ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

宮廷画家ゴヤは見た(ネタバレ)

2008年10月11日 | 映画
かなりネタバレですが、反転文字は一切使ってませんので、これからご覧になる方はご注意ください。
鑑賞予定がつまっているため(映画以外もいろいろあるし)、珍しく公開第一週で見てきました。
ナタリー・ポートマン目当て。今年3本目・・・まだ「ブーリン家の姉妹」もあるし、今年は当たり年ですねー。
ハビエル・バルデムも2本目。「ノーカントリー」も観てたら3本目なところですが。
キャッチコピーで「禁断の愛」とか「立ち入り禁止の愛」とか書いてあって、そういう話なんだ・・・と思ってたら、後から監督が「アマデウス」の人だと知りました。(「カッコーの巣の上で」見たことありません。ブラッド・ドゥーリフも出てるし観なきゃなー)
えー、あの監督がそんな通俗的?な話撮るのかな・・・と思ってたんですが、全然そんな話じゃありませんでした。ホッとしました(笑)
イネスが異端審問で捉えられ、ロレンゾがイネスに・・・というあたりは、かなりさっさと話が進んでいって、あっけないくらい。
ロレンゾさっさと逃亡しちゃうし・・・
しかも、途中であっという間に15年後に飛んでしまうので、さらにあっけない印象も。
しかし、この話の主眼は、移り変わる世の中の流れとそれに翻弄される人間、なんですよね。そのあたりがわかってくると、展開の速さにも納得。
ナタリー・ポートマンが拷問を受ける映像なんかを見ていたら、「V・フォー・ヴェンデッタ」みたいな、権力と迫害について問う話なのかな、とも思ったのですが、それともちょっと違いましたね。
確かに教会の異端審問の非道さなども描いてましたが、その教会がナポレオン軍の脅しに屈せずにミサを続けようとしたり・・・というところも描かれていたし。結局は権力に正義なんてない、ということが主眼だったように思いました。
異端審問を我が物顔に行う教会、正義の解放者を名乗りながら虐殺を行うナポレオン軍、そしてナポレオン軍を駆逐するイギリス軍・・・文字通りニ転、三転する権力の逆転に、もう単純に話に引き込まれてみてしまいましたねー。
イネスの父、ビルバドゥアがロレンゾを「尋問」てるあたりから俄然面白くなりましたね。こんなことして大丈夫なのか・・・と思ったら、見事にロレンゾを陥れてしまってびっくり。
最初は教会の異端審問の先鋒として権力を誇っていたロレンゾが、思わぬ落とし穴で逃亡することになります。ところが、この逃亡のおかげでナポレオン軍が侵攻して来た時には助かったばかりか、逆に権力者としてかつて自分を捕らえようとした教会を逆に裁く立場に。
権力を握り意気揚々とし、結婚もして幸せだというロレンゾの変わりぶりには唖然としますが、もともと神父をやってた頃も信仰よりも権力を求めてたんだろうな、というのがありありだったので、まあそういう人だったんだろうなと。
現在の自分の権力と幸せのために、かつて夢中になったイネスは精神病院?に送り込み、娘の居所を探し出してアメリカに送ろうとしたりと、非道なロレンゾ。どこが禁断の愛じゃ! という展開ですねー。
そして最後にはまた立場が逆転し、自分が死刑を宣告した司教?に「悔い改めれば生命は助けよう」と言われ・・・生き残るために屈するのかと思ったら、今回はさすがに改宗を拒んだのが、ちょっと意外だったけれど、最後に潔さを見せましたね。確かに、改宗したとしてもどんな顔して生きていけば・・・ですが。
この一連の流れの、権力を求める神父、転身して権力を握り意気揚々とした姿、そして最後の死の恐怖におびえる姿までを、ハビエル・バルデムがさすがの名演でしたねー。
イネスの忘れ形見=自分の娘、アリシアと対面した時の複雑な表情も良かった。
最後にアリシアの姿を認め、イネスを見て微かに笑った?のは、自分を嘲笑っていたのかな・・・
一方の?イネスは、思わぬ不幸で異端審問に捕らえられたままなんと15年も牢に囚われたままになりますが、ナポレオン軍の侵攻で家族は皆殺されてしまったので、イネスは囚われていたがために助かったことに・・・まあすでに正気は失ってしまっていますが。
この牢から出てきたイネスの変わりぶりがすごかった。ナタリー・ポートマン熱演です。V・フォーもそうだったけど、こういう過酷な演技が合ってるよなあ、と思います。
イネスはロレンゾをずっと想い続けているのですが、多分かなり早い段階で正気を失ってるし、純愛と言えるのかどうか・・・
ラストの、赤ん坊を抱いてロレンゾの死体と手をつないで笑顔で歩いていく姿は、グロテスクにも哀しくて、とても印象的でした。またバックに流れているのが明るいわらべ歌なのがなんとも・・・
ナタリー・ポートマンが二役で演じた、イネスの娘アリシアは、髪の色が黒くなっていたせいもあるのか、とてもスペインっぽい美人になってて、イネスの若い頃よりもこっちの方がいいなあと思いました。
修道院の修道女に、「あの子は手に負えない子で(英語ではtigerと言ってましたね)」と言っていた、激しい一面もイネスとは違っていて、別人な感じが出てました。あの性格は誰に似たんだろう・・・ロレンゾ?
彼女も、ニ転三転する運命に乗って、とりあえずラストの時点では権力側に上手く乗っかりましたが、これからどうなることか・・・
知らずに自分の父親の処刑を面白そうに見ていたところが皮肉ですが・・・
(しかし歴史モノを観ていていつも思うんですが、昔の人には処刑って娯楽だったんですね・・・ラストでも子供たち、死体の後を喜んで追っかけてたし)
で、タイトルロール?(いや原題だとタイトルロールはロレンゾ?)のゴヤですが、傍観者に徹していて、権力が移り変わる間にも上手く渡り歩いて生き延びて絵を書き続けます。
教会を批判しながら、ビルバドゥアにイネスを助けるためにロレンゾに近づきたいと言われても尻込みし、国王一家の怒りにも怖れをなし・・・と結構権力にも弱かったりして。ロレンゾにも「お前には信念がない」と言われたりしますが、非常に人間的で、共感できる人物になっていたと思いました。
ただ、どうしても主眼がロレンゾやイネスに行ってしまって、ゴヤの「生き延びてとにかく起こっていることを描きたい」という思いや、イネスを救いたいという思いの描き方は中途半端な気がしないでもなかったですが。
ステラン・ステルスガルドの人の良さそうな笑顔のゴヤは、そんな人間的なゴヤのキャラクターに良く合っていたと思いました。
そう言えば、物語のきっかけになっていた神父と少女の肖像画、実際にあるのかと思ってましたが、もしかして架空の肖像? ロレンゾのは焼かれちゃってたし、実存はしないですよね。
いや、映画の中の肖像が明らかに役者に似せて描かれてたので、あれ、オリジナルはないのかなと・・・
ロレンゾの肖像画なんか、背景の雰囲気とかゴヤっぽくて上手いなーと思いましたが。
王妃の肖像画はなんか下手だなーと思ってしまったのですが・・・(汗)
あと、スペインが舞台なので楽しみにしていたのですが、意外とスペインっぽい暗さとかグロテスクさがなかったかなあと思いました。私の勝手なイメージなのかなあ?
「エリザベス ゴールデンエイジ」の方が、スペインっぽいというか、「あ、ゴヤとかエル・グレコの絵のまんま」という印象だったんですが。まあ、スペイン宮廷と言っても、映画の中でも出てきましたが、実はスペイン人じゃなかったりというのもありますから、あんなものだったのかもしれませんが。
ちなみに私はゴヤの絵は暗くてあんまり好きではありませんが・・・スペイン絵画って暗くてどうも。プラド美術館に行った時も、ゴヤとかエル・グレコの暗い絵ばかりで、気持ち悪くなってしまったものでしたね・・・。
版画を作る過程が再現されていたのが面白かったですね。
というわけで毎度のとりとめのない感想ですが、ニ転、三転する話の展開が素直に面白かったです。ラストシーンも印象的で良かったですしね。

