スターウォーズ エピソード3 シスの復讐(ネタバレ)

珍しくも早く、昨日見て来ました。
公開一週目のレディースデイで、混んでるかな～と心配だったんですが、空いてはいなかったけど、列ができるほどではなかったので拍子抜けでした。夏休みの方が混むのかな。もっとも、楽しみにしていた人はたいてい先行や先々行で見ちゃってたのかもしれませんが。

見てみての感想なんですが、今まで色々文句言ってましたが、RotKがアカデミー賞獲った理由がわかったような気がしました(汗)原作と比べたら問題ありありだし、前の2作と比べても安っぽくはなってましたが、それでもあれだけの映像でストーリーもちゃんとしていて、というのはなかなか両立しないものなんだなーと・・・(汗)まあ、LotRの場合はストーリーがちゃんとしてるのは原作がちゃんとあるおかげなんですけど。
でも、つまらなかったわけではないんですが。見終わった後「映画みたな～」という満腹感が久々にありましたし。ストーリー重視の私としては物足りないものもあったけれど、そういうことを追求する映画じゃないんですよね、このシリーズは。
実は私はスターウォーズ旧作は小学生の頃テレビでEP4を一度見たきりだったりするんですが(汗)その時も「すごい面白い!」とは思ったものの、ハマるまでには至らなかったんですよね。「サウンド・オブ・ミュージック」とかの方が好きだったなあ。
というわけで、以下そんな「たいしてSWファンじゃない」私の感想です。
基本的にネタバレですが、極ネタバレ(私も見ていてびっくりだった)な箇所はさらに伏字にします。

まず、いきなり字幕の説明から入るのってどうなの? と思ったのですが、結果的にはあの始まり方は良かったなあと。
いきなりアクションで、「これがスターウォーズだなあ」という感じがしました。って旧作1回しか見てないくせに(汗)
アナキンとオビ=ワンのコンピのアクションって結構いいよなあと。EP2の時にも思ってたんですが忘れてました(汗)オピ=ワンの結構ドジっぷりがかわいい・・・(笑)
そしてR2の活躍ぶりがまたかわいくて(笑)
スターウォーズってこういうのが魅力だったよなあ、と思い出したような気になりました。
しかし、実はこの場面が一番面白かったかも・・・(汗)なんか「キングダム・オブ・ヘブン」でも同じようなこと言ってたような(汗)
あーでもリー様の出番があんなにすぐ終わってしまうとは～(涙)

で、物足りなかった「ストーリー」についてなんですけど・・・
EP3の物語の核は、アナキンとパドメの悲恋、なんではないかと思うんですが、なんだかな～、そのあたりが非常に弱かったような。
シチュエーション的には色々なシーンがあったんですけど、なんかあんまり切なくなかったなあ。離れた場所で見つめあう?シーンとか、ジェダイの聖堂で殺戮してきた後にパドメに会いに来たシーンとか、アナキンの手術とパドメの死が同時進行で映ったりとか。
うーん、なんかアナキンがあんまり恋してないように見えるんだなあ・・・(汗)まだEP2で一生懸命アプローチしていた時の方が説得力があったような。
なんか、唯一見ていて心が動かされたかな、というのが、オビ=ワンの「お前のことは弟だと思っていた」というシーンだけだったもんなあ・・・(汗)
そう言えば、秘密の結婚だとか禁断の恋だとか言う割には、かなりおおっぴらだと思ったんですが・・・思いっきり一緒に住んでて、オビ=ワンも家に来てるし(汗)
そんなこんなで、アナキンがダークサイドに堕ちる理由も弱いなあと。まあわからなくもないんだけど、いきなり子供まで虐殺するほどに堕ちるほどじゃなくないかい?と・・・
ただ、オビ=ワンに負けて両足失って火だるまになって・・・というあたりは、恨みが深くなっただろうなあという説得力はあるかな、と思いましたが。
でもさあ、パドメが死んだと聞かされて、「ダークサイドに寝返ったらパドメ助かるって言ってたのに。嘘つき～!」とか思わなかったんだろうかアナキン・・・(汗)そのまま素直に皇帝に従い続けるのが理解できないんですが・・・
とまあそのあたりがちょっと苦しかったかなあと思いましたが。
そう言えば、友達がとても気にしていて、あちこちでも疑問の声が上がっているようですが、レイアが母親のことを覚えているらしい発言をしているそうですね。なのに出産時にパドメが死んじゃうのってどうなの、と・・・(汗)パドメのビデオ見せられていたのでは、という説もあるようですが。
まあそのあたりはどうでもいいんですが(笑)でも、パドメにはせめてレイアのことはちょっとでも育てて欲しかったなあ。なんか名前つけるだけで、子供の行く末のこと何も言わないで死んじゃったし・・・

