。

(次記事につづきます)