というわけで今年見た映画の順位。
1.イースタン・プロミス / 2.ミラクル7号 / 3.宮廷画家ゴヤは見た / 4.マイ・ブルーベリー・ナイツ / 5.グーグーだって猫である / 6.西の魔女が死んだ / 7.ナルニア国物語第二章 カスピアン王子の角笛 / 8.スウィーニー・トッド / 9.転々 / 10.TOKYO! / 11.コレラの時代の愛 / 12.エリザベス ゴールデン・エイジ / 13.あぁ、結婚生活 / 14.ライラの冒険 黄金の羅針盤 / 15.奈緒子 / 16.L Change the World / 17.クリストファー・リーとフランク・ザッパのこわがることをおぼえようと旅に出た男 / 18.ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ / 19.スターウォーズ クローンウォーズ / 20.デトロイト・メタル・シティ / 21.20世紀少年 / 22.マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 / 23.カンフーくん / 24.フランシス・フォード・コッポラのリップ・ヴァン・ウィンクル / 25.ポストマン / 26.ミック・ジャガーのナイチンゲール
おお、高順位ですねー。素直に面白かったもんで・・・

あと、これから観に行く映画のリスト。
公開中 「崖の上のポニョ」「パコと魔法の絵本」「コドモのコドモ」「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス ディズニーデジタル3D」「僕らのミライへ逆回転」
10月18日公開 「夢のまにまに」
10月25日公開 「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」「ブーリン家の姉妹」
11月1日公開 「レッドクリフ」
12月公開 「アラトリステ」
大分減ってきたけど、公開中が溜まってきた・・・終わる前に全部観られるのかなあ(汗)
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ホテルチェルシー

