ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

10回目(吹き替え4回目)

2004年04月10日 | 旧指輪日記
今日は9時20分からの吹き替えを観に行きました。油断して寝坊してギリギリになってしまったのですが、ぜんぜん余裕で入れました。さすがにそろそろ客足も落ちて来ているようですね。と言ってもそこそこは入ってましたけど。(TTTの終了間際の平日夜なんて3人しかいなかったことが(汗))
朝起き抜けで涙腺が緩んでいたのか(笑)、親子連れが多かったわりに静かな環境で集中できたからか、なんか今回は妙に泣けました。ひょっとして吹き替えのせい?
吹き替えにも大分慣れまして、もう全然違和感は感じなくなってしまいましたからねえ。とにかく、冒頭の「帰りの分です」のあたりから「おいおい、10回目だろ~」と自分でも心の中でツッこんでしまったくらい泣けまして(笑)最近ツボなローハン軍の突撃の場面も、滅びの山中腹のフロドとサムも、鷲たちが迎えに来る場面も(鳴き声をあげるのがフロドたちをみつけたからなんだ、ということに気がついて以来泣きのツボになってます(笑))、フロドが目を覚ます場面も、漏れなく泣けてしまいました。袋小路屋敷の場面あたりからはもう久々にかなり来てしまいました。灰色港も泣きっぱなしで。(エルロンドがビルボに優しいのがもう・・・ダメです(笑))
そんなこんなで、10回目だというのに、まだあんまり冷静に見られていません(汗)最初のうちひっかかって素直に見られなかったから余計になのかもしれませんが。うーん、これってFotR以上かも(汗)
冷静に見られない余波で、サントラ考察の準備が進みません~(汗)「あそこの音楽チェックしよう」と思ってても、見ているうちにすっかり忘れてたりして・・・。
ここ何回か、ファラミアがデネソールの前でお辞儀するあたりの音楽をチェックしようとしているのですが(メリーが置いてきぼりになった時のメロディと同じだったような?というのを確認したくて)、気がついたらファラミアに見とれていて(!?)、「あ、聴くの忘れてた~(汗)」状態です・・・
今日も、長島ゴラムはかわいいよなあ、なんて思っていたら、ゴラムが出てくる場面の音楽全部記憶飛んでました(汗)相変わらずストーリーに集中してると印象に残らない音楽ですなあ(汗)TTTの時はわりと細かい考察ができたのですが、それって早い段階で冷静に見られていたからなんでしょうねえ(汗)FotRは準備不足のために実はかなりいい加減な考察なのですが、RotKもそんな感じになりそうな予感です(汗)
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原作未読の友だちの感想続々報

2004年04月09日 | 旧指輪日記
この間原作未読でRotKを観に行った友達の感想について書きましたが、その後またもう少しツッ込んだ感想をくれました。なんかここ見てるみたいなんだけど(笑)気にせず書いちゃいます(笑)
まず、やっぱりなー、という誤解?について・・・ファラミアとのツーショットについて、「エオウィン切り替え早い」とか言われてしまいました(汗)まあ、あれでは仕方ないですよね・・・そもそもエオウィンとファラミアが隣り合ってたことすら気がついてない人もいるし。
アングマールの魔王のことも、もったいぶって出て来ておきながらエオウィンに倒されちゃうなんてあっけない、と思ったそーです。うーむ、やはり「人間の男には殺せない」という台詞には気付かなかったのかなあ?
ただ、滅びの亀裂の場面のことで、とても興味深いことを言ってくれました。フロドとゴラムが「対極の存在であるようでいて、実は同じ人間性を持っている」とか、かなり穿った見方をしてくれていたようなのです。あのままあっさり指輪を捨てていたらつまらなかった、散々苦しんだのに、結局指輪の魔力に取り付かれちゃうところに共感を覚えた、ファンタジーなのに、人間じゃなくてホビットなのに、すごく人間性を感じた、なんてことも言ってくれました。
友だちを殺した時から人間性を捨てて苦しんでいたゴラムが最後は指輪と一緒に果てるというのもキレイにまとまっていて良かったそうです。冒頭の回想シーンがとても効いていたそうで。PJしてやったりでしょうねー。
フロドが指輪を捨てられないことを、情けないとか鬱陶しいとかいう感想も結構聞くのですが(涙)見る人が観れば分ってくれるんだよなあ、と思うと嬉しかったですね。
ただ、やはり原作と変えられてしまった部分については伝わっていなくて、これはもう仕方ないですね・・・。ゴクリが善に戻る可能性が最後まであったということとか。
彼女や妹の感想から、見る人によって感じることも色々なんだなあと思いました。そして、原作を読んでいなくても、結構本質的な部分を感じ取ることができるのだなあと。まあ、人によって理解度も変わってくるみたいですが。
そう思うと、もっと原作どおりだったら、原作を読んでいない人にももっと原作の精神が伝わったのかもしれませんよね。ちょっと残念です・・・
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トールキンズワールド

