孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

眠れない!

2021-07-17 05:36:30 | 生後2ヶ月から

眠れない夜がつづいて困っています。

明け方早くに目が覚めてしまうのです。

4時台ならいいほうで、3時台、ひどいときには2時台に目が覚めて、そのまま朝まで...。

近くの内科医で睡眠薬(マイスリー5mg)を処方してもらいました。

 

睡眠薬というものに対するそもそもの抵抗感があるし、常用して効かなくなったら困るので、つぎのようなルールを決めました。

①毎日は服用しない(一日以上あいだをあける)

②服用量は最小限度にする(一錠を、ハサミで半分ないし3分の1に切って服用)

 

このあいだ、いつものように夜中にパッと目が覚めて、時計を見ると2時20分でした。

きのう睡眠薬をのんだから今日は使いたくない。どうかこのまま眠れますように。

でも眠れませんでした。暗いベッドのなかで、考えるのは孫娘と娘のこと。クヨクヨクヨクヨと際限なく...。

「これはたまらん」と思い、4時をすぎてあたりが明るくなってきたとき、出かけることにしました。

 

あまりに早朝すぎて、ひとのすがたはほとんどありません。

少し高揚した気持ちで1時間ほど歩きまわりました。「ベッドで悶々としているよりいいかもねー」と思いながら。

これからも、早朝覚醒で困ったときは外に出よう。(こう考えると安心感が湧いてきます。)

それに、あとで、とびきりの名案も浮かんできました。

「始発電車で大きなターミナル駅まで行き、そのままとんぼ帰りする」というものです。(片道30分、始発は4時59分)

これだと、電車の中で休めるから、寝不足の状態で散歩するよりからだが楽そうです。

 

つらい日々から来る心身不調。何とか工夫して乗りきっていかなくては...。

 

 

 


逆境に強い婿さん(2)

2021-07-10 19:35:13 | 生後2ヶ月から

娘の婿さん。

このひとにこんな強さがあるということは、一種のおどろきです。

だってこの青年、おとなしくて口下手で(娘ほどではない)、ひとと争うよりはがまんして引っこんでしまう、というタイプの人間なのです。

盆や正月に、一家(一族?)十数人が勢ぞろいするときなど、娘とふたり、隅の席でひっそりしています。

外交的な兄たち一家を、遠くからニコニコと眺めています。

(わたしたち両親だけになると、わりとリラックスして口数も多くなりますが。)

 

また、かなりの優柔不断で、おやつのハーゲンダッツアイスクリームをなかなか選ぶことができません。

いつも見かねて、「コレがいいよね」と娘が選んでしまいます。

 

そんな婿さんです。

逆境に強く男らしく見えますが、じつは、まだ弱冠34歳の青年です。

今回の苦難(赤ちゃんの障害)で、つらい不安を感じないわけがありません。

 

でも、そんな自分の気持ちはつゆほども見せず、妻をいたわり赤ちゃんを可愛がっています。

「大丈夫?」「無理してない?」と思います。

肩に手を置いてあげたい、手をにぎってあげたい、背中をさすってあげたい。

 

 

 

 

 

 

 


逆境に強い婿さん(1)

2021-07-09 20:20:59 | 生後2ヶ月から

娘の婿さんは、赤ちゃんの障害について、いちどだってへこたれた様子を見せたことがありません。

いつも穏やかに微笑んで、赤ちゃんをひたすら可愛がっています。

この青年のこういう態度(「逆境に強い」)、前にも見たことがあるなあと思い出します。

 

2年まえの4月始めでした。

6月の結婚式をまえにして、「お話があります」と、婿さんが訪ねてきました。

娘もとなりで緊張の表情です。

「じつは母がこの結婚に反対で、結婚式には出ないと言っています」とのこと。

「えっ!」とおどろくわたしと夫。

聞けば婿さんのお母さん、その数ヶ月まえの初対面時に、口下手でろくにあいさつもできない娘にガッカリしたとか。

 

さもありなんと納得したわたしです。

早くに夫を亡くし、女手ひとつで大切に育ててきたひとり息子さんです。

その息子が連れてきたのが、グズでのろまのうちの娘。それはお母さんがガッカリするのも当然だよなあ。

(ちなみに、青年実家がかなり遠方のため、結婚式前の「両家顔合わせ」みたいなものはやっていません。)

 

じゃあ、この結婚は破談ってこと?

でも、青年の訪問趣旨は「母の無礼なふるまいを許してください、これからも頑張って説得しますから」というものでした。

青年の結婚意志に揺らぎはなく、「お母さんの反対で迷いは生まれない?」と聞くと「それは絶対ないです!」ときっぱり。

『いったん「このひとを」と決めたからには心変わりなどあり得ない』という強靱な意志のちからを感じました。

 

けっきょくお母さんは結婚式に出席してくれて、その後、娘ともまあまあ良い関係になっているようです。

美人で聡明なお母さんでしたが(まだ50代の若さ)、飛行機でしか行き来できない遠方のため、あまり会う機会がありません。

 

ちなみにこのお母さん、今回の「赤ちゃんに障害があった!」に関しても、おだやかで落ちついた対応をしてくれてありがたいです。


最終診断

2021-07-08 06:06:08 | 生後2ヶ月から

帰ってきた娘夫婦の報告(2度の検査をふまえての医師の最終診断)は以下の通りでした。

1.小さい左耳の方は、ほとんど聴力がない。

2.右耳の聴力はそれよりは良いが、あまりきちんと聞こえてはいない。

3.このまま何もしないでいると、言語の習得・発達に支障が出る。

4.補聴器を使うことで、この問題を改善できる。

5.居住の**県立子ども病院耳鼻科に紹介状を書くので、そこで今後の相談をするように。

 

ほぼ予想通りのつらい結果でしたが、娘夫婦はわりあい元気そう。

検査と説明にあたった医師が(前回とは違う「聞こえ」の専門医)、フレンドリーで親切なひとだったらしい。

1~3の事実のシビアさを、4の希望でやわらげようとしてくれたのね。若い夫婦をいたわってくれたのね。ありがとう!

それはもちろんわたしにしたって、補聴器で改善が期待できるならうれしいです。

「音への反応は多少ある」との説明だったそうで、全聾ではないようです。

 

というわけで、予想していた愁嘆場にはなりませんでした。

赤ちゃんを囲んで4人でおやつを食べながら、笑顔もたくさん飛び交ったのでした。

それにしても娘夫婦は...、というより婿さんは...。(次記事につづきます。)


二度目検査の結果は?

2021-07-07 07:11:16 | 生後2ヶ月から

きのうは赤ちゃんの二度目の聴力検査でした。

ひと月まえの一度目検査は「聞こえる音の大小(デシベル)」を見るため、きのうの検査は「聞こえる音の音域」を見るため。

両方の結果をふまえて最終診断がくだるのだろう、とわたしは理解していました。

 

一度目検査は娘とわたしとで立ち会いましたが、今回は娘と婿さん(仕事を休んで)です。

病院は我が家近くの大学病院なので(娘が出産したところ)、娘一家は午前中、他県から車でやってきました。

 

12時開始の検査予約なのに、終わって帰ってきたのはもう夕方。

(聞けば、赤ちゃんがなかなか眠らず、検査途中でも起きてしまって、その都度寝かしつけに時間がかかったとか。)

その数時間、わたしは家で、心臓がバクバクする思いで待っていたのでした。

「ふたりにはつらい宣告となるだろう。ふたりは気丈に受けとめられるのか?」と。

(次記事につづきます。

今日はこれから娘を訪問し、夜はそのまま市民オケの練習に参加するので、次記事アップは今夜以降となります。)