2008年10月09日 | 旅行
ここも初めて行く観光スポット(?)
「レオン」など映画でよく使われている、N.Y.らしいホテルだそうです。
外観は、うーん、こんなだったような・・・おぼえてないなあ(汗)

ロビーに入ると・・・あ、フロントのカウンターはあんな感じだったなあ。
でも壁の色とかこんなに派手じゃなくて、もっと暗い感じだったと思うけど・・・まあもう大分前の映画だもんなあ。
このホテル、ちょっと高めですが、N.Y.らしさが味わえるホテルらしいので、一度泊まってみたい気も・・・
でも、N.Y.に行くならやっぱり劇場街から近いホテルじゃないと不便なので、止まる機会はないかな・・・
その前に、RENT終わっちゃったからいつN.Y.に行く機会があるかどうかですがね・・・
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指輪原作再読その3

2008年10月09日 | 指輪物語&トールキン
映画ラッシュがちょっと収まって余裕が出てきたからか、映画サントラ関連のニュースがたて続けに出てきて気持ちが盛り上がって来たからなのか、原作読書もアイゼンガルドの仲間たちの再会あたりから気合が入ってきました。
もともとこのあたりはとても好きなんですけど。
そして、ちょうど朗読CDもこのあたりで止まっていたので、やる気が出てきてまた聞き始めました。去年も夏になると聴くの止まってしまい、秋も深まる頃再会していた・・・この分じゃ聴き終わるのあと2年くらいかかりそう・・・(汗)
だいたい、このTTTでももっとも好きなあたりでも止まっていたというのが、いかに暑いとやる気がなくなるかを物語ってますな・・・
で、原作再読でツボにはまった、アラゴルンの「やれやれ、とうとうまた会えたね!」という台詞、原文で聴いた(読んだ)時はスルーしてたんですが、読み直してみたらやっぱり「Well well, at last we meet again!」という、わりと普通の台詞でした。
うーん、やっぱりあそこは瀬田訳マジックだったのか・・・。こういうところがすきなんだよなあ瀬田訳。「Well well」が「やれやれ」って、すごいよなあ。
ピピンの「立派なお年寄りじゃないか」も「old fellow」というのを上手いこと約したなあと思いますね。
そして、馳夫さんのこういうところが好きなんだよなあと・・・。映画のアラゴルンはホビットと絡むところが結構少なかったかなあと、改めて思いました。ブリー村から裂け谷に行くまでのわずかな期間くらいしかなくて。
FotR SEEの、野営している時のアラゴルンとフロドの会話とか、あのあたりは良いんだけど。
あと、RotKでピピンを見送るメリーの後をアラゴルンが追いかけるのって、映画オリジナルだけどいいなあと思いました。特にSEEの笑顔で終わるバージョンがいいな。
原作でもピピンが連れ去られた後に、ちょっとすねてる?メリーにアラゴルンが言葉をかけるところがいいなあと思ったのですが。
「ピピンが残して行ったものがあったら全部持って来るんだよ。大急ぎ!」なんて言ってるところが・・・ここもちょっと瀬田訳マジックですが。
ピピンがいなくなった寂しさもちょっとあり、いわゆる「手がかからないので放っておかれるいい子」の寂しさもあり・・・なメリーをさりげなく気遣う馳夫さん、やさしいよなあと。
映画のメリーとアラゴルンのシーン、よくよく考えてみたら原作のこの場面をちゃんと汲んでたなあ・・・と今更気がつきました。というか、だから好きなんだよな、あのシーン。
でも、いい子なメリーはやっぱり置いてかれてしまうんですよね。アラゴルンはちゃんと気遣って見送ってたけど、メリーはそんなことは知らないし。
でも、そこからのメリーの孤独と頑張りが良いのですよね。そして、アラゴルンとの再会のシーンも感動的で・・・。このあたりは映画はまた原作から離れて行ってしまったんですよね。あのシーンだけ原作とシンクロしてたんだなあ・・・
と話がRotKに逸れてしまいましたが(汗)
ガンダルフと一緒に飛蔭に乗ったメリーとガンダルフの会話がホビットらしくていいなあ。ピピンも原作では結構頭の回転の速い会話をしますが、なんというかメリーの方が分別のある賢さ?というか、やっぱりピピンとはちょっと違うなあと思いました。
「ひとつにはこうしているとまた同じ質問ができますからね。今日はどこまで行くんですか?」と最初に逸らされた質問をまた繰り返して、ガンダルフをして「魔法使いたる者はホビットの世話をするべきじゃね」と言わしめたところとか、もうホビットらしくていいですね。それも、当たり前ですが、フロドともサムとも違う、メリーらしいところが。(ピピンとは似てるかもしれないけど、やっぱりどこか違うなあ)
パランティアを観たくて仕方なくなったピピンと話すメリーも、なんとなくピピンの異変を感じ取ってたりして、やっぱり賢いなあと。
そして、これから一人になったメリーの活躍が・・・やっぱり楽しみです。でもいいところでフロド・サムルートになっちゃうんだよなあ・・・
一度、続けてメリーたちの話を読んでみたくて、「二つの塔上」の後すぐに「王の帰還」を読んでみたことがあるんですが、ファラミアの件とか、やっぱり「下」も読んでないと話がつながらないところもあって、やっぱり普通の順序で読まなきゃいけないな、と思いました・・・
あと、ピピンがパランティアを覗いたことが、かえって事態を救ったかもしれない、というガンダルフの洞察がいいなあと。
実際にそのとおりであるのかもしれないけれど、それ以上にガンダルフのピピンに対する思いやりが感じられて、暖かい気持ちになります。
これも映画にはなかったなあ。「正直な愚か者でいられた」って、映画と原作じゃ大分ニュアンスが違いますな・・・
まあ、映画ではサルマンがサウロンを出し抜いて指輪を我が物にしようとしていた、というあたりが抜け落ちているので(設定としてはあるらしいんですが、普通に観ていたらそういう風には見えないよなあ)、そもそも「ピピンがパランティアを覗いたことで事態が好転した」という設定が無理なのですが・・・
というわけで「二つの塔上」読了です。今度はフロド・サムルートですね。
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ぬいぐるみ