2004年04月08日 | 旧指輪日記
amazonから届いたものの感想第二弾、画集「トールキンズワールド」についての感想です。
アラン・リーのイラストは、挿絵入り豪華本を持っているので、見たことあるものばかりでしたが、更に大きいサイズで見られたのでちょっと嬉しかったです。こうしてみると、やはりアラン・リーとジョン・ハウの絵が抜きん出てるなあ、と思いますね。この二人をコンセプチュアルアーティストとして起用したのはPJ映画成功のひとつの大きな鍵でしょうね。
テッド・ネイスミスもトールキンのイラストでは有名だと思うのですが、私はこの人の絵は微妙です(汗)明るい風景などは時々すごく良いと思うのですが・・・
ただ、ひとつすごく気になった絵が。アグラロンドの燦光洞の絵なのですが、まあメインは燦光洞なんですが、小さくレゴラスとギムリが描いてあって、どうやら二人が燦光洞に行った場面らしいんですよね。小さいながらギムリが何やら雄弁に語っているらしい様子がかなりツボでした(笑)
その他で結構好きなのは、インゲル・エデルフェルドの絵ですね。なんか不思議な味わいがあって、好きですねえ。ちょっとアラン・リーと似てるなあ、と思ったロバート・ゴールドスミスは、後書きを読んだら「アラン・リーに敬服している」とか書いてあって、なるほどでした。ちょっとアプローチが似すぎかなあと(汗)でも、同じアプローチなだけに、アラン・リーと同じような暖かさを感じるいい絵ですけどね。
あと、ちょっと好きじゃないな~と思っていたロジャー・ガーランドですが、(新版シルマリルの表紙のウルモの絵の方なのですね)「星をのんだかじや」の絵がすごく良くて、びっくりでした。エアレンディルとエルウィングの絵もちょっと好きです。宗教的というか、神秘的な雰囲気の絵に独特の魅力がある人なのかもしれませんね。
この本に出ていない画家では、原書房の「トールキンの世界」に載っていたオランダのコール・ブロックの絵が好きですねー。すごくシンプルで。トールキンもとても気に入っていたということですが、納得。
あと、ヒルデブラント兄弟の絵も密かに(!?)好きだったりします。
そう言えば、トーベ・ヤンソンが挿絵を描いたフィンランド版の「ホビット」、トールキンはお気に召さなかったそうですが、トーベ・ヤンソン好きな私は結構気に入りました。コール・ブロックにも通じる部分あるようにも思うんですが。
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サンタクロースからの手紙

2004年04月07日 | 旧指輪日記
昨日届いた「サンタクロースからの手紙」の原書を、「或る伝記」の年表と照らし合わせながらざっと読んで、トールキンの子供たちが何歳くらいまでサンタクロースを信じていたのかを検証してみました(笑)
長男のジョンは、他の兄弟よりは少し早め?で、9歳くらいにはもうサンタクロースに手紙を書かなくなっていたようです。長子の宿命ですよね、早めにサンタの真実を知ってしまうのは・・・。
手紙に「ジョンは手紙をくれなかったね。きっと忙しいんだろう」みたいなことが書いてあってちょっとうるっと来ました。
更に、ジョンへのプレゼントは北極グマが選んだとか書いてあって、「北極グマは、自分はジョンの気に入るプレゼントが分ると言っている。なぜって、ジョンはクマが好きだからだそうだ」なーんて書いてあって思わず落涙(笑)こんなところからもトールキンのストーリーテラーとしての才能を感じますね・・・
マイケルもクリストファーも13歳で卒業?したもよう。そして末娘のプリシラは、やはり13歳でサンタクロースに手紙を書かなくなったようで、14歳の時の手紙が最後の手紙になっていたようです。
特にプリシラへの最後の手紙が、どういう状況で書かれたのかなあと興味津々です。プリシラはもうサンタクロースが父親だったと知っていた状況で書いたんだろうか、とか。邦訳版にも出ていますが、「でも、わしはあんたたちのことを忘れはしないよ。わしはいつも古い友達からの手紙を取っておいて、いつかその子供たちのところに行く日が来るのを待っているんだよ」というようなことが書いてあって、また泣かせるのですが、トールキン自身が我が子たちの子供時代へのお別れのためにこの最後の手紙を書きたかったのかな、とも思わせますね。
それにしても、邦訳版では子供たちの名前も出ていなくて、最後の手紙もプリシラにしか宛てていないはずなのにyouを「あんたがた」と訳していたり、「トールキンが自分の子供たちに書いた手紙」というよりは、一般的なサンタクロースの手紙の絵本にしようとしたのではないかと思いました。
そうですよね、今でこそトールキンも少しメジャーになったかもしれませんが、一般的なクリスマス絵本にしておいた方が、トールキンのファンだけが買うマニアックな絵本にするよりも売りようがあるような気がしますしね。(でもそれを言ったら「ビルボの別れの歌」はどうなるんでしょうかね・・・(汗))
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原作未読の友だちの感想続報?

