行く直前にたまたまハンプルクでやるとわかって行くことにしたジーザス。これはポスターです。そんなにあちこちにあるわけではなかったのですが、たまたま泊まったホテルのそばにも貼ってありました。これは教会のすぐそばのですけど。
チケットはハンブルクに到着した翌日、8/13に中央駅のツーリストインフォメーションのチケット売り場で買いました。18日からだったんですが、すでに18日の分は売り切れで、なんとか19日の分が買えました。でも当日券もありそうだったな・・・
こちらが会場の聖ヤコビ教会です。いきなり塔だけ近未来系?の不思議な教会です。今年750周年らしいですけど・・・(750年ってまたすごいですよね)
この斬新な形態を見ても、教会内で「ジーザス-」を上演する、という斬新なイベントをやってしまう教会の進歩的?な精神を感じるような気がしました。
中は、リューベックでバカでかい教会たちを見てきてしまったので、質素な印象でしたけど(汗)
自由席だったので、フラットな教会の座席では、通路側をキープしないと全然見えん! と思ったので、早めに並びに行きました。前日に7時15分くらいに様子を見に行ったら、10人くらい並んでいたので、当日は7時すぎくらいに行きました。(開演は8時30分)そうしたら、なぜか前日よりもたくさん並んでました・・・
でも、8時くらいにロビー開場したのですが、当日券の人もいたみたいで、実際に扉の前に並んだ時には10人目くらいをキープしてました。ので、無事通路席を確保できました。
こちらがステージ。実は初日前日の17日に撮ったものです。もうセッティングしてありました。足場だけ組んである簡素なステージです。
ステージ下手。このライトがあるところ、照明機材の置き場かと思ったらしっかり舞台として使われてました。パイプのところを登ったりして、ちょっと映画のイメージ? 黒い幕が破れているのもわざとだったんだと本番を見て初めて気がつきました(笑)
こちらがオケピットというかバンドブースというか、です。
さて、舞台の方はというと、教会という場を使った演出がとても面白かったです。
生演奏も、ものすごく上手かったわけではないですが、やっぱり生はいいよなあと思いました。ロックをテープ演奏は悲しすぎるよ!
しかし、残念ながら役者さんのレベルが今ひとつだったかな(汗)Tanz der Vampireでものすごいレベルの高い人たちを見てしまったから余計にだったかな・・・
手放しで上手いと言えたのはマリアだけだったかも。ユダは上手かったけど、高音部にやや不安が。ピラトも上手かったけど、声を張り上げる時はいいけど、静かに歌うときが今イチだったかな。アンナスも上手かったですが、四季の佐川さんの方がずっと上手かった(汗)
ジーザス役の人は、高音部が完全に出ていなくて、ゲッセマネのシャウトの音も下げてました(汗)熱演ではありましたが。
なんか、テープ演奏とロックしてないので四季のジーザスに不満があった私ですが、やっぱり四季のジーザスのレベルはかなり高いんだな、と実感しました。特に、芝居として確立しているよなあと。まあ、テープ演奏はやっぱり悲しいけど・・・せめてもうちょっとカッコイイ演奏で録音し直してくれないものか・・・
12使徒は、人数が足りないのか、なんとコーラスガールの女の子3人を含めて12使徒だったみたいです(汗)
そして、民衆のアンサンブルの人たちが出てきたら、なんかどうみても一般人な人たちなんでびっくり。どうみても踊れてなくて手を振ってるだけのおじさんおばさんとか・・・
後でプログラムを確認したら、やっぱり聖ヤコビ教会の聖歌隊の方々だったみたいです。確かに結構歌えていたので、あの素人っぽさが謎だったんですが、なるほどです(笑)
見慣れてくると、むしろ本当に民衆っぽくてなかなか良かったかもしれません。
しかし、この公演ツアーになってたんだけど、他の場所ではアンサンブルどうしてるんだろう・・・?
とまあ出演者のレベルはちょっと落ちたのですが、演出が非常に面白かったです。
入り口が右側にあるんですが、そこがガラス張りになっているんですが、民衆の人たちがガラスに手をついてわーっと覗き込んでたりとか、結構迫力がありました。(ガラス拭かないとベタベタだぞ、とか思ったり(笑))
アンサンブルの人たちは基本的にステージには上がらずに、通路を走ってきたり、通路の後から覗き込んだり、という感じでした。
アンナスやカヤパたちの出番では、照明は一切つかず、サーチライトのような懐中電灯を持って出て来た出演者たちが、お互いを照らしながら演じるという面白い演出でした。両手がふさがる時はポケットに入れて下から自分の顔を照らしてたりして。しかしライト顔に当てられてよく眩しくないなあと思いましたが(汗)
最後には、十字架は出てこなくて、ジーザスはステージに倒れ伏し、暗転したステージの上の、ステンドグラスの十字架上のキリストがスポットライトで映し出されるというドラマチックな演出でした。
芝居の上では、ジーザスとマリアが完璧にデキちゃってるような描写でちょっとびっくり(笑)
I don't know how to love himを歌っているマリアをユダがずっと見ていて、迫って拒否されたりとかもしてました。
ヘロデ王が、なぜかピラトと同じマントの破れたものを着ていて、杖を突いて、乞食のようだったんですが、あれは何を表していたのでしょうか?
