孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

子育てに関する考察

2023-07-28 14:03:44 | 2歳から

先日、娘が妙に元気なく、ときどき涙目になったりしていました。

「どうしたの?」と聞くと

「イヤイヤ期のせいかわからないけど、このごろマメがわがままでよく泣く。

ついイライラしてきつく叱って、あとで自己嫌悪になる」とのこと。

 

あーハイハイ。

まかせて。

ここはお母さんの得意分野だよ。

 

40年まえのわたしは「すぐイライラする母親」でした。

小さい子が苦手で、我が子といっしょにいてもあまり楽しめない。

感情的に叱り飛ばすこともしばしば。

そんな自分がイヤで、また子どもたちが不憫で、ベッドのなかでこっそり涙をこぼすこともありました。

 

どうしたら受容力の高い「愛情いっぱい母さん」になれるのか。

答えを求めて自己開発セミナーに参加しました。(「親業」と「シーナジー」)

カウンセリングにも通いました。(1回13000円 X 20回=260000円!)

 

もがき苦しんだ日々でしたが、子どもの成長につれてイライラは激減し、子どもと楽な気持ちで接しられるようになりました。

小学校3、4年くらいから成人後にかけて、3人の子どもとの関係はごく良好です。

 

数十年を俯瞰して眺められるようになった今、子育てについてのわたしの考察は以下のとおりです。

 

*世の中には、小さい子が得意なひと(Aタイプ)もいれば苦手なひと(Bタイプ)もいる

*それは個性であって、人間性の優劣とは関係がない

*子ども好きなAタイプ母親は、そもそもイライラが少ないし、たまにきつく叱ってもあとを引かない

*子どもが苦手なBタイプ母親は、自分の母親力に自信がないので、子どもを叱ったあとなどクヨクヨが止まらない

*AB両タイプとも、子どもを愛する気持ちに差があるわけではない

 

この知見を40年まえの悩めるわたしに教えてあげたかった。

でも、代わりに今、悩める娘に教えてあげられる。

 

しょんぼりしている娘の手をとって、上記のようなことを、ゆっくりとていねいに話して聞かせました。

(長くなるのでつづきます。)