このブログの重要な登場人物であるわたしの長女は、現在35歳です。
小さい時から口下手で自己表現力が低く、不器用でトロい子どもでした。
そういう子どもはいじめっ子のえじきになりがちですが、親が全力で守りました。
本人にも一種の毅然としたプライドがあって、弱いなりに独特の立ち位置で学校生活を楽しんでいたように思います。
学校を出てからの社会人生活ではやや苦労もありましたが、のんびり働ける会社に出会って、安定したパート従業員生活を送ることができました。(途中で期限付き雇用から無期雇用に切り替わってラッキー!でした。)
この娘のことはいつもわたしの心の中心でした。
「どうしたらこの子を守れるか」「どうしたらこの子を幸せにできるか」ということが、わたしの人生の最重要課題だったのです。
「お母さんが過保護すぎてスポイルした」と息子たちは言いますが、それは違うとわたしは思っています。
「わたしが目配り気配りを怠らなかったからこそ、こんなに弱くトロい娘が、順調に生きてこれたのだ」と。