ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ラジオドラマ聞き返し21

2006年09月09日 | 指輪物語&トールキン
ラジオドラマ、RotKに入ってやはり佳境になってまいりました。
ラジオドラマって、原作どおりRotKに入ると俄然面白くなるんですよね。このあたり、映画もミュージカルも今ひとつだったので(ミュージカルは今ひとつどころではなかろう・・・(汗))、ラジオドラマはすごいなあと思います。
でも、今日感想を書く、ナズグルの首領を倒すあたりにはちょっと不満もあるのですが・・・
でも改めてきいていて、やっぱり映画よりはいいよ、と思いました(汗)映画もこの程度の改変だったらなあ・・・

まずは城門でのガンダルフとアングマールの魔王の対峙。緊張が高まる中に聞えるローハンの角笛。このあたりはやっぱりカッコイイですねえ。なんで映画はこのままじゃダメだったんでしょうか。
原作どおり、ピピンにファラミアを助けてと頼まれてファラミアを助けることで他の生命が失われるかもしれない、と嘆息するガンダルフ。このあたりもカッコ良かったのに・・・なんで映画はやらなかったのかなあ。

場面変わってペレンノールで戦うセオデンたち。すぐに戦いに飛び込みますが、このあたりは映画の方が劇的でカッコ良かったのは確かですね。たとえエオメルの台詞がセオデンに取られちゃったとしても(笑)
しかしラジオドラマでは、ナレーションの変わりに男声ソロで詩のようにセオデンの戦いの様子が歌われます。このメロディ、セオデンのテーマというか黄金館のテーマというか・・・で、なんとローハンの角笛のメロディでもあります。
以前聴いた時は、セオデンの葬儀の際に詩人が歌った詩、もしくは黄金館を出発するときに使われたセオデンの死後に作られた詩なのかと思っていたのですが、むしろ原作の地の文にメロディをつけて歌っている感じだったのですね。
この演出はいいなあと思います! 優しいメロディなのがまた泣かせます。
こういう演出、ミュージカルでぜひともやって欲しかった演出なんですけどねー。まあ時間的に難しいかもしれませんが・・・
しかし、セオデンったらデルンヘルムと会話してますね~(汗)エオウィンだって本当に気づかなかったのか?(汗)後ろにホビットが乗ってたりもするだろうに・・・
セオデンが雪の鬣に「疲れているだろうが・・・」と声を掛けるの、原作にはなかったような。この後の展開を知ってるとちょっとじわっと来てしまいます。
で、エオウィンと魔王の対決ですが・・・デルンヘルムがメリーにちゃんと声をかけつつ戦いに行くのはまあいいんですけど・・・
エオウィンが自分は女だと正体を現したのに、魔王があまり動揺してないのがうーん(汗)
そしてエオウィンの「メリー助けて!」もうーん、だし、メリーに刺されて「Harflingsに刺されても痛くも痒くもないわ」みたいな感じで言っているのもうーん。ここでダメージ与えてなきゃエオウィンの助けにもなってないし・・・
そしてメリーの「エオウィン、今だ!」にも激しく違和感・・・
だいたいメリーが恐怖の中から勇気を搾り出すあたりも足りないんですよね・・・
でも、映画に比べたらはるかに良いわけで。映画もこのくらいの改変だったらまだしもなあ、と思いました。まあこんな感じでも文句は言ってたと思いますが(汗)
魔王を倒した後、エオウィンがまだ意識があってメリーに「王を助けて」みたいなことを言っているのが意外・・・
セオデンとメリーの会話が原作どおりなのは嬉しいですが、ラジオドラマのメリーとセオデンのかかわりも意外と少ないので、原作ほどの感動はないかなあ・・・ラジオドラマではむしろデネソールとピピンの方が絆?を感じます。
でも、これも映画に比べたらはるかに・・・ですね(汗)

まだまだ物語の佳境は続きます!
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