2004年04月06日 | 旧指輪日記
一昨日RotKを見た原作未読の友だちからメールが来て、感想の続きを聞かせてくれました。(終わった後すぐに帰ってしまったので、あんまり話す時間がなかったので)
なんか死者の軍隊が良かったとか、かなり意見の相違もあったりしたのですが(笑)あのラストについて、「指輪を捨てたらお話はおしまい、ではなく、物語は続いて行く、みたいな終わり方は良かったと思う」と言ってました。フロドの旅立ちの理由がわからなくても、そういう風に捉える人もいるんだなあと、目からウロコの感想でした。少なくとも彼女には、フロドたちが旅立って行くこと、サムが家に帰ってサムの物語を続けて行くことがそういう風に思えたのでしょう。(って直接話してないので深読みしすぎかもですが・・・)
先入観のない感想を聞いて、あのラストは上手いこと作ったのかもなあ、と思いました。あのどこか明るいラストは、原作未読でフロドが旅立つ理由がわからなかった人にも、決して不快感を与えず、「ひどいラストだ」と思わせることのない、「なんとなくいい終わり方」になっているのかも・・・。
以前別の友だちのお父さんが「ハッピーエンドだったよ」と言っていたという話を聞いて「ええー!?」だったのですが、なんか納得できたような。「フロドの旅立ちの意味がわからなくてもあの映画を良いと思えるのか」という疑問の答えをもらったような気がします。
ま、たまにはうちの妹のようにショックで食欲なくなる人もいるようですが(笑)
ところで、今日、amazonから指輪関連のものが色々届きました。「サンタクロースからの手紙」の原書、「ホビット」のアラン・リーの挿絵入り原書、「ビルボの別れの歌」の原書、そして別にamazonでなくても売ってたんだけどついでに、の画集「トールキンズワールド」です。
とりあえず「サンタクロースからの手紙」を読み始めたのですが、英文が面倒になってしまい挫折。まあ本気?になれば読めるとは思うのですが、これで挫折しているようではHoMEシリーズなんて絶対読めないなあと実感(汗)
「サンタクロースの手紙」では、子供たちが何年までサンタクロースからの手紙をもらっていたのかが気になってました。最後の方はやはり末っ子のプリシラだけが受け取っていたのですね。日本語訳でも泣けてしまった最後の手紙のくだりはやはりちょっとじわっとしてしまいました。最後の「Good-bye!」という手書きの文字がまた泣かせますね。
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9回目@六本木ヒルズ(笑)