2008年10月07日 | 旅行
チェルシーを歩いていた時にショーウィンドーで見かけた犬のぬいぐるみ。(編みぐるみ?)
かわいかったので写真撮ってみました。
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FotRコンサート、TTTコンサート続々?

2008年10月07日 | 指輪物語&トールキン
The Music of the Lord of the Rings Filmsからの情報ですが、映画の映像に合わせて全てのサントラを生演奏するというコンサートのFotR版、TTT版ともにスケジュールが発表になってました。
まずは来年4月6,7,8日とミュンヘンでTTTコンサートをやるそうです。
3月にはルツェルンで初演ですから、早速という感じですね。
しかし、曜日が月、火、水なんですけど・・・なんで見事に平日ばっかり(汗)
そしてもうひとつ、こちらはFotRコンサートなんですが、リヨンで、以前LotRシンフォニーをやったこともあるリヨン国立管弦楽団の演奏でやるそうですが、日程がなんと2010年6月17,18,19,20日・・・再来年の話ですよ~(汗)
まだわかりませんが、このペースだと2010年3月にRotKコンサートをルツェルンでやるんじゃいかな、と勝手に予想してるんですが、そうなるともしかして3作連続公演になったりして・・・なんて邪推してみましたが、日程が4日なのが微妙ですね(汗)
正直、ドイツ語圏はどうもオケや会場が今イチなことが多いように思えて(あ、ウィーンは別ですが・・・ウィーン少年合唱団とか出ちゃったもんなあ)、どうせ行くならリヨンの方がいいなあとか思ってしまいます。まあ再来年の話なんで、鬼が笑うどころじゃないですけど・・・(汗)
でも、本当はやっぱりロンドンフィル&London Voices&London Oratory Schoolで聴きたいですね・・・。来年のFotRは日程的に無理ですが、TTTでもRotKでも3作連続でも(汗)いつかいけたらいいなあと思います。
というかLotRシンフォニーもう一回聴きたいよ・・・初めて聴いたのがロンドンフィルだったので、ありがたみがよくわかってなかったので・・・
ここまで来たら、日本でもやらないかなーと思わないでもないですが、もう指輪熱もさめてるから無理かなあ・・・
あ、でも「ホビット」公開というイベントがありますね。便乗してやってくれないかなあ。まあ、オケとコーラスいいところ連れて来てくれないとかえってガッカリになってしまいますけど・・・

あと、上記のThe Music of the Lord of the Rings Filmsで、右フレームにあるFAQが更新されてます。例の本と未使用音源のリリースの話が、私程度にもわりとわかりやすくまとめられてますので、興味がある方はご覧ください。
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チェルシー歴史保存地区

2008年10月06日 | 旅行
チェルシーには今まで行ったことがなかったのですが、今回は時間があるというので、妹が色々観るところを探しだしてくれました。
チェルシー歴史保存地区というものがあるのも今回初めて知りました。
ほんの一区画なんですが、(向かいは普通の公園だったりもする・・・)19世紀の街並みを保存しているんだそうです。
確かにちょっとイギリスっぽいかな?
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カップケーキ

2008年10月05日 | 旅行
N.Y.ではカップケーキが流行っているとかガイドブックに書いてあったような・・・
その流れのお店なのかどうかはわかりませんが、チェルシーマーケットにカップケーキをたくさん売っているお菓子屋さんがありました。
ご覧のとおり、キャラクターがのカップケーキがたくさん・・・!
皆良くできてましたが、この色合い・・・一体何が使われてるんだろう、と思うと、ちょっと食べる気がしませんでしたが・・・(汗)
特にかわいかったのはセサミストリートシリーズ、中でもクッキーモンスター。

