ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

江華島の冒険?

2007年01月20日 | 旅行
ソウルだけでは刺激が足りない私・・・。なんだか日本人だらけだし・・・前もこんなに日本人いたかなあ?
初めて行った時に韓国一周して、田舎での体験がとても楽しかったので、できれば田舎に行きたいなあと思ってました。前回行った時もソウルにしかいなかったし・・・
韓国は、ソウル近郊に人口の4分の3くらいが集中しているとのことで、日本よりも国土は狭いながら、ちょっと離れると田舎が満喫できるんですよね。って私が最後に行ったのは遥か昔ですが(汗)
という訳で、今回は日帰りできるところにどこか行こう、と決めて、行ったことがなかった江華島(カンファド)に行くことにしました。
どうも江華島は観光名所が離れていて、なかなか交通の便が悪そうなのですが、まあ伝灯寺(チョンドゥンサ)だけでもいければいいかなと。目的は観光よりも、とにかく田舎に行きたかったというそれだけなんで・・・(汗)
伝灯寺に行くには、江華のバスターミナルまで中距離バスで行き、そこから路線バスか観光バスに乗ることになるようでした。
江華行きのバスは、新村(シンチョン)のバスターミナルから出ているとのことで、初めて新村に行きました。
新村のバスターミナルは、ショッピンクセンター(というよりは市場?)の横に、切符の自動販売機と数人座れる程度の待合室がある平屋の小さい建物があるだけで、バスは駐車場みたいなところに停まっているだけでした。ソウル中心部の大きなバスターミナルをイメージしていたのでちょっとびっくり。
でもそこはかとなく田舎の香り???がして嬉しくなったりもして(笑)
自販機で切符を買おうとすると、おじさんが「どこに行くの?」と(韓国語で(汗))声を掛けて来ました。「カンファ」と答えるとああ、という感じで頷くおじさん。
てっきり運転手さんかバスターミナルの人かと思ってたんですが・・・どうやらただの乗客だったみたいでした(笑)うーん、田舎度上昇中(笑)
しかし、これが落とし穴の始まりでした・・・
ちょうど停まっていたバスに、窓ガラスに「カンファ」と書いてあったので、何の疑問も持たずに乗り込みました。さっきのおじさんも何も言わないし、行き先も書いてあるし間違いないだろうと。
そして、外国でバスに乗るときの鉄則、運転手さんに行き先を確認する、をやらなかったのでした・・・。終点のはずなので、着いたら教えて、もやらなかったし。
バスは発車。爆睡する妹を尻目に、時々意識を失いながらも(笑)一応地図で現在地を確認しながら窓の外の景色を見ていました。海を渡ったらもうじきだなと。
そして海を渡ったのですが、ふと窓の外を見るとなにやら海岸に観光名所らしきものが・・・あれは江華島事件の時に大砲が発射された草芝鎮(チョジジン)では?
地図のルートを見ると、江華に行くには草芝鎮は通らず、もっと北のルートから入るはず・・・遠回りのルートなのかな、と呑気に構える私。時間的に行けない予定だったので、草芝鎮が一瞬でも見られてむしろラッキー、てな考えでした。(妹は寝てたから観てないけど・・・)
そのうち、どう観てもバスターミナルではないところで、バスの乗客たちが大挙して降りだしました。あれ、もうついた? バスターミナルには見えないけど・・・
運転手さんに「江華に着いたのか」というようなことを聞いてみると(いやそんなちゃんとした韓国語じゃなかったけど・・・しかも妹が聞きました(笑))、どうやら江華のバスターミナルには行かないもよう・・・
身振り手振りで、ここで待って他のバスに乗り換えろ、と言われた私たち。なんだかよくわからないまま、どこだかもわからないところでバスを降りました。
いや、本当に「ここはどこ!?」状態(汗)
なんだかバス停に、観光名所のひとつ支石墓の写真がついていたので、もしかして支石墓の近くか? と思い、通りがかりのおじさんに「支石墓はどこですか?」と聞いてみました。(そのくらいの韓国語ならなんとか・・・(汗)ホントは「どうやって行くのですか?」と聞かなきゃですが・・・)
そしたら、バスで江華まで行って乗り換えろ、ということのようでした。あれー、支石墓の近くでもないのか・・・
最終手段で、通りがかりの老夫婦に、地球の歩き方の江華島の地図を見せて、「ここはどこですか!?」と聞いてみたところ、しばらくうーん、と見ながら、「ここだ!」と指差してくれました。漢字とカタカナしか書いてない地図だったのに・・・感謝!(韓国語読みするとカムサ・・・(笑))
なんと、目的地の伝灯寺の近くのバス停だったことが判明。江華まで行かなくてもどうやら歩いていけそうだ、ということで、また違うおじさん(石段に暇そうに座ってた)に「チョンドゥンサ オディエヨ?」(伝灯寺はどこですか?)と聞くと、わざわざ立ち上がって、しばらく歩いて曲がり角まで行ってくれて、ここをまっすぐ行くんだよ、とにこにこしながら教えてくれました。ここでも感謝!
そんなわけで、予想外の展開になりましたが、当初の目的の伝灯寺にたどり着けました。
バス乗り間違ったおかげで、親切な地元の人に助けてもらって、思いがけず田舎の旅の楽しさを満喫できて、大満足でした!
しかし、以前オックスフォードでバスを降り間違った時には動揺していた妹が、何回か台湾に行った経験からか、すっかり逞しくなってました(笑)韓国語は私よりもできるので、会話もまかせちゃったし。
なぜか私は韓国語の数字というか金額のヒアリングが得意?なので(語尾がくっついちゃって、慣れないとなかなか聞き取りにくいんですよね、韓国の数字。「クベクウォン」が「クベゴン」、「イーチョンウォン」が「イチョヌン」とか。これも韓国一周の賜物? 遥か昔の話だけど・・・(汗))、二人で力を合わせて危機(ってほどじゃないけど)を乗り切れて、ちょっと楽しかったです。