2004年04月05日 | 旧指輪日記
昨日は雨の中、原作未読の友だちと一緒に六本木ヴァージンシネマズでRotK観て参りました。もちろん字幕です。
田舎者二人、いきなり迷ってしまって映画館にたどり着くまでにかなりかかってしまいました・・(汗)雨降ってたので外に出ないで済む道のりを探していたのでなおさらだったかも。あの場所すごい分りづらくないですか!? (田舎者の悪あがき(笑))雨降ってるとびしょ濡れになるし・・・
さて、ヴァージンシネマズで観てみて、やはり大画面はいいなあ、とつくづく思いました。ついつい面倒で地元の映画館に行ってしまうのですが、たまには都会の大スクリーンで見るべきですね~。久々の大画面で観て、かなり良くできた映画だなあ、なんて客観的に見られました。
やはり映像が素晴らしいですね。CGがすごいとかそういうのではなくて、しみじみと心に染みる映像がたくさんあるよなあと。滅びの山を這い登って行くフロドとか、灰色港の馬車の中でビルボに頬を寄せて目を閉じるフロドとか・・・(あれ、フロドばっかりだ(笑))
あと密かに好きなのが、ハラドリムの説明?の時に出てくる、じゅうがのっしのっしと歩くUPの映像だったりします。(象好き・・・)
さて、原作未読の友だちの感想リサーチなのですが、まず灰色港のラストは、やはりフロドがどこに行くのかも、なぜ行かなければならないかもよく分らなかったそうで・・・。うーん、一般的な感想はやはりそうなってしまうんでしょうかねえ。
それじゃああのラストは気に入らなかった? と聞いたら、「いや、かゆい所に手の届く終わり方だよね」だそうで。皆のその後を短い時間でまとめていたことを指していたようです。で、全体的な感想としては面白かったそうです。早くSEE観たいとか言ってました(笑)
いや、灰色港のラストがわからなくても「面白い」とは思うのですね。そうですよね、そうでなきゃあんなに世間の評価が高くなるはずないですよね。
灰色港の別れが本当の終わりなのですが、でも指輪を捨てた時点で物語は終わり、後はオマケ、と思っていれば、そういう評価にもなるのかもしれませんね。
あ、エオウィンとファラミアのことはしっかりチェックしてまして(笑)「あの二人くっつくんでしょ? あっちの方が(アラゴルンより)お似合いでいいじゃん」と言ってました。うーん、これも気がつく人、気がつかない人様々ですね。ホント、人によって見るところが違うんだなあと思いました(笑)
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つれづれ話

2004年04月03日 | 旧指輪日記
昨日の夕刊の広告は面白かったですねー。いや人物の組み合わせが(笑)抱き合ってるフロドに、レゴラスにサムにエオウィン。うーん、特にレゴラスが浮きまくってるような・・・(汗)
しかしエオウィンが出ていたのは嬉しかったですね。アルウェンいなくてエオウィンだけ出てたのは初めてでは? やっとエオウィンがヒロインだと認められたのねー、とか思ったりして・・・(違う?(汗))
キャッチコピーは相変わらずですが(汗)「友情、恋、冒険、感動、映画館に行けば全てがある!」ってのはどうなんでしょうねえ。恋って・・・(汗)ないことはないですが・・・
そう言えば、よく出てくるこの抱き合ってるフロドなんですが、抱き合ってる相手誰なんだろう、というのが密かに疑問です。いつも映画見るたびに確認しているのですが、ポスターの画像とは微妙に同じ場面がないような? 強いて言えばメリーかなあ、と思うのですが・・・
ところで、昨日の文溪堂の絵本(!?)を見ていてふと気がついたことが。そう言えば、フロドとサムのエルフのマントはどうなったんでしょうねえ? エルフのブローチも。原作では一応最後までマントは着てたと思うのですが、映画ではフロドもサムもオークの鎧着た時点で着てないですよね。鎧脱いだらもう完璧に着てないし、手ぶらだからどこかに持ってるということもないし。フロドのはひょっとしたらミスリルの鎖帷子と一緒にサウロンの口からアラゴルンたちに渡されたシーンがあるのかもしれませんが、(でも、ミスリルの鎖帷子持ち去られる暇ありましたかね?)サムのマントは説明つきませんねえ・・・うーむ。でも、灰色港では二人ともしっかりエルフのマントとブローチ着てましたね。
あ、でも、考えてみたら、サムのマント、モルドール入った時には結構穴開いてボロボロだったし・・・もしかしたら改めて新しいマントとブローチ贈ってもらったのかも。でも、奥方の贈り物は大事に持ってて欲しいですよね。ちょっとうーむ、なのでした。(ブローチはポケットに入れて持ってたかもしれませんが)
余談ですが、ミスリルの鎖帷子のこと、吹き替えではオークが「きんきらシャツ」とか言ってて爆笑しそうになりました(笑)英語ではshiny shurtですよね。そう言えばフロドもシェロブの洞窟で「なんだこのネバネバは」とか面白いこと言ってたなあ(笑)
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文溪堂のフォトガイド

