ソウルだけでは刺激が足りない私・・・。なんだか日本人だらけだし・・・前もこんなに日本人いたかなあ?
初めて行った時に韓国一周して、田舎での体験がとても楽しかったので、できれば田舎に行きたいなあと思ってました。前回行った時もソウルにしかいなかったし・・・
韓国は、ソウル近郊に人口の4分の3くらいが集中しているとのことで、日本よりも国土は狭いながら、ちょっと離れると田舎が満喫できるんですよね。って私が最後に行ったのは遥か昔ですが(汗)
という訳で、今回は日帰りできるところにどこか行こう、と決めて、行ったことがなかった江華島(カンファド)に行くことにしました。
どうも江華島は観光名所が離れていて、なかなか交通の便が悪そうなのですが、まあ伝灯寺(チョンドゥンサ)だけでもいければいいかなと。目的は観光よりも、とにかく田舎に行きたかったというそれだけなんで・・・(汗)
伝灯寺に行くには、江華のバスターミナルまで中距離バスで行き、そこから路線バスか観光バスに乗ることになるようでした。
江華行きのバスは、新村(シンチョン)のバスターミナルから出ているとのことで、初めて新村に行きました。
新村のバスターミナルは、ショッピンクセンター(というよりは市場?)の横に、切符の自動販売機と数人座れる程度の待合室がある平屋の小さい建物があるだけで、バスは駐車場みたいなところに停まっているだけでした。ソウル中心部の大きなバスターミナルをイメージしていたのでちょっとびっくり。
でもそこはかとなく田舎の香り???がして嬉しくなったりもして(笑)
自販機で切符を買おうとすると、おじさんが「どこに行くの?」と(韓国語で(汗))声を掛けて来ました。「カンファ」と答えるとああ、という感じで頷くおじさん。
てっきり運転手さんかバスターミナルの人かと思ってたんですが・・・どうやらただの乗客だったみたいでした(笑)うーん、田舎度上昇中(笑)
しかし、これが落とし穴の始まりでした・・・
ちょうど停まっていたバスに、窓ガラスに「カンファ」と書いてあったので、何の疑問も持たずに乗り込みました。さっきのおじさんも何も言わないし、行き先も書いてあるし間違いないだろうと。
そして、外国でバスに乗るときの鉄則、運転手さんに行き先を確認する、をやらなかったのでした・・・。終点のはずなので、着いたら教えて、もやらなかったし。
バスは発車。爆睡する妹を尻目に、時々意識を失いながらも(笑)一応地図で現在地を確認しながら窓の外の景色を見ていました。海を渡ったらもうじきだなと。
そして海を渡ったのですが、ふと窓の外を見るとなにやら海岸に観光名所らしきものが・・・あれは江華島事件の時に大砲が発射された草芝鎮(チョジジン)では?
地図のルートを見ると、江華に行くには草芝鎮は通らず、もっと北のルートから入るはず・・・遠回りのルートなのかな、と呑気に構える私。時間的に行けない予定だったので、草芝鎮が一瞬でも見られてむしろラッキー、てな考えでした。(妹は寝てたから観てないけど・・・)
そのうち、どう観てもバスターミナルではないところで、バスの乗客たちが大挙して降りだしました。あれ、もうついた? バスターミナルには見えないけど・・・
運転手さんに「江華に着いたのか」というようなことを聞いてみると(いやそんなちゃんとした韓国語じゃなかったけど・・・しかも妹が聞きました(笑))、どうやら江華のバスターミナルには行かないもよう・・・
身振り手振りで、ここで待って他のバスに乗り換えろ、と言われた私たち。なんだかよくわからないまま、どこだかもわからないところでバスを降りました。
いや、本当に「ここはどこ!?」状態(汗)
なんだかバス停に、観光名所のひとつ支石墓の写真がついていたので、もしかして支石墓の近くか? と思い、通りがかりのおじさんに「支石墓はどこですか?」と聞いてみました。(そのくらいの韓国語ならなんとか・・・(汗)ホントは「どうやって行くのですか?」と聞かなきゃですが・・・)
そしたら、バスで江華まで行って乗り換えろ、ということのようでした。あれー、支石墓の近くでもないのか・・・
最終手段で、通りがかりの老夫婦に、地球の歩き方の江華島の地図を見せて、「ここはどこですか!?」と聞いてみたところ、しばらくうーん、と見ながら、「ここだ!」と指差してくれました。漢字とカタカナしか書いてない地図だったのに・・・感謝!(韓国語読みするとカムサ・・・(笑))
なんと、目的地の伝灯寺の近くのバス停だったことが判明。江華まで行かなくてもどうやら歩いていけそうだ、ということで、また違うおじさん(石段に暇そうに座ってた)に「チョンドゥンサ オディエヨ?」(伝灯寺はどこですか?)と聞くと、わざわざ立ち上がって、しばらく歩いて曲がり角まで行ってくれて、ここをまっすぐ行くんだよ、とにこにこしながら教えてくれました。ここでも感謝!