クッキーモンスターはちゃんと本物のクッキーをくわえているのがかわいい!
でもこの真っ青なケーキ、どんな味がするんでしょうね・・・(汗)
お隣には有名なクッキーのお店があって、クッキーの上にマジパンで模様がついていて、すごくかわいかったです。有名店のせいか、店内の商品は撮影禁止でした・・・
後でDeen & Delucaで同じようなマジパンつきクッキーを買ってみましたが、ほとんどマジパンの味しかしないので微妙です・・・(汗)見た目はかわいいですけどね。
あとこのチェルシーマーケットにはFetWitchというブラウニー屋さんがあって、お土産にちょうどいいです。アメリカにしてはそんなに甘くないですしね。(いやブラウニーですのでもちろん甘いですけど、クリスビー・クリームほどでは(汗))
普通サイズのブラウニーとBaby Witchという小さいのがありますが、小さいの1個でも十分な食べ応えです。普通サイズのはどんななんだ・・・(汗)
日本人がよく買っていくようで、日本語の説明もありました。
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LotRO日記:新しい服

2008年10月05日 | 指輪物語&トールキン
久々のLotRO日記・・・書く暇がなかったし、あんまり進んでないしで・・・(汗)
このところ、やる時間も少なくなって来たのもあり、ホビットバーグラーのメイさん1本でやってました。レベルが少し上がってきて、クエストの報酬やモンスターから獲ったアイテムの値段が上がってきて、ルイニエルさんからの仕送りなしで自給自足できるようになったというのもあります(笑)
トップの写真はぶよ水の沼地です。夕焼けがきれいだったので・・・
メイさんはレベル20になった後、ソロではレベルアップは無理かな・・・と思いつつ、地道にやっていたらなんとか21になることができました。
タイマンならなんとか勝てる半オークを24人倒せとかの場合、単独行動をしている半オークが何人かいるので、倒せるだけ倒して、後は次の機会にまた同じ奴らを倒したりとか、拾い物クエストでも、モンスターに会わずに拾えるところを先に拾って、後はまた後日来ると同じところのアイテムが拾えたり・・・とせこい作戦でちまちまとやって、なんとかレベル21に。
レベルが上がったところで、塚山方面に戻って、やり残したクエストをなんとかこなしたりしてました。以前は怖かった塚人も、素手で向かってくるおっかない半オークを相手にしていたあとだと、そんなに怖くなくなりました。二人相手とかもできるようになったし。
でも、ノブの娘はまだ救い出せてません・・・ごめんよ・・・(汗)

メイさんは、しばらくトップの写真にも写っている(後姿ですけど)羽根付きの鍔付き帽子に海賊のチュニックに赤いマント、という、ちびっ子三銃士?みたいな衣装でやってました。
結構気に入ってたけど、さすがに最近飽きてきて、何かいい服があったら着替えたいなーと思ってました。
そうしたら、アモン・スールの東のオスト・グルスの軽装鎧屋さんでかわいい服を売っていたので、着替えてみました。

軽装でバーグラーらしくなったかなーと。
手甲は、実はかなり前にもらったか拾ったかしたけどもう売り払ってしまったものがたまたま装備2に残っていて、たまたま色が合っていたので使ってます。(以前はよく拾った服を装備2で試着していたので)間違って服飾からはずさないように気をつけないと・・・
ちなみに実装備は今こんなかんじ。

中装備ってかわいくないからなあ・・・服飾ができるようになって良かったです。やっぱりかわいい服の方がやっていても楽しいですね。
このシャツも、単独だと結構かわいい感じもするんですけどねー。
メイさんは結構帽子とか兜とか似合うと思うんですが、この兜はさすがに・・・です。
でも、本当は一番最初に来ていたシャツがかわいかったな・・・と過去に撮った写真を観るたびの思うのでした・・・あのシャツどこかで売ってないかなあ。
洋品店でも色々服を売ってますが、もっとホビットの普段着っぽいドレスがあるといいなあと思うんですけどね。
コメント (4)
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指輪原作再読その2

2008年10月04日 | 指輪物語&トールキン
TORnのショアのインタビューはたいしたことなかったんで書かないことにしました(汗)
あちこちで「ショアの『ホビット』参加確定」みたいな書き方されてましたが、映画化確定する前から自分がやるようなことずーっと言ってたもんなあ。あれで違う人だったらかなりかわいそうって感じですが・・・