そんなわけでなんとか伝灯寺に到着。いや実は入り口がよくわからなくて迷ったんですが(汗)
伝灯寺は観光バスが到着しては後から後から年配の観光客が押し寄せてくる、という感じでしたが、のんびりと団体が切れるのを待ってから入りました。
トップの写真は入り口の建物です。高床?になっていて、床下を通って境内?に入ります。
この入り口の建物は新しいのですが、この伝灯寺の建物は、度重なる戦争で焼失してしまった建造物が多い韓国にあって、残っている貴重な建物だそうです。
多分これが最古の建物?

それともこっちかな?

韓国のお寺は、何年かごとに塗り替えるのだそうで、古い建物でもピカピカに綺麗に塗ってあることが多くて、日本の古刹に慣れていると違和感があったりもするのですが、ここの建物はあんまり塗ってなさそうですね。色あせてます。
韓国のお寺や王宮は、緑と青が主の綺麗な色で、初めて見た時には感動したものです。
先日台湾にも行きましたが、中国、韓国、日本とお寺を見ると、海を渡るうちにだんだん地味になって行ったんだなあというのがわかって面白いです。
しかし、中国のあの真っ赤っ赤が韓国に伝わってどうしてあの緑と青になったのか。そして日本に伝わった時にはまたどうして色が変わったのか。面白いですね~。

軒下のサル?
韓国のお寺や王宮の、屋根の上などにいる動物の像?がかわいくて好きです。景福宮の十二支の石像も好きなんですよ(笑)今回は写真撮らなかったですが。
あの屋根の上の動物像も韓国独特で面白いです。

下の建物の天井にぶら下がっていた、寄進のぼんぼり?
日本の感覚からすると派手~、ですが、中華圏のお寺を見ると大人しく感じますね(笑)
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是方博邦 with 石井一孝@目黒ブルースアレイジャパン 07.1.18

