孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

勝負服に身を固めて

2022-03-04 15:08:47 | 生後10ヶ月から

新しい補聴器のハウリングが気になるので、いつもの補聴器専門店に電話しました。

「新しいイヤーモールドの型取りをお願いします」と。

<赤ちゃんの耳はどんどん大きくなるので、イヤーモールドをひんぱんに作り替えないと補聴器とのあいだにすきまができる ⇒ このすきまがハウリングの原因となる>と聞いていたので。

「はい、では**のスケジュールを確認します」との対応。

**さんというのは、こども病院での補聴器担当者です。(この補聴器店から病院に出向しているのです。)

 

で、きのうが**さんにイヤモールドの型取りをしてもらう日だったのですが...。

この型取りに、かなりの気合いを入れてのぞんだわたしです。

 

こども病院1月受診時に、書類不備で「マイ補聴器」が受け取れなかったとき以来、わたしたち一家を見る**さんの視線がどうも冷たい。

「このひとたちはうすのろ両親と出しゃばり祖母よね」と、いかにも見下した態度です。(わたしの被害妄想?)

これはまずい、この状況はマメちゃんのためにならない。

これから長いつきあいになるかもしれないこのひとと、こんな関係になってはいけない。

わたしたちの印象を、きっちり改善しなくては。

 

きのうは、わたし、娘、マメちゃん、3人全員が勝負服です。(おしゃれでなおかつよく似合う。)

**さんと顔があうと、ゆったりとほほえみます。

そして、「すごくていねいでフレンドリーなんだけど微妙に上から」な感じで**さんと話します。

もちろん娘にそんな芸当はできないので、わたしがかなりの演技力でがんばりました。

(40年近くフルタイムで仕事をしていれば、こんな状況には何度か遭遇しているし。)

 

無事伝わったと思います。

「わたしたちは、あなたに下に見られるような家族ではないのよ」

「これから先あなたには、敬意と誠意をもって、マメちゃんの補聴器に対処してもらわなくては困るのよ」

というメッセージが。

**さんの顔から冷笑的な表情が消え、ていねいに店から送り出されました。

 

イヤーモールドの型取り、マメちゃんはいやがって大泣きしていたけれど、わたしの心は晴れ晴れ。

新しいイヤーモールドは1週間後にできあがります。