ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ミュンヘンおこぼれ写真その4

2006年10月06日 | 旅行
ミュンヘンのシンボルの動物はライオンだそうで、ミュンヘンの旧市街にはこのようなライオンのディスプレイがたくさんありました。そういやハンブルクではクマがたくさんいたなあ。体が色んな模様になっているのが基本ですが、中には服を着せたりしいるものも。
海水浴スタイルで海パンにサングラス、バスタオルを背にかけて・・・なんてのもいたし。
一番「なんじゃこりゃ」だったのは、レストラン?の入り口の両脇に、ギャルソンとギャルソンヌ風の男女のライオンが座っていたのですが・・・鬣がある時点で雄ですよねえ・・・なんで女なんだ~(笑)
この写真はKarlstadt Sportの前にいたライオンくんたちで、W杯仕様ですね(笑)ドイツとブラジルのユニフォームとキャップに、バイエルン風半ズボン姿のライオンくんたち。ブラジルのユニフォームはロナウドでした(笑)

ミュンヘン写真もようやくこれでおしまいです。やっとシュトゥットガルトに行ける~(笑)
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X-MEN3(ネタバレ)

2006年10月06日 | 映画
駆け込みで観て来ました。
うーん、なんだかいろいろと釈然としないんですが(汗)でもツッ込んで文句言う気にもあまりなりませんでした。もともとストーリー性とかそういうのが好きというわけではなかったんで(笑)ミュータントたちがそれぞれ違った能力で戦うのが好きだったのでした。(「サイボーグ009」とか好きだったもんな。1作目を見た時にはかなりノスタルジーを感じました)あと、イアン・マッケランがカッコイイのと(笑)
ミュータントたちの戦いぶりは、戦うシーンは少なめながら、それなりに楽しめました。1作目のように、違う能力の仲間たちの連携プレー、というのはあまりなかったけど、違う能力同士の戦いとかちょっと面白かったかな。
でも、LotR後遺症というか(笑)SFXに物足りなさをいろいろと感じてしまうんですねー。特に生身関係?の特撮が。
CGじゃないけど、いかにもワイヤーで吊ってます、な飛び方かなんとかならんものでしょうか。翼で飛ぶ男の子(チラシではエンジェルとかなんとか書いてあったような気がしますが、本編ではそんな名前全然出てこなかったような)とか、もっと美しく飛べんのか・・・足ワイヤーで吊ってるのわかりすぎ・・・
ストームの飛び方も相変わらず変ですなあ・・・(汗)
もう一つの見所(笑)イアン・マッケランのマグニートーですが、いやーカッコイイですねえ。堪能いたしました(笑)力を使う場面もカッコイイし、冷酷な場面もカッコイイのですが、プロフェッサーが消されそうになった時「やめろ!」と真剣に心配していたところとか、ラストの一人チェスを前に座っているところとか、良かったなあ。今回は今までの2作以上にマグニートー大活躍で、主役じゃないかと思いましたよ(笑)
しかし、マグニートーが主人公に見えたということは、裏を返せば人間たちが今まで以上に悪者に見えたということでもあり・・・そんなに人間たちのためにミュータント同士で殺しあう戦いはあまりに不毛だなあと思いました・・・いや戦闘自体は楽しんでたんだけど(汗)
ジーンの設定は、今までが「最強だけどいい子すぎ」なキャラクターだったので、なるほどねー、と納得するものはないこともなかったですが、もっと話の核になるかと思ったのですがそれほどでもなかったですねー。いや最後は大変なことになりましたが。話いろいろ盛り込みすぎだったのかな。いやでも「パイレーツ・オブ・カリビアン」よりはまとまってたような気がしますが(汗)
あの「キュア」の能力を持った子がもっと絡んで来るかと思ったのですが、ただ逃げてただけでしたねー。なーんだ、です。あの子がジーンを止める鍵になるかと思ったんですが。
それにしても今回ローガンがあんまり主役じゃなかったような(汗)出番はありましたが、やっぱり本人の苦悩がなくなってしまって傍観者的な立場になってしまったからかなー。ジーンへの愛ゆえに苦悩する、というのもなんか違うし。やっぱり主役はマグニートーか?(笑)
しかしなんであれで「めでたしめでたし」になってミュータントと人間たちは和解できたのか? ローグだけがキュアで「治って」しまったのはめでたしめでたしなのか?? とかいろいろと釈然とはしないんですが、まあ細かいことは気にしないことにします(汗)
キャストの皆さん年取りましたよね~(汗)唯一ハル・ベリーだけが変わらずに美しかったですが。
サイクロプスのあっけない消え方もショックでしたが、マグニートーに捨てられたら寝返ってしまったミスティークにもショック。カッコ良くて好きだったのに・・・まあ二人とも最後に素顔を見せられて良かったですね、というところでしょうか。(ミスティークは2でも素顔見せてたらしいですが)
エンドロール後のあのシーンですが、看護師の名前を知っていたのと、看護師も「チャールズ」と呼びかけながら涙ぐんでいたことから、あの意識不明の患者とプロフェッサーとの関係が謎だったのですが、今日謎が解けました。多分。
あの看護師はプロフェッサーに派遣?されていたので知り合いで、死んだと思っていたプロフェッサーが蘇ったことに喜んでいたのですね、多分。
となるとマグニートーの力も消えてなさげだし、プロフェッサーも復活したようだし、というわけでまだまだ話が続いてもおかしくなさそうですが、映画はこれで終わり、ということなんですね。まあそれも余韻があって良いかもですね。