2007年01月20日 | 音楽(主に日本のHR?)
石井一孝さんを観に行くという点ではミュージカルカテゴリーかもしれないんですが、明らかに音楽カテゴリーな内容なので音楽で・・・(笑)
石井一孝さんは実はミュージカルに出てる時よりもライヴで歌ってるときの方が好きでして。
というわけでたまに(妹が気が向いてライヴを見つけてきた時に)ライヴに行ってます。
で、一昨日行って来たんですが、いや~楽しかった!
いい音楽といい演奏と爆笑MC(笑)で楽しい時間を過ごしました~!
いや~、演奏が上手いっていいね・・・と思うようなモノしか観てなかった今年(汗・何を見たかは書かないでおきますが・・・)心が洗われるようでございました(笑)
是方さんとのライヴは確か初めての時に行ったと思うのですが、その後結構何回もやってたんですねー。またやりたいようなこと言ってたんで楽しみです。
メンバーのチェックとか全然してなかったんですが、ドラムが小森啓資さんで嬉しかった♪ ってもしかして前見た時もそうだった?(汗)
小森さんのドラム好きなんですよね~。なんつかーリズムがタイトというか。うるゴメでも小森さんが叩くHeaven and Hellが好きでした。あれは他の人が叩くとなんか違うんですよね~。キーボードのイントロからドラムが入るところ、カウントとらないでそのまま入ってたのは小森さんだけでしたね~。あれが好きでした、特に。
話が逸れましたが(汗)そういうわけでドラムも堪能しましたよ~。
キーボードの光田健一さんも上手かった上にMCも面白かった(笑)7階から羽ばたいたニワトリの話が一番ウケました(笑)
石井一孝さんは、「ブルックリン」のリハーサル中ということで、声の調子が今ひとつかな? と最初は思いましたが、やっぱり上手いですね~。気持ちよかったです。
途中で、「俺今日こんなに歌っちゃってリハーサル大丈夫なんですかね?」なんて言ってました(笑)
何よりも、バンドのそうそうたるメンバーと一緒にやってて全くひけを取らない歌唱力とパフォーマンスに、「ミュージシャンだな~」と感動してしまいました。って大袈裟だけど(笑)
曲の方は、是方さんのオリジナルのインスト数曲と、石井一孝さんの曲も一曲、あとは是方さんの曲に石井さんが歌詞をつけたものを何曲かと、カバーでした。
カバーものも、アレンジですっかり曲のイメージが変わっていて楽しかったです。
そして、MCがまた面白かったですね~(笑)フュージョンの人ってなんで皆あんなに喋りが面白いのか・・・(笑)
一番ウケたのは、石井さんが「セブンス以上のコード」の話をした時に、光田さんが例として?いくつかコードをポロロ~ンと弾いていたら、是方さんが「メダカの赤ちゃんが生まれました」と動物ドキュメンタリー風にナレーションを入れ始めて爆笑(笑)またそのアドリブナレーションに合わせてそれっぽいフレーズを弾く光田さん(笑)いや~あれは面白かった!
あと、石井さんがブルックリンの台本を持ってきて、メンバー一人ひとりに冒頭の台詞(舞台では今井清隆さんの台詞)を言わせてたのも面白かった~。皆さん結構上手くて。
是方さんはわざと棒読みで途中から関西弁まじりとかでやってたし。小森さんどうするのかと思ったら、なんとバスドラを叩きながら喋るという曲芸技でやってくれました(笑)皆さんエンターテイナーだなあ。
台本が読みづらいのか、なぜか皆「健康にいい」のところでつっかえてましたが・・・
しかし、石井さんが今井さんのこと「噛む噛む」といじめまくってましたね(笑)メンバーの皆さんの台詞を聴いて、「今井より上手いですよ。(呼び捨てじゃなかったかも?(汗))あいつだったらここまでで3、4回噛んでますよ」とかひどいこと言ってて、これまた爆笑だったのですが、これ今井さんのキャラクターを知らないと笑えないかも(汗)
そんなこんなで、とっても楽しい時間を過ごさせてもらいました~!
しかし、7時半スタートで2ステージ・・・しかもMC長い・・・(笑)終わったのはほとんど11時でした。再結成初期(?)のうるゴメを思い出すなあ。出待ちもしないのにこんなに遅くなったのは久々でした。(途中で帰る人も続出・・・)
今回テーブル席が売り切れてて椅子席だったのですが、おかげで食事が出来なくて、美味しそうなよそのテーブルの料理を指をくわえてみてましたが、清算しないでいいので早く出られたので、椅子席もたまにはいいかなと思いました。
石井さんは3/15にまたブルースアレイで、ユーミンのバックバンドメンバーのバンドFIANCHIと一緒にライヴをやるそうです。AORのカバー曲ライヴだそうで、石井さんはゲストといいつつ12曲くらい歌うそうですよー。これも楽しみです。
しかし3月はこれでライヴ3本に・・・久々に予定詰まったなあという感じです。座れるライヴばっかりなのがなんですが(笑)
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TTTサントラ完全盤とLotRシンフォニー

