人間関係能力が低く(極端な口下手ですから)、不器用でトロい長女。
親が守ってやれるうちはいいが、親亡きあとはどうなる?
ふたりの兄にあとを託すと言っても、不安がのこるし...。
そんな娘が、2年まえ、まさかの結婚をしたのです!
娘と同じような、おとなしく口下手な青年と。
安定した仕事を持ち、やさしくおだやかな人柄で、何より娘のことが大好きなひとなのでした。
こんな奇跡ってあるのねと、頬をつねって喜びをかみしめるわたしでした。
...が、この結婚の最大の難点は「夫となるひとが転勤族」ということなのでした。
結婚と同時に、車で3時間はなれた他県に転勤。
結婚しても、しょっちゅう行って世話を焼きたいわたしとしては大ショックでした。
(というか、親が世話を焼かなくては結婚生活が成り立たないであろう、と危惧されたのでした。)
結婚のうれしさを上まわるほどの不安で、メンタルが持ちこたえられないくらいでした。
あのときの苦しさを思い出すと、いまもつらくなります。