ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

旅の仲間の最後の台詞 映画編

2005年12月02日 | 指輪物語&トールキン
今日は昨日に引き続き、原作の旅の仲間以外の主要人物の最後の台詞を書き出そうと思っていたのですが、セオデンとデネソールの最後の台詞が「王の帰還上」だというのを忘れていて手元にないので(しかもないとわからないという(汗))、予定を変更して、映画の旅の仲間たちの最後の台詞を挙げてみたいと思います。

サムの「Well, I'm back.」が最後なのは映画も一緒ですね。
原作ではフロドとの別れの悲しみが勝っている印象ですが、映画では家族の元に帰った幸せが勝っているように思えます。

その前は、映画ではフロドですね。長いので書き出せませんが(汗)「欠けることのない一つのものでいて欲しい。幸せに暮らして欲しい」という。袋枝道に帰るサムの映像と共に流れますが、多分灰色港でサムの耳元にささやいていたんですよね。
この台詞は、原作の最後の台詞とほぼ同じ内容になっています。「さあ、私と一緒においで!」はないですけど。考えてみたら映画ではFotRでもこの台詞はないですね。改めて映画のフロドの原作との違いを感じます。

その前はガンダルフですが、原作とほぼ同じ台詞の後の、「It is time, Frodo.」が最後の台詞になっちゃってます(汗)
これ、実はまだ書いてませんが、原作のビルボの最後の台詞と同じ効果が。ガンダルフの最後の台詞というより、「フロドが海を渡っていく」という事実を明らかにする台詞になっちゃってるんですよね。

その前はアラゴルンになります。戴冠式での「My friends, You bow to no-one.」なのですが、これもなかなか良いですね。
ただ、原作では馳夫さんのイメージが強い最後の台詞でしたが、映画では戴冠式というのもありますが、王様だなあ、という感じではあります。

その前はメリーとピピンになるのですが、これがちょっと微妙。厳密に言うと、フロドの病室に入ってきた時の「フロド!」という喜びの声になると思うのですが・・・(汗)
ここはなし、ということになると、メリーは黒門前で「フロド!」と叫んでいる場面に・・・って同じじゃん(汗)
ピピンは、その後口は「フロド」と動いてますが、声は聞こえないのでノーカウント(汗)とすると、「Eagles! The Eagles are coming!」になりますね。これはちょっとカッコいいなあ。いいなあピピン・・・

その前がレゴラスとギムリですね。
レゴラスの「What about side by side with a friend?」に続いて、ギムリの「I could do that.」と続くのですが、これが最後の台詞というのはちょっといいですね!
ギムリのホビットたちへの台詞はないですが、最後の台詞が二人の友情を表す台詞だというのは原作とも共通するように思います。

そして、ずーっと遡ってのボロミアの最後の台詞はもちろん、「I would have followed you, my brother, my captain, my king.」ですね。これは良かったなあ・・・

さて映画の「最後の台詞」を書き出して見ると、出番はあるのに台詞はかなり早い段階でなくなってる、というケースが多いのに気がつきますね。これは原作もややそうなんですが。
メリーとピピンなんか、ホビット庄でも灰色港でも台詞ひとつもないんですね~。顔がしっかり出てるからあんまりそういう印象ないですが。戴冠式でのギムリとレゴラスもそうですね。
でも、最後の台詞に限らず、原作の方が台詞を書き出していて楽しいんですよね。これは瀬田貞二さんの訳によるもが大きいなあと思います。言葉に品があるんですよね、やはり。
なんて最後は思いっきり話が逸れたような気が(汗)
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