原作読書、その2でもうアイゼンガルドまできてます(汗)
まあ書く暇がなかったのもあるんですが、今年からちょっとだけ電車通勤するようになったんで、結構読み進むようになったんですよね。一日20分でも結構進むもんです(笑)
で、今アイゼンガルドの仲間たちの再会の場面あたりです。
ちなみに朗読CDもそのあたり・・・また追いつかれてしまった(汗)毎年暑くなると中断してしまうんですが、そろそろ再会しないと来年も聴き終わらないよ・・・
その1でモリアあたりまでを書いたんですが、その間の感想は時間経ったから忘れてしまいました・・・(汗)
で、いきなり角笛城ですが。
角笛城の戦い、原作だとどうも戦いの展開がよくわからないなあと思っていたのですが、前回読んだ時にようやくわかったと思ったんですが、今回はまたもやよくわからなくなりました・・・
多分、かなり集中して読んでないと戦いの展開が頭に入ってこないんだな・・・
それと、やはり映画に比べるとわかりづらい展開でもあるよなあと。映画は上手くまとめてはいると思います。まあ問題点も多々ありますが・・・(聖火ランナーとかね・・・)
レゴラスとギムリのオークの首獲り競争、前にも書いたような気もしますが、最後にギムリが「42だよレゴラス旦那!」と言った後にレゴラスが「君はわたしより一点勝っている。」というところ、レゴラスがギムリに譲って一つ少なく言ってるんじゃないかなあという気がしました。ギムリが無事で嬉しかったので、ギムリに花を持たせてやろうという気になったんじゃないかなと。
首獲り競争、言い出したのはギムリですしね。
そう思うと、映画の(SEEですが)レゴラスは大人げなさすぎだな・・・と思ったりしますが、映画では別にギムリ行方不明になってないですからね。それに、映画のレゴラスはギムリをからかって楽しんでるキャラになってますしね。
でも、映画のレゴラスはそれこそ「42ってことないだろ・・・」という活躍ぶりでしたから(汗)映画のレゴラスがギムリにわざと負けるために42って言ったならわかりますが、自分から42って言うのは、ちょっと変かなって気もしましたね。

で、アイゼンガルドでの仲間たちの再会ですが、やっぱりいいよなあ、怒りまくるギムリ(笑)でも「レゴラスとわたしのことはどうなんだよ!」ってアラゴルンは・・・?(汗)といつも思います。
セオデンがホビットの話をついつい聞いてしまうのは、いつ読んでも微笑ましいものですが、この時点でホビットの話を聞いてるのって、セオデンは最初からホビットが結構好きだったんですね。後でメリーをそばに置いておくようになるのもよくわかります。
ピピンの「立派なお年寄りじゃないか」も良いですねえ。
そして、メリピピとアラゴルンたちの再会お食事会のあたりも好きですね。ここ原作でしかありませんからねえ。
アラゴルンたちがメリピピのところまで行って座る光景を想像するとなんだか微笑ましいですね。
そしてアラゴルンの「さあ、とうとうまた会えたね!」という台詞が優しくて好きだなあ。瀬田訳のこういう優しいところが好きですね。こういうアラゴルン、映画ではあんまりなかったもんなあ。
レゴラスはアラゴルンやギムリほどホビットに優しくない、と前から言ってましたが、結構ホビット好き(?)な台詞もあるんですよね。前回読んでいた時に気がついたんですが、メリピピを探している時にマルローンの葉を見つけた時の、「そうして自分の腕前に満足してゆっくり行糧を食べたんだな! これだけを見てもこの人物がホビットだってことがわかるね」という台詞もレゴラスだったんですよね。アラゴルンやギムリほどではありませんが、レゴラスもホビットらしいところに心和まされていて、彼らが好きだったんだなあと思いますね。
今回読んでいて、アラゴルンたちにお相伴して二度目の昼食を食べ始めたメリピピに、「今日の君たちは馬鹿に礼儀正しいね。でもきっとわたしたちが来なくても、お互いにお相伴し合って結局食べてたんじゃないか」というレゴラスの台詞に、やっぱり彼なりにホビット好きなんだな、と思いました。
「王の帰還」で、ペレンノールの戦いが終わったあと、レゴラスとギムリが「メリーとピピンにとても会いたかったのです」とメリピピに会いに療病院に行きますが、以前は「とても会いたかったのはギムリだけじゃあ・・・」とも思ってたんですが、レゴラスも結構メリピピに会いたかったんだろうなあと思えるようになりました。ホッとしたい時にはホビットに面会するに限るかも?
あと、皆がパイプ草を吸おうとすると、「じゃあ外の空気を吸ってくる」といち早く脱出しようとするレゴラスの嫌煙家ぶりも面白いなーと前から思ってました。いや、気持ちわかるなあと思って(笑)トールキンも一応タバコ吸わない人のことも考えてはいたんでしょうね。(エルフがパイプ吸う姿はちょっと想像したくないですねえ。あ、映画のエルロンドは結構似合うかも!?)

そんなこんなで、もうじき「二つの塔」も終わりです。次はいつ感想書けるかな・・・(汗)
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ハリー・ポッターと死の秘宝(ネタバレ)

