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スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

1/25 AMT改造ACコブラ1963ルマン PLUSALUFA コブラルマンクーペトランスキット 製作開始

2021-03-13 21:13:56 | カレンダー

1963年ルマン、コブラは空力を考慮してハードトップを装備したコブラを2台ルマンにエントリー
1台は若草メタリックのACワークスの英国チーム、もう一台は白に細いブルーの2本ラインのアメリカチームでした。
こちらは英国のナショナルカラーのグリーンが美しいコブラルマンクーペになります。
昔モデルカーズのコブラ特集で内藤さんの素晴らしい作例を見てからずっと恋い焦がれていたルマントップ。
かつて2017年にリリースしたコブラデカールでもこのルマンクーペ用のデカールを忍ばせ、
ホイールやサイドベントは3Dパーツとしてリリースしていたけど、肝心のルマントップが自分では作れず。

最近友人の秋葉さんに相談してついに彼のブランド、3DパーツのPLUSALFAからルマントップのリリースが決定
さらにホイールやサイドベント、細かいヒンジや右ハンドルインパネなども付属する決定版として発売予定です。
今回試作品を送っていただき、早速作ってみようと思います。


まずは普段のAMTコブラの作り方から。AMTのコブラもすっかり手に入りづらくなっているので見つけたらゲットしてください。
今出ているドイツレベルやGTMモデルのコブラ289は中身はAMTと一緒なんですが、肝心のボディが427風にモディファイされている
旧サニー製品なんです。AMTのこちらのキットは2017年再販のコブラセットより。
多分この再販が最後かもしれません。この再販ではそれまであったフロントフェンダーの凹みも金型改修されて目立たなくなっていますね。
前後フェンダーやノーズ、お尻を中心としたパーティングラインを、カッターをかんなのように使って削り取りヤスリで整えます。


トランクはルマントップは下ヒンジになるので、分割線を入れていきます。


トップの下のラインに

マスキングテープを二重に貼って位置出しします。


カッターの背を定規に当てて何度か引き、そこにエッチングのこで深さを出しました。


ナンバー灯の凹みにプラ板を積層します。



カッターやヤスリでナンバー灯の基部の造形をしておきます。


口の中のグリルののりしろは削り取ります。エンブレムも削っておきます。


サイドのエンブレムも削ります。


秋葉さんの作ったサイドベントのサイズを写します。


ドリルとカッターで穴を開けます。



埋め込んで瞬着で周りを固めてヤスリで表面を均します。ここでなかなか均一にならなかったので金ヤスリを当てたら
ヤスリの目が引っかかって薄いスリットが折れてしまいました。ここは面倒でも粗いヤスリは使ってはいけないですね。気をつけてください。



ここで手持ちの昔自分で作った3Dのサイドベントを埋め込むことにしました。



埋め込む位置は当時の写真を参考にしてください。スパークから精巧なミニカーも出ていましたね。


3Dプリントのトップはサイドに浅い凹みがあったので瞬着で埋めておきました。

表面にも年輪のような積層段差があるのでペーパーを当てておきます。



キットのフードスクープは背が高いので厚みを半分くらいに下側と上側を削っています。ボンネットに貼り付けました。





バランスはいいですね。





サーフェイサーを吹いて、サイドの埋め込み部分などの傷や段差を消していきます。
ルマントップにはミッチャクロンを吹いてからサフを吹きました。


小さい方は昔作ったレベル1/32のスロットボディです。このルマントップは傑作ですね。
タイヤとホイールは3Dプリント品です。

フェンダー後ろに0.5ミリプラ板でリップを追加しました。






タミヤの絶版限定色、メタリックオリーブグリーンを吹いてから、金色を軽くパラ吹きしています。
このカストロール用の限定色は探している方も多いそうです。たまたま持っていましたが良い色ですね。




やっとこのデカールが貼れました。2017年にデカールを作って、この日がきて感動ものです。秋葉さんありがとう。




クリヤーコート。雨が降っていましたがなんとか塗ることができました。





シルバー部分は最近お気に入りのスパークリングシルバーを筆塗りしています。
クリヤーをたっぷり目に吹いて、軽く磨いてみました。
本当はトランク前のフィラーキャップの穴を埋めておくべきでしたね。今回はこのまま行きます。

このデカール、すごく貼りやすくて良いシルクデカールです。
ロケッティアさんにお願いしてドイツのインターデカールに発注して作ったものです。
残り30枚くらいとなっています。
こちらで販売中です。

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1/25PLUSALUFA コブラルマンクーペトランスキット 試作品到着です。

2021-03-12 18:33:54 | 模型

友人の秋葉さんが主宰している3DプリントメーカーPLUSALFA
そちらからリリース予定のコブラルマンクーぺの試作品が到着しましたよ。


AMT1/25のコブラ289対応トランスキット。3Dプリントパーツです。
1963ルマンに出場したコブラはクーペタイプのトップが付属。イギリスとアメリカの2チームから出場。

こちらがイギリスのACチームから出たメタリックグリーンのコブラです。


かつて自分で企画したシルクスクリーンデカール。ホイールやサイドベントは3Dパーツ化しましたが、
肝心のトップが作れずにいました。ここにきて秋葉さんにキット化を提案。ホイールデータなどを提供して
今回のキット化となりました。
こちらのデカールは残り30枚ほどとなっています。