いいなあと思ったのは、囚われたジーザスが、通路の後ろの方にずっと立っていて、民衆の不満、ペテロが「知らない」という場面、そしてユダの自殺の場面までをもじっと見ていたところでした。怒りと哀れみと悲しみが混ざり合ったような表情が良かったですねえ。
特に、ユダの自殺を見ながら辛そうに顔を伏せていたのが嬉しかったかな。
というわけで、思ったようなレベルでの舞台ではありませんでしたが、なかなか面白いものを見たなあ、という感じでした。良い旅の思い出です。
チケットはハンブルクに到着した翌日、8/13に中央駅のツーリストインフォメーションのチケット売り場で買いました。18日からだったんですが、すでに18日の分は売り切れで、なんとか19日の分が買えました。でも当日券もありそうだったな・・・
こちらが会場の聖ヤコビ教会です。いきなり塔だけ近未来系?の不思議な教会です。今年750周年らしいですけど・・・(750年ってまたすごいですよね)
この斬新な形態を見ても、教会内で「ジーザス-」を上演する、という斬新なイベントをやってしまう教会の進歩的?な精神を感じるような気がしました。
中は、リューベックでバカでかい教会たちを見てきてしまったので、質素な印象でしたけど(汗)
自由席だったので、フラットな教会の座席では、通路側をキープしないと全然見えん! と思ったので、早めに並びに行きました。前日に7時15分くらいに様子を見に行ったら、10人くらい並んでいたので、当日は7時すぎくらいに行きました。(開演は8時30分)そうしたら、なぜか前日よりもたくさん並んでました・・・
でも、8時くらいにロビー開場したのですが、当日券の人もいたみたいで、実際に扉の前に並んだ時には10人目くらいをキープしてました。ので、無事通路席を確保できました。
こちらがステージ。実は初日前日の17日に撮ったものです。もうセッティングしてありました。足場だけ組んである簡素なステージです。
ステージ下手。このライトがあるところ、照明機材の置き場かと思ったらしっかり舞台として使われてました。パイプのところを登ったりして、ちょっと映画のイメージ? 黒い幕が破れているのもわざとだったんだと本番を見て初めて気がつきました(笑)
こちらがオケピットというかバンドブースというか、です。
さて、舞台の方はというと、教会という場を使った演出がとても面白かったです。
生演奏も、ものすごく上手かったわけではないですが、やっぱり生はいいよなあと思いました。ロックをテープ演奏は悲しすぎるよ!
しかし、残念ながら役者さんのレベルが今ひとつだったかな(汗)Tanz der Vampireでものすごいレベルの高い人たちを見てしまったから余計にだったかな・・・
手放しで上手いと言えたのはマリアだけだったかも。ユダは上手かったけど、高音部にやや不安が。ピラトも上手かったけど、声を張り上げる時はいいけど、静かに歌うときが今イチだったかな。アンナスも上手かったですが、四季の佐川さんの方がずっと上手かった(汗)
ジーザス役の人は、高音部が完全に出ていなくて、ゲッセマネのシャウトの音も下げてました(汗)熱演ではありましたが。
なんか、テープ演奏とロックしてないので四季のジーザスに不満があった私ですが、やっぱり四季のジーザスのレベルはかなり高いんだな、と実感しました。特に、芝居として確立しているよなあと。まあ、テープ演奏はやっぱり悲しいけど・・・せめてもうちょっとカッコイイ演奏で録音し直してくれないものか・・・
12使徒は、人数が足りないのか、なんとコーラスガールの女の子3人を含めて12使徒だったみたいです(汗)
そして、民衆のアンサンブルの人たちが出てきたら、なんかどうみても一般人な人たちなんでびっくり。どうみても踊れてなくて手を振ってるだけのおじさんおばさんとか・・・
後でプログラムを確認したら、やっぱり聖ヤコビ教会の聖歌隊の方々だったみたいです。確かに結構歌えていたので、あの素人っぽさが謎だったんですが、なるほどです(笑)
見慣れてくると、むしろ本当に民衆っぽくてなかなか良かったかもしれません。
しかし、この公演ツアーになってたんだけど、他の場所ではアンサンブルどうしてるんだろう・・・?
とまあ出演者のレベルはちょっと落ちたのですが、演出が非常に面白かったです。
入り口が右側にあるんですが、そこがガラス張りになっているんですが、民衆の人たちがガラスに手をついてわーっと覗き込んでたりとか、結構迫力がありました。(ガラス拭かないとベタベタだぞ、とか思ったり(笑))
アンサンブルの人たちは基本的にステージには上がらずに、通路を走ってきたり、通路の後から覗き込んだり、という感じでした。
アンナスやカヤパたちの出番では、照明は一切つかず、サーチライトのような懐中電灯を持って出て来た出演者たちが、お互いを照らしながら演じるという面白い演出でした。両手がふさがる時はポケットに入れて下から自分の顔を照らしてたりして。しかしライト顔に当てられてよく眩しくないなあと思いましたが(汗)
最後には、十字架は出てこなくて、ジーザスはステージに倒れ伏し、暗転したステージの上の、ステンドグラスの十字架上のキリストがスポットライトで映し出されるというドラマチックな演出でした。
芝居の上では、ジーザスとマリアが完璧にデキちゃってるような描写でちょっとびっくり(笑)
I don't know how to love himを歌っているマリアをユダがずっと見ていて、迫って拒否されたりとかもしてました。
ヘロデ王が、なぜかピラトと同じマントの破れたものを着ていて、杖を突いて、乞食のようだったんですが、あれは何を表していたのでしょうか?
いいなあと思ったのは、囚われたジーザスが、通路の後ろの方にずっと立っていて、民衆の不満、ペテロが「知らない」という場面、そしてユダの自殺の場面までをもじっと見ていたところでした。怒りと哀れみと悲しみが混ざり合ったような表情が良かったですねえ。
特に、ユダの自殺を見ながら辛そうに顔を伏せていたのが嬉しかったかな。
というわけで、思ったようなレベルでの舞台ではありませんでしたが、なかなか面白いものを見たなあ、という感じでした。良い旅の思い出です。