2008年10月03日 | 読書
やっと感想書ける・・・(笑)
5巻、6巻は図書館で予約したら1年近く待つ羽目になってしまったので、今回は発売日が決まったら即予約したら、発売1ヶ月で手元に届きました。でもそんなときに限って周囲に「貸してあげるよ」という人が結構いたりして・・・(5巻、6巻の時は、5巻を途中で挫折したために、そのまま6巻が出ても買わない人が多かったのでした)
実は私は原書が発売された直後くらいに、アメリカで原書のエピローグだけ読んでたんですよね(汗)いや、誰が死ぬのか気になって。
というわけで、確実に生き残る人はわかっていたんですが、なまじ中途半端な情報を入れてたんで意表を突かれたことも・・・
ルーピンは、当初は「まあ死ぬだろうな」と思ってたんですが、エピローグで子供が出てきてたんで、「あ、生き残るのか。意外」と喜んでたのですが・・・
読み始めたら、かなり早い段階で子供ができてたんで「あれー死ぬかも・・・」と・・・結果はやっぱり、でした。うーむ、なまじ期待してしまっただけに予想外にショックでした(笑)
スネイプも、校長がどうのとか書いてあったので「まさか死なないとか?」とちょっとだけ期待していたのですが(でもまあ9割方死ぬと思ってましたけどね・・・)、これもかなり早い段階で校長になったので「やっぱだめか・・・」と(笑)
エピローグに出てこなかった人としては、フレッドとジョージとルーナが危ないかな・・・と思ってたんですが、ジョージが耳をなくした時点でジョージはないなと。フレッドだけってのもあるかな・・・と思ったらやっぱりフレッドでしたね。合掌・・・
ルーナは死ななくて良かったなあ。ルーナの最後のシーンはなかなか良かったですねえ。映画で観るのがちょっと楽しみです。
あと心配してたのは、ダンブルドアとかシリウスとかが生き返ったりとか「実は死んでなかった」とかいう展開だったらやだなあと・・・でもそのあたりはさすがに大丈夫でしたね。
ダンブルドアはハリーの夢の中?に出てきましたが、あれは解釈によってはハリーが自分の頭の中で作り出したこと、とも取れなくはないですから。(私はそういう風に考えたい方です)
4巻で初めて人が死んだ時から、ローリング氏は人の死をとてもあっけなく描くなあ、と思ってました。今際の際にカッコイイ台詞を吐くとかそんなのはなしで、あっけなく死んでしまうという。
それは死を美化していないということで、私の感覚では非常に高評価な部分でした。死ぬのはあっけないことで、一度死んだら二度と戻っては来ないんだという。
ハリポタにはゲームっぽい要素も多々あると思いますが、この「死」についてはゲームとは明らかに一線を画していると思います。
この「死」は、巻を重ねるごとに重要なテーマになって行って(ハリーの両親が死んでいるということを考えると、実は最初からそうだったのかも)、そのあたりも最終巻まで来ると感慨深かったです。5巻の終盤のルーナとの会話は良かったなあ。映画では変わってしまっていてちょっと残念でしたが。
最終巻ではついにハリー自身が死を受け入れることで、「死を克服した者」になるわけですが、そのあたりの「死」の捉えかたも興味深かったですね。
ハリーが両親やシリウス、ルーピンの亡霊?に、「(死ぬのは)苦しいの?」と訊く場面も印象的でしたね。このあたりの会話はちょっとうるっと来ました。シリウスとルーピンは若い頃の姿で出てきたことになってますが、映画でやる時はゲイリー・オールドマンとディヴィッド・シューリスでやって欲しいな・・・
4巻終盤のセドリックの死あたりから、「もしかしたらこの話は7作かけて『影との戦い』が1作で描いたことを描こうとしているのかも」と思いましたが、7作読み終えて、やっぱりそうだったな、という感想でした。
7巻かけているだけあって、ハリーの成長もかなりゆっくりでしたけどね・・・(汗)6巻でシリウスの死の後もたいして成長していないことに愕然としたものでしたが。
もちろん全く何も成長していないというのではないんですが、たとえば「影との戦い」でのハイタカのような、いわゆる主人公の最終的な成長が・・・
7巻でも、ダンブルドアの死ですらあまり変わっていないハリーにちょっとびっくりしてしまったのですが、終盤一気に・・・でしたね。
実は今回初めて読んでいて泣いてしまったのですが、そのひとつがドビーの死のあたりでした。
泣けたのは、ドビーがかわいそうとかいうことよりも、ドビーの死によって初めてハリーが成長した、と感じられたからでした。
それまで、シリウスの時もダンブルドアの時も、大切な人の死に出会ったハリーは、どちらかというと「大切な人が奪われた」「何で僕を置いて死んでしまったの」というような、子供が甘えるような嘆きだったんだ、ということが、ドビーの死でわかりましたね。
自分よりも弱い存在、甘える存在ではない存在、実を言えばとても大事な存在というわけではなかった存在・・・それが自分のために死んでしまったことで、ハリーは一気に壁を乗り越えて成長し、ダンブルドアの意図を理解することができるようになったんですね。