もちろんベースキットとの合いもぴったり。さすがの雰囲気ですね。


ホイールやスピンナー、サイドベントの他にも右ハンドルのインパネ、リヤのナンバー灯や識別灯、トランクのハンドル、トランクの下ヒンジなどがパーツ化。
痒い所に手が届くキットになっています。
時間ができたら是非とも製作してみたいところですね。
こちらのトランスキットは発売が決まったらキッドボックスさんでのお取り扱いになると思います。
お楽しみに。


こちらは4月始まりのイタリア車カレンダー。赤い車特集です。
こちらで販売中。
4/18の横浜ワンダーランドマーケットにも持っていく予定です。



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1/24モデリングマスター フェラーリ318グループ4 レビュー

2021-03-11 09:48:07 | 模型

ロシアに注文したモデリングマスターのフェラーリ308グループ4が届きました。
もともとハセガワ対応のトランスキットだったものをフルキットにしたものだそうです。

注文してから割とすぐ届きました。友人からの輸入依頼品です。



綺麗なボディ




素晴らしいディテール











実に細かいレジンパーツとエッチング。ハセガワのキットを別に手に入れると作りやすいかもですね。




デカールも3種類(?)入っているようです。










インストはPDFで送ってもらいました。

ここのキットはすごいですね。この後AMGメルセデスのあの赤い化け物,
W109 300SEL 6.8 AMG “Red Pig”もフルディテールで出るそうです。輸入しようかな。
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HISTORIC RACING MINIATURES 1/24 SHELBY COBRA 289 FIA/USRRC レビュー

2021-03-10 19:30:43 | 模型

ネットを見ていて欲しかったヒストリックレーシングミニチュアのレジンキットを売っているところを発見。
コブラのエンジンキットや各種パーツの他に、なんとFIAコブラのフルキットがありました。
こちらのページです。















ペイパルで注文したらすぐアメリカから到着。パーツがぎっしり。細かいパーツが多いですね。





インストは文字ばかりで図がほとんどありません。幸いネットで組み立てたシャーシの写真など見つけたのでなんとか組めそうです。
デカールも色々入ってお得ですね。

ここで各種FIAコブラの中心に見てみましょう。

ご存知モデラーズ。小森さんの愛情が詰まった素晴らしいモデル。

こちらがHRM、モノグラムに近いです。

こちらはヒロ。少しごついでしょうか。





おまけですがモノグラム

感じが近いです。もしかしてこのHRMのFIAは発売が中止になったアキュレイトミニチュアのFIAなんじゃないかと妄想が膨らみます。



こちらはレベルのスロットカー。だいぶ傷んでいますがレストアしてあげたいですね。

まだまだコブラ作っていきたいです。どんだけ好きなんだか。


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1/20バンダイ/コグレ ロータスエラン シリーズ1 完成!

2021-03-09 15:49:44 | 模型

バンダイ版のコグレ1/20エランを落札しました。ルーフ以外塗装無しの良質なビルトで、ウィンドウ類も綺麗で欠品無し。細かいパーツはまだランナーについたままでした。


どうやらモーターギヤボックスの足回りの焼きどめを失敗したようでそこがブラブラになって製作をやめたようです。
ギヤボックスを足回りに貼り付けて瞬着硬化スプレーを吹いたら足回りがバラバラに。古いプラに硬化スプレーは禁物のようです。
何とかつなぎ合わせて組んでみました。


電池を入れると勢いよく走ったのですが、この後足回りをいじっているうちにギヤが空回りして走らなくなってしまいました。



何とかここまで分解して、内装とシャーシにネイビーブルーを吹いてみました。



そして、内装や足回りをマスクしていきます。






上下合体してサイドの継ぎ目を消していきます。パーティングラインの段差もやすっておきます。
サイドのエンブレムのあたりにヒケがあるので埋めました。
インパネはガッチリと接着されているのでマスクして黒を吹いておきます。



インパネとウィンドウフレームをマスクして、グレーサフを吹き傷や段差を消していきます。



白サフをたっぷりと吹いてから、エンブレムにシルバーで色差ししてクリヤーを吹いておきます。




マスキングを外します。ハードトップは黒を吹き直しています。




メッキのバンパーをつけました。実はランナーのゲートが極太で、切り取る際に変な力がかかりフロントバンパーが真っ二つに。
つなぎ合わせて瞬着で合わせ目を消してからメッキ塗装をしています。





インパネはメッキパーツを生かして筆塗りしていきます。ハンドルもメッキを生かします。
ドアの内張も塗装して取り付けました。


ウィンドウはバンダイ版はメッキのトリムがウィンドウへの彫刻となっているので、シルバーで筆塗りしました。
タミヤラッカーのスパークリングシルバー、オススメです。
ウィンドウが汚れていないビルトってすごいですね。







細かいパーツを取り付けていきます。細部の彫刻が素晴らしい。



もう一息。



洋白角棒を削ってヒンジをつけました。もちろん稼働しません。














バンダイ版は電池ボックスが前に移され、ボンネットから出し入れします。電池を出し入れしやすいように前開きとなっているようです。
エンジンの薄いレリーフは何とコヴェントリークライマックス。この辺りはバンダイ版エリートと共通パーツなんでしょうか?

最後の2台はコグレのオリジナルキットのエランとエリートです。箱絵仕様で作りました。


















こちらのバンダイエラン、4/18開催予定の横浜ワンダーランドマーケットで販売予定です。
よろしくお願いいたします。






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