2004年04月02日 | 旧指輪日記
先日文溪堂の子供向けのフォトブック?「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 映画版」が出ていたのでちらちらと見てたら、意外にいい写真が多かったので思わず買ってしまいました。この文溪堂のシリーズ、FotRもTTTも公開から一年くらい経ってから出ていて、RotKはどうなるのやらと思っていたら、意外に早く出ましたね。内容は、結構SEEネタバレな写真が多くてびっくり。王の石像の頭に花の冠がついている写真とか、アラゴルンがパランティア持ってる写真とか、忠誠を誓ったメリーにセオデンが祝福を与えている場面とか、アラゴルンがファラミアを癒している場面とか。文章の方でも、映画の内容を補足するようなものが多くて意外でした。「ゴラムはサウロンからときはなたれたがゆくえをくらましてしまった」とか、デネソールがファラミアがフロドを逃がしたことを怒っているとか、デネソールは敵が攻めて来る前に自ら執政家の歴史を閉じようとしたのだとか。しかし、「ええーっ?(汗)」という展開になってた部分も(汗)アンドゥリルを持ってきたの誰だかわからないようになってたし、エオウィンが戦いに行ったことは書いてあるけど、アングマールの魔王を倒したこととか一切出てこなくてどーなったの状態(汗)セオデンが死んだことも全然書いてません。一番すごかったのは終わり方でしょう。滅びの山中腹の写真で終わっていて、ゴラムに襲い掛かられて「フロドは指輪を守るため、わずかに残された力をふりしぼった!」で、次のページはただ文字だけ。指輪が滅びの亀裂に落ちていったこと、サウロンが滅んだこと、アラゴルンがアルウェンを王妃に迎えたこと、だけが書いてあって、最後は「こうして中つくにの新しい時代が始まった。指輪の仲間たちは(中略)それぞれのふるさとの帰って行った」でおしまい。灰色港もなければ、フロドたちがどうなったかも今ひとつわからない、打ち切り最終回みたいな終わり方でした(笑)ところでこの本、「Return of the King Photo Guide」の邦訳だったのですね。紀伊国屋で原書を見つけて、こっちはどういう終わり方なんだろうと思って見たら・・・もっとひどかった(笑)最後のページは、日本語の最後の部分の、「こうして中つ国の新しい時代が始まった」から後しか書いてませんでした~(汗)まあ、子供向けにはこのくらい簡単にまとめた方が良いの・・・かな?(汗)
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引き続きサントラの話題ですが

2004年04月01日 | 旧指輪日記
TORnからの情報で知ったのですが、SaundtrackNetで、アカデミー音楽賞関連にノミネートされた人たちの集まり?のもようがレポートされていました。
この記事の中で、サントラのボックスセットのことについて話していたそうですが、発売は来年になるとか言っていたようです。うーん、今年中には出ないのか・・・。果たして本当に発売されるんだろうかとやや不安が・・・(汗)ショアはやる気満々って感じですが。
サントラと言えば、RotKのサントラ考察の準備?をそろそろ始めているところです。早くても完成は6月かと思われますが(汗)
RotKのサントラを全体的に考えてみて気がつくのですが、TTTの時は場面が変わるごとに音楽が一旦終わっていたのですが、RotKでは場面が変わっても音楽が切れずにそのまま変化して行くパターンが主流になってるんですね。これは、TTTの時のように、別々に行動していた仲間たちの場面を並列的に映し出すのではなく、分かれている仲間たちの行動が次第に重なって一つに収束して行く様子を表しているのだろうなあと思いました。
TTTでも、最後の方、ファラミアに「指輪には破壊の力しかないんだ」と訴えるフロドの場面と、木の鬚と一緒に森が破壊された場所に向かうメリーとピピンの場面は音楽が繋がっていて、それぞれに頑張っている仲間たちの絆を感じてじーんとしてしまったものです。サムの台詞と共に、同じ音楽の中でアイゼンガルドと角笛城の仲間たちの様子が映されている場面もそう思いましたが。
これはきっと音楽だけの効果ではなく、編集自体がそのような意図でなされているからなのだとは思うのですが、やはり音楽の力は絶大だなあ、と思わずにはいられません。
あと、RotKでは音楽が鳴っていない時間帯が今までよりも多いような気がしています。音楽がないことが印象的な場面が多いということかもしれません。
例えば、ガンダルフとピピンがデネソールの元を去って行く場面で、石の床にガンダルフの靴音とピピンの足音が響き、デネソールが再び椅子に座って暗い思いに沈むところなど、デネソールの孤独と狂気を音で感じられる場面だと思いました。
FotRが一番音楽が鳴っている時間が多かったような気がします。TTT、RotKとだんだん減っているような。その辺の効果についても考察できたらいいなあと思っているのですが。
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