そんなわけで、予想外の展開になりましたが、当初の目的の伝灯寺にたどり着けました。
バス乗り間違ったおかげで、親切な地元の人に助けてもらって、思いがけず田舎の旅の楽しさを満喫できて、大満足でした!
しかし、以前オックスフォードでバスを降り間違った時には動揺していた妹が、何回か台湾に行った経験からか、すっかり逞しくなってました(笑)韓国語は私よりもできるので、会話もまかせちゃったし。
なぜか私は韓国語の数字というか金額のヒアリングが得意?なので(語尾がくっついちゃって、慣れないとなかなか聞き取りにくいんですよね、韓国の数字。「クベクウォン」が「クベゴン」、「イーチョンウォン」が「イチョヌン」とか。これも韓国一周の賜物? 遥か昔の話だけど・・・(汗))、二人で力を合わせて危機(ってほどじゃないけど)を乗り切れて、ちょっと楽しかったです。
そんなわけでなんとか伝灯寺に到着。いや実は入り口がよくわからなくて迷ったんですが(汗)
伝灯寺は観光バスが到着しては後から後から年配の観光客が押し寄せてくる、という感じでしたが、のんびりと団体が切れるのを待ってから入りました。
トップの写真は入り口の建物です。高床?になっていて、床下を通って境内?に入ります。
この入り口の建物は新しいのですが、この伝灯寺の建物は、度重なる戦争で焼失してしまった建造物が多い韓国にあって、残っている貴重な建物だそうです。
多分これが最古の建物?
それともこっちかな?
韓国のお寺は、何年かごとに塗り替えるのだそうで、古い建物でもピカピカに綺麗に塗ってあることが多くて、日本の古刹に慣れていると違和感があったりもするのですが、ここの建物はあんまり塗ってなさそうですね。色あせてます。
韓国のお寺や王宮は、緑と青が主の綺麗な色で、初めて見た時には感動したものです。
先日台湾にも行きましたが、中国、韓国、日本とお寺を見ると、海を渡るうちにだんだん地味になって行ったんだなあというのがわかって面白いです。
しかし、中国のあの真っ赤っ赤が韓国に伝わってどうしてあの緑と青になったのか。そして日本に伝わった時にはまたどうして色が変わったのか。面白いですね~。
軒下のサル?
韓国のお寺や王宮の、屋根の上などにいる動物の像?がかわいくて好きです。景福宮の十二支の石像も好きなんですよ(笑)今回は写真撮らなかったですが。
あの屋根の上の動物像も韓国独特で面白いです。
下の建物の天井にぶら下がっていた、寄進のぼんぼり?
日本の感覚からすると派手~、ですが、中華圏のお寺を見ると大人しく感じますね(笑)
初めて行った時に韓国一周して、田舎での体験がとても楽しかったので、できれば田舎に行きたいなあと思ってました。前回行った時もソウルにしかいなかったし・・・
韓国は、ソウル近郊に人口の4分の3くらいが集中しているとのことで、日本よりも国土は狭いながら、ちょっと離れると田舎が満喫できるんですよね。って私が最後に行ったのは遥か昔ですが(汗)
という訳で、今回は日帰りできるところにどこか行こう、と決めて、行ったことがなかった江華島(カンファド)に行くことにしました。
どうも江華島は観光名所が離れていて、なかなか交通の便が悪そうなのですが、まあ伝灯寺(チョンドゥンサ)だけでもいければいいかなと。目的は観光よりも、とにかく田舎に行きたかったというそれだけなんで・・・(汗)
伝灯寺に行くには、江華のバスターミナルまで中距離バスで行き、そこから路線バスか観光バスに乗ることになるようでした。
江華行きのバスは、新村(シンチョン)のバスターミナルから出ているとのことで、初めて新村に行きました。
新村のバスターミナルは、ショッピンクセンター(というよりは市場?)の横に、切符の自動販売機と数人座れる程度の待合室がある平屋の小さい建物があるだけで、バスは駐車場みたいなところに停まっているだけでした。ソウル中心部の大きなバスターミナルをイメージしていたのでちょっとびっくり。
でもそこはかとなく田舎の香り???がして嬉しくなったりもして(笑)
自販機で切符を買おうとすると、おじさんが「どこに行くの?」と(韓国語で(汗))声を掛けて来ました。「カンファ」と答えるとああ、という感じで頷くおじさん。
てっきり運転手さんかバスターミナルの人かと思ってたんですが・・・どうやらただの乗客だったみたいでした(笑)うーん、田舎度上昇中(笑)
しかし、これが落とし穴の始まりでした・・・
ちょうど停まっていたバスに、窓ガラスに「カンファ」と書いてあったので、何の疑問も持たずに乗り込みました。さっきのおじさんも何も言わないし、行き先も書いてあるし間違いないだろうと。
そして、外国でバスに乗るときの鉄則、運転手さんに行き先を確認する、をやらなかったのでした・・・。終点のはずなので、着いたら教えて、もやらなかったし。
バスは発車。爆睡する妹を尻目に、時々意識を失いながらも(笑)一応地図で現在地を確認しながら窓の外の景色を見ていました。海を渡ったらもうじきだなと。
そして海を渡ったのですが、ふと窓の外を見るとなにやら海岸に観光名所らしきものが・・・あれは江華島事件の時に大砲が発射された草芝鎮(チョジジン)では?
