私としては珍しいジャンルのCDを勢いで買ってしまいました~(汗)
なんだか新聞等でやけに大々的に宣伝していたのですが、コロンビア出身でスペイン語で歌っているというのに惹かれまして。(シャキーラもコロンビア出身なんですか? まあ英語で歌ってる人はどうでもいいんですが(汗))
試聴もせずにいきなり買って、全然好みじゃなかったらどうしようとドキドキだったのですが(ポップスもR&Bもブルースもいわゆるラテンも苦手なので・・・)、ロックバンドやってたというから大丈夫かなあと。
実際聴いてみて、ポップスとロックの中間、曲によってはややラテンテイストも、という感じでした。デビュー当時、ロックのラジオ局にはポップすぎると相手にされず、ポップスのラジオ局にはハードすぎると相手にされなかった、というのに非常に納得(笑)ロック寄りの私としてはちょっと物足りないサウンドでしだか、メロディーラインが単純にポップスではなかったので、まあまあ楽しめました。
やっぱりスペイン語の歌はいいなあと。モロにラテンだとまたついていけないのですが、このくらいだとスペイン語を楽しんで聴けますね。
やっぱりちょっとラテンテイストが入っている曲の方が面白いかも。リズム感がメチャクチャ良いのは、やはりラテン系のミュージシャンには染み付いているものなんですかねえ?
シングルカットされてヒットした曲というのが、たいていラテンっぽい曲だったので、ラテンシンガーとして認識されているのでは、なんて思ったんですが・・・
歌詞の内容も、ベタベタなラブソングだけではなく(スペイン語のラブソングってなんでああベタベタなんでしょーか(笑))、平和を願う歌、戦地の兵士が恋人の元に戻ることを願って歌う歌、わが子のための歌、なんてのもあって、なかなかいいかなーと。
ボーナストラックのLa Camisa NegraのDJバージョンのリミックスは、リミックスなだけにヴォーカルが淡々と歌っててちょっと残念でした。
しかし、Mi Sangre(我が血)の邦題が「愛と情熱の絆」ってなんででしょー(汗)ラテンだからってベタすぎないか?(汗)
実は私が彼のアルバムを買おうと思ったのは、コロンビア出身というだけでなく、彼がメディア上で、コロンビアのことを知ってほしい、と言っていることでした。
バルデラマやイギータも、サッカーを通してコロンビアのイメージを良くしたいと言っていたなあと思い出します。フアネスも音楽を通して同じことをしたいと言っているのですね。
しかし、「暗いイメージだけれど、コロンビアはいいところだよ」と言われても、従兄弟や友達が銃撃や誘拐で亡くなっているとか聴くと、やっぱり怖いよ、と思いますが・・・(汗)
「僕たちが日常的に体験していることが今は世界のあちこちで起こっているから、共感してもらえるのではないかと思う」という発言にもうーむ、と思ってしまいました。テロや内戦が日常的に起こっているということですよね・・・
本来は美しい自然と陽気な人たちが住む美しい国であるはずのコロンビア。ガルシア=マルケスの小説を読んでも、カリブ海の街の気だるい雰囲気にあこがれます。
少しずつでも平和を取り戻して、いつか気軽に訪れることのできる国になることを影ながら祈ります・・・
来日公演が決定したいみたいです!
【公演日程】
名古屋: 11月6日(月) ZEPP NAGOYA
大阪: 11月7日(火) ZEPP OSAKA
東京: 11月8日(水) SHIBUYA AX
東京: 11月9日(木) SHIBUYA AX
招聘・制作: H.I.P.
(問)H.I.P. 03-3475-9999 / www.hipjpn.co.jp
AXでスタンディングは体力的にしんどいですが(汗)一度生で観てみたいですね~
しかし客層はどんな感じなのでしょうか。いろいろと興味深々です!