ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

クリストファー・リー様のCharlemagne聴いてます

2010年05月02日 | 指輪物語&トールキン

「クリストファー・リー様がメタルアルバムを発売!」という触れ込み?のメタル・・・というよりはシンフォニック・ロック?のアルバムCharlemagne: By the Sword & The Crossシャルルマーニュ=カール大帝の生涯を描いたコンセプトアルバムです。もちろんリー様がカール大帝を演じて(歌って?)います。
1ヶ月以上前に「もうじき発売」とか書いていたのですが、その後日本のamazonで取り扱うのがUS版になったようで、発売日が4月20日に延び・・・
でもバタバタしているうちにいつの間にか発売日になっていて(汗)届きましたよ~。
全12トラックにボーナストラックが2つ。
まず最初にインストのOvertureがあり、最後はやはりインストのFinale。
その間にAct1~5までがあり、本編?の前にインストをバックにナレーション(ナレーション担当はリー様の娘さんのクリスティーナ・リーさん)でそのシーンに至るまでの説明があり・・・というわけで、リー様が歌っているのは5曲+ボーナストラック1曲、ですね。
どうも英語がよくわからず、内容もよくわからないんですが(汗)Act1がカール大帝の死の場面で、枕辺に父の小ピピンが出てきて会話したりしているもよう。どうやらこのあと、それまでの生涯を回想する形・・・なのかな。
リー様の他、小ピピンとか教皇ハドリアヌスとか若き日のカール大帝とかの役で男性ヴォーカルが何人かと、女性ヴォーカルが2人参加していて、一緒に歌ったり別々に歌ったりしてます。
Act~となっているのでもわかるように、ちょっとミュージカル仕立てかなあ。リー様の台詞っぽい歌いまわしもあって、そういう形が合ってたかなあと思います。
ちょっと舞台でやってみてもいい感じだなあ・・・と思いましたが、リー様のお歳を考えるとちょっと舞台は無理かなあ・・・
あと、私そもそもプログレってあまり好きじゃなくて聴いたことがほとんどなかったのですが、シンフォニック・ロックって結構カッコイイですね。というか、ストリングスのレベルが高くてびっくりしました。下手な日本のオケよりよっぽど上手い・・・(汗)管楽器はシンセサイザーを使っているところが多い気がしましたが、それもさほど違和感なくハマっているのが・・・さすが本場?だなあと思いました。
ヴォーカルも、他の人の方がもちろん歌えているんですが、リー様が登場するとあの声の深みで惹き付けられますから、やっぱり主役だなあという感じですね。
というわけでなかなかカッコイイアルバムだなーと。
以下トラックごとの感想です。

1.Overture
インストなのでリー様の出番はないですが、なかなかストリングスがカッコイイです。特にドラムが入ってくるところとか。

3.Act1 King of the Franks
死の床のカール大帝の述懐に、亡き父小ピピンが時々口を挟む(汗)という設定。ロックというよりほとんどストリングスとシンセサイザーで、コーラスも分厚く入って、壮大な感じです。
最後に「アーメン」と唱えながら死んでいく?ところは静かになってちょっと怖い・・・(汗)

5.Act2 The Iron Crown of the Lombardy
最初教皇ハドリアヌスが歌いだすところはシンフォニックで静かなんですが、リー様のカール大帝が歌いだすとドラムとかギターが入ってきて勇ましい感じになるのがカッコイイですねー。

7.Act3 The Bloody Verdict of Verden
若き日のカールとカール大帝の対話らしいです。これも前半シンフォニックで静かなんですが、途中からロックっぽくなるところで若いカールとカール大帝が交互に歌うところとかカッコイイですねー。

9.Act4 The Age of Oneness Out of Deversity
唯一ソロパートをリー様が一人で歌ってます。コーラスが入るくらいで。リー様結構高い音も歌っていて頑張ってる感じですね~。
テンポが速くなるところ(いやこれでもミドルテンポですけど(汗))での独特のリズムの取り方が、聴いてると快感になってきます(笑)

11.Act5 Starlight
唯一最初っからロックっぽいというか、なんだか王道ロックバラード?っぽい曲で、リー様が歌ってるのがとても不思議な感じ。女性ヴォーカルとのデュエットですが、一緒に歌うところでリー様がメロディに載らずに台詞っぽく(もしかしてラップっぽい感じを狙ってる!?)ところが不思議な味わいでいいですねー。

12.Finale
これもインストですが、コーラスが入ったりと、壮大な感じでカッコイイです。

13.Iberia
ボーナストラックです。カール大帝のイベリア半島への遠征を描いているようです。
リー様は歌わず、台詞だけのドラマ仕立て。本領発揮という感じかな? インストからナレーションが入り、戦いの音響効果もあり・・・むしろ音楽はサントラ的な扱いですね。

というわけでなかなか面白いアルバムです。とりあえずリー様の魅力は満開かなーと思いますので、気になる方はぜひ聴いてみてくださいませ。こちらで試聴もできますよ。(ちょっと微笑ましいPVもあります(笑))
コメント
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