地図のルートを見ると、江華に行くには草芝鎮は通らず、もっと北のルートから入るはず・・・遠回りのルートなのかな、と呑気に構える私。時間的に行けない予定だったので、草芝鎮が一瞬でも見られてむしろラッキー、てな考えでした。(妹は寝てたから観てないけど・・・)
そのうち、どう観てもバスターミナルではないところで、バスの乗客たちが大挙して降りだしました。あれ、もうついた? バスターミナルには見えないけど・・・
運転手さんに「江華に着いたのか」というようなことを聞いてみると(いやそんなちゃんとした韓国語じゃなかったけど・・・しかも妹が聞きました(笑))、どうやら江華のバスターミナルには行かないもよう・・・
身振り手振りで、ここで待って他のバスに乗り換えろ、と言われた私たち。なんだかよくわからないまま、どこだかもわからないところでバスを降りました。
いや、本当に「ここはどこ!?」状態(汗)
なんだかバス停に、観光名所のひとつ支石墓の写真がついていたので、もしかして支石墓の近くか? と思い、通りがかりのおじさんに「支石墓はどこですか?」と聞いてみました。(そのくらいの韓国語ならなんとか・・・(汗)ホントは「どうやって行くのですか?」と聞かなきゃですが・・・)
そしたら、バスで江華まで行って乗り換えろ、ということのようでした。あれー、支石墓の近くでもないのか・・・
最終手段で、通りがかりの老夫婦に、地球の歩き方の江華島の地図を見せて、「ここはどこですか!?」と聞いてみたところ、しばらくうーん、と見ながら、「ここだ!」と指差してくれました。漢字とカタカナしか書いてない地図だったのに・・・感謝!(韓国語読みするとカムサ・・・(笑))
なんと、目的地の伝灯寺の近くのバス停だったことが判明。江華まで行かなくてもどうやら歩いていけそうだ、ということで、また違うおじさん(石段に暇そうに座ってた)に「チョンドゥンサ オディエヨ?」(伝灯寺はどこですか?)と聞くと、わざわざ立ち上がって、しばらく歩いて曲がり角まで行ってくれて、ここをまっすぐ行くんだよ、とにこにこしながら教えてくれました。ここでも感謝!
そんなわけで、予想外の展開になりましたが、当初の目的の伝灯寺にたどり着けました。
バス乗り間違ったおかげで、親切な地元の人に助けてもらって、思いがけず田舎の旅の楽しさを満喫できて、大満足でした!
しかし、以前オックスフォードでバスを降り間違った時には動揺していた妹が、何回か台湾に行った経験からか、すっかり逞しくなってました(笑)韓国語は私よりもできるので、会話もまかせちゃったし。
なぜか私は韓国語の数字というか金額のヒアリングが得意?なので(語尾がくっついちゃって、慣れないとなかなか聞き取りにくいんですよね、韓国の数字。「クベクウォン」が「クベゴン」、「イーチョンウォン」が「イチョヌン」とか。これも韓国一周の賜物? 遥か昔の話だけど・・・(汗))、二人で力を合わせて危機(ってほどじゃないけど)を乗り切れて、ちょっと楽しかったです。
そんなわけでなんとか伝灯寺に到着。いや実は入り口がよくわからなくて迷ったんですが(汗)
伝灯寺は観光バスが到着しては後から後から年配の観光客が押し寄せてくる、という感じでしたが、のんびりと団体が切れるのを待ってから入りました。
トップの写真は入り口の建物です。高床?になっていて、床下を通って境内?に入ります。
この入り口の建物は新しいのですが、この伝灯寺の建物は、度重なる戦争で焼失してしまった建造物が多い韓国にあって、残っている貴重な建物だそうです。
多分これが最古の建物?
それともこっちかな?
韓国のお寺は、何年かごとに塗り替えるのだそうで、古い建物でもピカピカに綺麗に塗ってあることが多くて、日本の古刹に慣れていると違和感があったりもするのですが、ここの建物はあんまり塗ってなさそうですね。色あせてます。
韓国のお寺や王宮は、緑と青が主の綺麗な色で、初めて見た時には感動したものです。
先日台湾にも行きましたが、中国、韓国、日本とお寺を見ると、海を渡るうちにだんだん地味になって行ったんだなあというのがわかって面白いです。
しかし、中国のあの真っ赤っ赤が韓国に伝わってどうしてあの緑と青になったのか。そして日本に伝わった時にはまたどうして色が変わったのか。面白いですね~。
軒下のサル?
韓国のお寺や王宮の、屋根の上などにいる動物の像?がかわいくて好きです。景福宮の十二支の石像も好きなんですよ(笑)今回は写真撮らなかったですが。
あの屋根の上の動物像も韓国独特で面白いです。
下の建物の天井にぶら下がっていた、寄進のぼんぼり?
日本の感覚からすると派手~、ですが、中華圏のお寺を見ると大人しく感じますね(笑)