先日、娘が妙に元気なく、ときどき涙目になったりしていました。
「どうしたの?」と聞くと
「イヤイヤ期のせいかわからないけど、このごろマメがわがままでよく泣く。
ついイライラしてきつく叱って、あとで自己嫌悪になる」とのこと。
あーハイハイ。
まかせて。
ここはお母さんの得意分野だよ。
40年まえのわたしは「すぐイライラする母親」でした。
小さい子が苦手で、我が子といっしょにいてもあまり楽しめない。
感情的に叱り飛ばすこともしばしば。
そんな自分がイヤで、また子どもたちが不憫で、ベッドのなかでこっそり涙をこぼすこともありました。
どうしたら受容力の高い「愛情いっぱい母さん」になれるのか。
答えを求めて自己開発セミナーに参加しました。(「親業」と「シーナジー」)
カウンセリングにも通いました。(1回13000円 X 20回=260000円!)
もがき苦しんだ日々でしたが、子どもの成長につれてイライラは激減し、子どもと楽な気持ちで接しられるようになりました。
小学校3、4年くらいから成人後にかけて、3人の子どもとの関係はごく良好です。
数十年を俯瞰して眺められるようになった今、子育てについてのわたしの考察は以下のとおりです。
*世の中には、小さい子が得意なひと(Aタイプ)もいれば苦手なひと(Bタイプ)もいる
*それは個性であって、人間性の優劣とは関係がない
*子ども好きなAタイプ母親は、そもそもイライラが少ないし、たまにきつく叱ってもあとを引かない
*子どもが苦手なBタイプ母親は、自分の母親力に自信がないので、子どもを叱ったあとなどクヨクヨが止まらない
*AB両タイプとも、子どもを愛する気持ちに差があるわけではない
この知見を40年まえの悩めるわたしに教えてあげたかった。
でも、代わりに今、悩める娘に教えてあげられる。
しょんぼりしている娘の手をとって、上記のようなことを、ゆっくりとていねいに話して聞かせました。
(長くなるのでつづきます。)