2007年01月20日 | 指輪物語&トールキン
まだTTTサントラ完全盤聴いてます。一日一回りも聴けないので、果たしてヘビーローテーションと言えるかどうかわかりませんが・・・(汗)聴いている時間自体も短いですし。
そんなTTTサントラなんですが、ひとつ書きそびれていた話題があったので書いてみます。
TTT完全盤が発売された頃にショアのインタビューで、「LotRシンフォニーには今でも少しずつ手を入れている」とか言っていたんですよね。えー、どこだろーと思っていたのですが、サントラ公式サイトのANNOTATED SCOREを読んでいて、「あっ」と思ったところがあったんですね。
ANNOTATED SCOREによると、ファンゴルンで木の鬚初登場のあたりで流れる「エントのテーマ」(私のサントラ考察ではまだファンゴルンのテーマになっている・・・そのうち直さないとなんですが(汗))で、効果音も含めた音のトラックをたくさん使いすぎていて足りなくて、CDで聞えているファゴットのメロディーラインを映画ではカットした、のだそうです。
そうか~、なんか映画ではメロディ聞えないと思ったのは、聞えないんじゃなくて入ってなかったんだ・・・というのも新事実だったんですが、ここでふと気づいたことが。
LotRシンフォニーの第三楽章のファンゴルンの音楽は、メロディをコントラバスが弾いてるんですよね。これを聴いて、「そうか、映画ではよく聞えないけど実はコントラバスがメロディを弾いてるんだ」と思っていたのですが、そうじゃなかったんですね~。
そして、今思えば、なんですが、最初のうちはコントラバスだけがメロディをやってたんですよ。それが、最近はコントラファゴットも一緒にメロディをやってるのが聴こえるんですよね。
マイクが大きいのかな・・・なんて考えてたんですが、そのインタビューでショアが「今でも手を入れている」と言っていたのを読んで、あれ、やっぱりコントラファゴットをプラスしたのかなーと。考えてみたら、普通の(?)管楽器なんだから、マイクなんかなくてもメロディ吹いてたら聴こえるはずだし・・・
コントラバスだけだと、メロディが聞こえづらいというのは確かにあったので、それでコントラファゴットを入れたのかなーと思いました。個人的にはコントラバスだけがメロディ弾いているの、珍しくて好きなんですけど・・・(子供の頃、コントラバスがメロディを弾くところがあるというだけでシューベルトの「ます」が好きだったなあ・・・)
それも、コントラファゴットなんですよねえ。CDでは普通のファゴットなのに。やっぱり新たに手を入れている部分、ということになると思います。音が低くなることで、より神秘的な雰囲気になりますよね!
きっと他にも手を入れているところあるんでしょうねえ。私にはよくわからないだけで。
そう言えば、LotRシンフォニーの同じく第三楽章の終わり、ファラミアが指輪に誘惑されるシーンの「指輪の誘惑のテーマ」で終わるんですが、少年合唱の後に静かな弦楽器で終わるのがカッコイイなあと思ってました。
そうしたら、TTT完全盤でもこのシーン、同じ終わり方をしてました。そうか、あれオリジナルだったんだー、と新発見。映画では途中から効果音にかき消されてましたもんね。
って、通常版のサントラCDでもあの終わり方してましたっけ?(汗)記憶にない・・・でもTTTの通常版CDもさんざん聴きまくっていて、それでLotRシンフォニーを聴いた時「初めて聴いた」と思ったので、違ったと思ったんですが・・・
まあとにかく、まだまだ奥が深いLotRサントラなのでしたー。
RotK完全盤が出たらまた色々新事実が楽しいだろうなーと今から楽しみだったりして。
それにしても、こんなこと考えてたらLotRシンフォニー聴きたくなってしまった・・・CDはRotK完全盤が出ないと出ないみたいだし、またどこかに聴きに行きたいなあ・・・
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