ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

世にも不幸なできごと8 敵意ある病院(ネタバレ)

2005年07月18日 | 読書
またしても1日・・・というか寝る前にさらっと読めてしまいました。少しは厚くなって来てるんですけどね。
今回、久々に面白いかな、と思いました。やっぱ三つ子がよくなかったのか(笑)
やっぱり、3きょうだいがお互いのために頑張る話の方がいいのかもしれません。
今回も、前巻に引き続き、映像が浮かぶような場面が多かったです。所狭しとものが並べられた雑貨店の中での追いかけっこ、半分しか完成していない病院、記録図書館の中での追いかけっこ。映画で見たら面白そうな感じです。
シューターの出口から逃げるのに、ヴァイオレットだけ残されて・・・というあたりも映画で観たらスリリングでいいかもなあ、なんて思いました。
かかとにナイフのついた靴で、いちいちナイフを引き抜きながら歩いていくエズメもかなり映像でみたら笑えそうなんですが・・・(笑)
愚かな大人の風刺は、今回も新聞の内容を鵜呑みにしてしまう人たち、服装で相手を判断してしまう人たち、などが出てきましたが(白衣を着ているだけで子供だとわからないのはさすがにギャグですが(汗))、一番怖かったのは、陽気な闘病ボランティアたちでしょうか。相手が本当に欲しいものを与えるのではなく、ただ陽気な歌とハート型の風船を配って回るボランティアたち。結構痛い話だなあと思ったんですが(汗)
今回は、愚かながらも「いい人」な雑貨店の店主や、新聞に書いてあることを信じないハルなど、今までになくいい大人が登場していましたが、その人たちを裏切ってしまう結果になってしまった3きょうだいがちょっとかわいそうでした。
サニーがだんだん成長して来ているのもいいかなあと。まだまだ「あり得ない赤ちゃん」ではありますけど(笑)リボンを失ったヴァイオレットのために、白衣を噛み千切ってリボンを作ってあげたりと、優しいところにはちょっとほろっと来ますね。
物語の謎も、ちょっと映画とつながって来たような、違うような・・・?
次の9巻で邦訳分はおしまいなので、謎が深まったまままたしばらく待つことになるのでしょうか。

ところで、映画のDVDも9/16に発売が決まったようで。結構早いですね。今から楽しみです♪
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BBCラジオドラマ18

2005年07月18日 | 指輪物語&トールキン
ラジオドラマはいよいよ佳境、ペレンノール野の戦いが終わりました。
原作ではガン=ブリ=ガンとかのあたりの話が出てくるのですが、なくていきなり戦ってました。うーん、TTTでやってたかな・・・? ガン=ブリ=ガンはもともと出てなかったっけ?(汗)
そんなこんなでメリー的にはやや物足りないものの、いよいよローハン軍の突撃です。
このあたり、原作ではセオデンの死後に歌われたという詩(歌詞聴き取れてないので多分、ですが)がセオデンのテーマというか黄金館のテーマというか、に乗せて朗々とバリトンで歌い上げられます。(ローハンの角笛もこのメロディなんですよね~)
この歌がシーンの合間合間にナレーション代わりのように入るのが、とてもよかったですね~。これはラジオドラマならではの演出と言えるかもしれません。
デルンヘルム、結構喋ってるんですが・・・そしてどう聴いても女にしか聞こえんのですが(汗)まあ、ラジオドラマだし、喋ってないと存在感ないのかもしないけど・・・
セオデンが倒れると、デルンヘルムは冷静にも「メリー、ここにいて」とか言います。そして魔王と戦って危なくなった時に「メリー、助けて!」と言っていたのにはびっくりでした~。
でも、魔王に対峙するエオウィンの台詞はほぼ原作どおり(多分(汗))で良かったなあ。
メリーは原作どおり、「あのひとは死んではいけない」と言いますが、今ひとつ恐怖の中から勇気を出して、というのが弱かったかなあ・・・まあ映画よりは大分良いですけど。
しかし、魔王が喋りすぎ・・・(汗)メリーに刺された後、「Halflingsに刺された」とかなんとか自分で言ってるのにびっくりでした~(笑)やっぱりラジオドラマだから、言葉で説明しなきゃいけないからなのかな。でもやっぱり喋りすぎって気がする・・・
セオデンを看取るメリーは原作どおりなんですが、ラジオドラマも原作ほどはメリーとセオデンのエピソードやってないからなあ・・・。
エオウィンを発見して「死だ!」と走り去ってしまうエオメルも原作どおりですが、あのエオメルの台詞、セオデンに言わせたのは映画上手かったかも、と思いました。カッコイイもんなあ、あのシチュエーションであの台詞。意味は置いとくとして。なんかローハン軍到着、のところだけ映画見たくなりました(笑)←DVD見れば・・・(汗)
そして今度はデネソールの火葬になるのですが、このつなぎに、セオデンのテーマ(仮称)で同じように歌われるんですよ、デネソールのことが。これはいい演出だな~と思いました! 歌詞が明らかにデネソールの名前言ってましたから、これは完全にオリジナルの歌詞ではないかと。
この歌、火葬の最後の場面でも流れていて、とてもよかったです。セオデンとデネソールを対比して扱っているというのが嬉しいですね。
この場面では、ガンダルフの理知的な言葉が泣かせます。うーん、映画のガンダルフひどすぎだー!
デネソールがパランティアを取り出すのもすごく印象的で、なんで映画でやらなかったのか理解不能です。
デネソールの錯乱ぶり、やっぱりジョン・ノブルに近いものがあるかなあ。もっと悲しいイメージだったんですが。
まあ、最後にはセオデンと同じく、歌で送られた、というような演出には感動です。
アラゴルンたちの到着では、最初敵かと思っていたエオメルの慌てた?声が・・・なんだか結構おじさん?(汗)もっとカッコイイ声のような気がしてたんですが・・・やっぱカール・アーバンの方がかっこいいかな(笑)
馳夫さんの声を聴くとなんだかホッとしますね(笑)
ギムリとレゴラスが名乗りを上げて出てくるのも、なんだか微笑ましいです。(レゴラスったら「エルフのレゴラス」とか名乗ってたんですが・・・なんだかちょっとカッコ悪くないですか?(汗))やっぱりラジオドラマだから、ちゃんと名乗らないと存在感が(笑)
戦いが終わった後、ピピンかメリーを見つける場面では、メリーがなんだか熱い?というか・・・ちょっとイメージと違いました(汗)もっと消え入るような感じでイメージしてたんだけどなあ・・・
なんかラジオドラマのメリーの印象は今ひとつかもしれません(汗)ピピンが原作よりも健気でかわいい感じになってるので余計にかも・・・(汗)
さて、続いてはいよいよい療病院なんですが、どうなってるでしょう。楽しみです。
コメント (2)
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