ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

だんだんとニュージーランドらしくなってきあがった! ティマルーワイマテ ニュージーランド南島自転車の旅

2019年11月09日 | 自転車の旅 海外
まず問題なのは、
坂だらけの町、ティマルなのだ。

町を抜け出すのに少々手間取る。
宿の出口を出たらいきなり坂が立ちはだかり、トホホな俺。
朝イチから登っては下るを幾度も繰り返す。自転車、重っ!

町を出てもしばらくはそんな調子だが、徐々に穏やかになっていき、
そのうち海が見えてきた。

国道は海沿いを行く。


菜の花が満開だった。

まだカンタベリー平野だが、
「丘陵」感が増してきた分、景色に変化があって面白い。


フォンテラ(NZ最大手乳業会社)のミルク運搬トレーラーに激しいクラクションをぶちかまされるが、心穏やかな俺は笑顔で受け流す。


やはり、昼ごはんはバナナを食す。


右に分岐したらワイマテ、
素直に進むとダニーデン、オアマル。


素直じゃない俺は右に分岐する。
ここからは田舎道だ。


ニュージーランドらしくなってきたぜ!


どっち向いても、羊。

「おーい、おまえら!」
「頑張って美味しいラムになるんだぞー」
優しい俺は語りかける。


10キロほど走ってワイマテの町に至る。

時が止まったような町だ。

なんでもジェームズ・ディーンの子息が暮らしているとか。小耳情報。
なんでワイマテにいるんだよ?!
24歳で亡くなったジミーに子供がいたとは。


かっこいい廃墟があったので撮ってみた。

アルカディア・シアター。
なんて素敵な名前、廃墟映画館だった。
ちなみに、観光名所でも何でもない廃墟だ。

俺の好きな場所。ワイマテ。
昼下がり、
いい風が吹いている。

※Waimate(ワイマテ) ティマル、オアマルの中間、国道1号線から少し内陸に入ったところ。ティマル、オアマルからクルマで30分程度。公共交通では都市間バスIntercityのクライストチャーチ-ダニーデン線が立ち寄る。
小さな町だが町の中心にNew World(マックスバリュ相当のスーパーマーケット)がある。東洋人ほぼ皆無。宿泊はバックパッカーホステル1泊2千円〜モーテル、農場の一軒家1万円まで数は少ないが色々ある。