しかし、アナキンがカッコよかった(笑)目つきの悪さでダークサイドに堕ちてからの表情も期待どおり(笑)なので、丸焼けになっちゃってショックでした・・・なんだ、あの仮面の下にはあのままのアナキンがいるわけじゃないのねって。
強すぎなCGヨーダ様にはやっぱり違和感が・・・(汗)でもチューバッカの肩に乗っちゃうのがかわいかった(笑)
3POはあんまり出てこなくて残念でしたが。R2とのやりとりが懐かしくなったなあ。でも、記憶消されると言われて「え～」とか言ってるのがかわいかった(笑)
大満足、とは言えませんが、見終わったらとてもEP4が見たくなりました(笑)EP2とか1とかも。ってもうテレビ放映あらかた終わっちゃってますねえ・・・
やっぱりあの独特の世界観はいいよなあと。
それにしても、新シリーズは、ハン・ソロみたいなキャラクターがいなかったのもちょっとつまらなかったかも。あのキャラクターは新鮮だったなあ。
やっぱり旧シリーズにはパワーがあったなあと。また機会があったらじっくり見てみたいです。

BBCラジオドラマ17

引き続きラジオドラマの感想です。
まずはフロド・サムルート。オークの塔の中でついにサムがIN WESTERN LANDを歌いました。
サントラに入っているのを聴いたら、あまりに朗々と歌い上げているので一抹の不安がありましたが(汗)ドラマの中ではちゃんと違和感なくかすれ気味に歌っていてホッとしました。それでも上手すぎ! ですけど(笑)
でも、この場面、サムの歌にフロドが答えるように歌うというかつぶやく?のが感動的と思ってたのですが、フロドの声は聞こえなかったなあ。期待したほど感動のシーンにはなってなくてちょっと残念でした。
サムと再会したフロド、「指輪をよこせ!」というシーンはちょっとやり過ぎでは・・・(汗)怖かったですよ～(汗)
続いては、傷ついたファラミアの傍らにいるデネソール。弱弱しく悲しげな声が良いのですが、本当にジョン・ノブルに似てるなあ・・・。SEEと同じ台詞が出てきましたけど、声の調子とかほとんど同じに聞こえてびっくりでした! このラジオドラマ、PJ映画のキャストと声が似てる人が本当に多いです。
そして、ピピンの奉公を解くデネソール。その話し方がなんだかとっても優しいのですが! もう、こんなところでデネソールのホビットに優しい人ポイント上げないでくれ～(笑)ちょっとクラっと来ましたよ(笑)
私の原作のデネソールのイメージはもっとクールなんですが、それでもピピンには心を動かされていたと思っているので、これは嬉しいです。
映画のデネソールも、ここまで優しくはなかったけれど、ラス・ディネンで自らピピンを引っ張って行ったりとか、ピピンに心をかけていた様子が伺えます。ある意味セオデンよりもホビットに心を動かされているような・・・
ああ、なんかラジオドラマのデネソールが映画のデネソールと声が似ているおかげで、映画のデネソールの株まで上がって来てます(笑)
そして、奉公を解くといわれたピピンが「最後までおそばにいます」というようなことを言うのですが、原作でも言ってましたっけ?(汗)なんかその後の「ガンダルフにとても会いたくなったものですから」という台詞ばかりが印象に残ってるんですけど。
でもどちらにしても、ラジオドラマのピピンの方が健気な気がします・・・原作よりも映画よりも。なんだかラジオドラマのピピン好きだなあ。
ファラミアを救うためにガンダルフを探しに行くピピン。そしてナズグルの首領とガンダルフが対峙したその時、ローハンの角笛が!
あ、そうか、ローハンの角笛の音ってこれだったのね(汗)なんだか緊迫感削がれるような(汗)まあ映画の角笛の音も微妙ですが・・・
うーん、このシーンはやっぱり原作が一番感動するなあ。
そしてナズグルが飛び去る羽音が・・・聞こえたような(汗)←既に記憶があいまい・・・(汗)あれ、ラジオドラマでも魔王は馬に乗って来たんじゃなかったのかな?
さて、次回はいよいよローハン軍登場! の前にきっとそこまでの道のりをやるでしょうから、ようやくメリーの出番かな。ちょっとワクワク。