ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

またまたDVDの話・・・

2002年12月09日 | 旧指輪日記
昨日、更新が澄んでから特典ディスクをちょこちょこ見てました。やっと2の方を全部見終わりましが、先は長い・・・(汗)
しかし、特典映像もみんな面白いですねー。
今回印象的だったのは、編集段階での話でした。
最初に完成したものは4時間半。全員が余りにも長いということで、フロドを中心にすることを決め、フロドが出て来ないシーンをばっさばっさとカットして行ったそうです。なるほど、ギムリの出番が一番減ったことにちょっと納得・・・
その時の言葉が印象的でしたね。「もはや誰も自分の好きなシーンにこだわるものはいなかった」。
カットされたシーンも、いらないのではなく、愛情を持ってカットされたのだと思えたので、なんだか救われた気持ちがしました。
しかし、ロリアンの贈り物のシーンをカットしたのは英断だなあ(汗)思いっきり伏線があるのに・・・
でも、言われてみれば、あのシーンがないと、ある意味、後半は怒涛のように悲劇へと突き進むような感じがするかもしれません。(「レオン」完全版を見た時にも思ったことですが・・・)
そして、なんだかこの映画の作り方に納得できたようにも思いました。
原作を忠実に再現するためにはお金がかかる→そのためには「超大作」として受け入れられる必要がある→時間の短縮と、ちょっぴり的を外した映画会社の宣伝、という図式が・・・(汗)
結局、超大作としてヒットさせられたからこそ、あそこまでのクオリティーの作品になったんだと思いますから、多少のことは目をつぶるべきなのかもと思いました。「原作ファンと原作を読んでいない人たち両方に受け入れられるものを」といいつつ、なんだかんだ言って原作ファンの方を取ってるもんなあ(笑)
だまされて観てしまってつまらなかった人たちには申し訳ないけど(笑)原作を知らずに映画を気に入った人たちも沢山いることだし、結果オーライじゃないかな、なんて思うのでした。

しかし・・・PJ監督はなんだかんだ言ってホビットほどにはドワーフに愛がないのは確かかと思われますが(汗)

コメント
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