季節の移ろいin絵手紙 Ⅱ

 絵手紙&水切り絵&パステルアートに日々の出来事を添えて・・・

極楽の余り風

2015-08-12 05:10:22 | 日記
 朝、花の水やりをしていると、スゥーと体を吹き抜けていった涼風・・・
私は、手を止め遠くに目をやり「極楽の余り風・・・」と呟きました。

 (極楽の余り風) この言葉が大好きで私は何度かブログ記事に書きました。
長くお付き合いしていただいている方々からは「あぁ、又書いてる!」と笑われそうですが・・・

 もう60年以上も昔の事です。

 ある夏の暑い日、
一陣の涼風が吹きぬけていくと、祖母は目を細め遠くを見るようなまなざしで、
「あぁ、極楽の余り風」と呟き、そして私に向き合って
「ご浄土の風やで」と言いました。

 幼い私にとって(極楽)(ご浄土)なんて何のことか分からなかったのですが、
このひとときが、60年以上たった今でも(とっても幸せなひととき)として
心に残り続けています。
 そして この思い出は年々色濃くよみがえってくるのです。

 
今日の絵手紙です
 又、コーヒーフレッシュで線描きしパステルで彩色しました。
          

     

 もう一枚、おずおずとアップします。
友達からたくさんのスモモを送ってもらいました。
大きくて美味しそう~ 意気込んで描きはじめましたが・・・
 こんな色と違う、こうでもない・・・を繰り返しているうちに、
何だか汚らしい物体二つになってしまいました(^^ゞ