てなわけで今年見た映画の順位。
1.ナルニア国物語第一章ライオンと魔女 / 2.RENT / 3.僕の大事なコレクション / 4.ロード・オブ・ウォー / 5.フーリガン / 6.ユナイテッド93 /7.V・フォー・ヴェンデッタ / 8.ローズ・イン・タイドランド / 9.スタンドアップ / 10.シャガール ロシアとロバとその他のものに /11. ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス /12.キングコング / 13.ハリーポッターと炎のゴブレット / 14.DOOM / 15.サイレントヒル / 16.X-MEN3 /17.プロデューサーズ / 18.パイレーツ・オブ・カリビアン2デッドマンズ・チェスト / 19.ゲド戦記 /20.アンジェラ / 21.ダ・ヴィンチ・コード / 22.PROMISE / 23.フライトプラン
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オマージュとパロディ

2006年10月06日 | 指輪物語&トールキン
ちょっと前に朝日新聞の書評で、斉藤次郎著「行きて帰りし物語-キーワードで解く絵本・児童文学」が出ていました。トールキン好きならひっかかるタイトルですが(笑)そもそもこの本を書いたきっかけになったのが、瀬田貞二氏の「幼い子の文学」だったのだそうです。
児童文学には「行って帰る」という構造パターンがある、という話を瀬田氏はこの中で書いているそうです。それについて、記事の中では「ホビットの冒険」の副題「There and Back Again」がその原点であるように書いてありましたが、もちろん主人公が「行って帰る」というパターンはもっと古くからあって、トールキンもそれを踏襲して「ホビット」を書いたわけですね。
しかし、「指輪物語」では、フロドはホビット庄に帰ってくるけれど、そこで幸せに暮らすことはなく、やがて中つ国を去って行きます。他の登場人物たちも、特に旅の仲間の9人は、生まれた土地で生涯を終える者は一人もいないことになっています。いわば「指輪物語」は「行って帰らぬ物語」なわけですね。すでに言い尽くされていることではありますが。
「ホビット」や「農夫ジャイルズの冒険」を読んで思うのは、トールキンは既存の冒険譚や伝説・伝承等をパロディにしているな、ということです。主人公が勇敢な勇士ではなく、小さなホビットだったり、ただの農夫だったり、主人公が自分では戦わなかったり。
一方で、ドラゴンや戦争や、伝説・伝承に欠かせない要素も登場していますが。
私が「ホビット」や「ジャイルズ」を読んで面白いと感じるのが、この既存の伝説のパロディのような設定です。ただのそれまであった物語の模倣だけでないところが、新鮮で面白く感じるのだと思っています。
そして逆に、単に既存の物語と違うというだけでなく、その伝統を踏襲しつつ、敢えて定石を外すことで、新鮮なだけでなく、既存の伝説・伝承に並ぶような格調も保っている、そんな物語だと思います。
伝説・伝承に精通しているからこそできることだと思いますが。
そしてトールキンは、「指輪物語」では、「行って帰る」というパターンも崩しているんだなあと思います。「ホビット」との対比もあるのでしょうが。
「指輪物語」の面白さと人気の秘密は、もちろん一言で言い表せるはずもないのですが、この「既存の物語のパターンを崩す」という、パロディと言ったら語弊があるかもしれませんが、そういう点が一つの要因であることは間違いないと思います。
初めて読んだ時、小さなホビットたちが主人公なところ、素朴なサムの終盤での活躍、ゴラムと指輪の棄却・・・今まで読んだことのないような新鮮な物語に衝撃を受けたものでした。
おそらく、欧米で爆発的に受け入れられたのもそのあたりが原因だったのではないかと思います。
そして、その「指輪物語」を模倣した作品が沢山生まれ、今日のファンタジーにもつながっているようですが、不思議なことに「指輪物語」を超える「新鮮さ」を持つ作品にはほとんど出会ったことがありません。だからこそ「指輪」を初めて読んだ時にとても新鮮だったのでしょうが。
「ホビット」も「指輪物語」も、作られた経緯は偶然のようなものなのに、思いもかけず傑作になったのは面白いなあと思います。
ところで一方で、トールキンが本当に書きたいと思っていたのは「シルマリル」など、指輪戦争以前の物語だったんですね。
来年出版されると話題のトゥーリン・トゥランバールの物語も、トールキンが書きたいと熱望していた物語ですね。
この話は、北欧の伝説(でしたっけ(汗))を下敷きに作った物語でしたが、「ホビット」や「指輪」と違い、神話・伝説をそのまま踏襲しているような雰囲気がありますよね。いや元の話に詳しくないのでなんとも言えませんが・・・
単に題材が馴染みやすいとかそういうのもあるかもしれませんが、私などにはどうも「指輪」や「ホビット」の方が新鮮で面白い、と感じてしまいます。
「シルマリル」の世界がとても好き、とおっしゃる方もたくさんいらっしゃると思いますが、あくまでも個人的感想ですので(汗)
あー、こんなことを書いているとますます原作読み返したくなってしまいます(笑)「外宇宙航行計画」読み終わったらいよいよ読み始まるぞー。とりあえず読み返しかけの「ホビット」からですが。
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