もう一箇所泣けたのは夢の中のダンブルドアとの会話でしたが。ダンブルドアに対するわだかまりも解け、ダンブルドアをようやく理解することができたハリー。ダンブルドアはもういなくて、ハリーが独りでここまでたどり着くことができた、ということにもぐっと来るし、ハリーがやり遂げたことで、初めて心の底から晴れ晴れと、そして対等にハリーに対するダンブルドアの姿にも・・・
ダンブルドアが、家族に会いたいと呪われていると知りつつ指輪を嵌めてしまったというあたりも来ましたね。
ダンブルドアは、大義のためにある面非情とも思えることができる、ある意味高みから見下ろすことができるような人で、そういう点はガンダルフにかなり近いなあ、と思います。
けれど、ダンブルドアはかつては傲慢さから過ちを犯した経験を経た上で・・・というところが、最初から清廉潔白なガンダルフとは大きく違うし、より人間的に深みがあると思いました。(でもガンダルフは清廉潔白な故にああいうちょっと子供っぽい、せっかちで癇癪もちなところがあるのかな、とも思います。そういうガンダルフも好きなんですけどね(笑))
あとは、スネイプかな~。スネイプが裏切ってないというのは最初から疑ってませんでしたから、どう動くのか・・・というのに期待してたんですが・・・結構あっけない最期にちょっとショック。もうちょっと役に立って死ぬかと思ったんだけど・・・まあこのあたりも、死を美化しないローリングらしいとも言えますが。
しかし、スネイプがリリーを好きだったのでは、というのは5巻の回想シーンでちょっと思ってたんですが、まさかそれだけが理由だったとはなあ・・・
しかも、純愛というよりはストーカーっぽい・・・(汗)いや、当初はそれでも年月が経つにつれて本当の愛情になっていれば良かったんですが、ほぼ全く成長しないまま、そのまんまだったんですね・・・まあ、ハリーを苛め続けた理由は納得できましたけど。
うーん、ダンブルドアは感動してたけど、私にはただの妄執にしか思えませんでしたね・・・(汗)手紙と写真を持ち去った件に至っては・・・。ちょっと「コレラの時代の愛」を思い出しました。あれも純愛と感動する人もあれば(いや少なくとも日本人でそういう感想の人はあまり聞かないのですが)、妄執だろう、という人もいるので、似たようなものかなあと。
スネイプの秘密が全部ハリーへの思念で説明されちゃったのもちょっとなあ。というか、スネイプそんなに全部ハリーに知って欲しかったんか・・・というのもなんだかちょっと。
しかも、ハリーには自分が死ななきゃならないという事実の方が衝撃で、結構びっくりなスネイプの秘密について考える間がほとんどなかったという・・・スネイプ哀れ(汗)
でも、スネイプの最期とか、ダンブルドアとの会話なんかは、映画でアラン・リックマンの演技で見るのが楽しみですねー。
あ、雌鹿の守護霊はスネイプだろうな、とは思ったんですが、なんで雌?と思ってたんですが、その理由にはなるほど、と思いました。
思えば、6巻のトンクスの守護霊が変わったという話、この伏線だったんですね。なんかどうでもいいエピソードと思っていたけれど(汗)
伏線と言えば、ニワトコの杖の主人がドラコ・マルフォイだったというの、さっぱり理由がわからず、ネットのネタバレでようやくわかった始末。あれ、6巻のダンブルドアが死ぬあたりのシーンを読み返さないとわからないよなあ・・・
ドラコは、もうちょっと何かやってくれるかと思ってたので、かなりがっかりですねー。トム・フェルトンくんかわいそう・・・見せ場ほぼなくて・・・ダドリーすらちょっといい去り方だったのに。
しかし、ドラコの存在自体はかなり重要でしたが。ニワトコの杖のこともそうだし、ハリーが生きてるのがバレなかったのはドラコのおかげとも言えるし。
ナルシッサが嘘をついたあたりもそうですが、ヴォルデモートが知らない、愛情による行為がヴォルデモートを追い詰める原因になったというのも上手くできてるな、と思いました。
あとは、ネビルがグリフィンドールの剣でナギニを倒す場面とか、ウィーズリーおばさんがベラトリックスに勝つ場面とか、予想外の活躍をする人たちが良かったですね。このあたりは映画で見るのも楽しみです。
そういや、分霊箱がちょっとサウロンの指輪みたいだなーと思いました。というか、分霊箱の説明を読んでいて、サウロンと指輪の関係がなんだかすごくよくわかったように思いました。

というわけで、最終巻で結構評価が上がったハリポタですが、じゃあこのシリーズ大好きになったか、というと、やっぱりそうでもないかな。
死についての感覚や、色々と良いなあと思うところはあるのですが、同時にやはりゲームっぽいところがあるのが、「ものすごく好き」にはならない要因かなと。まあ、それがハリポタ人気の大きな要因でもあるのでしょうから、好みは人それぞれ、というところですけど。
6巻では分霊箱があと4つもある、果たしてあと1巻で終わるのか? と思ったのに、7巻に入ったら死の秘宝の話まででてきちゃって・・・アイテム出てきすぎ、と私よは思えたのですが。まあ、死の秘宝は結局ほとんど使ってないですけど。
死の秘宝を使わないことに、というのもまあいい結末なんですが、ずっと引っ張ってきた謎ではなくて、最終巻でぽっと出てきた話、というのがなんだかなあ・・・と思ってしまいました。まあこれも好みの問題でしょうけど。
最後までただの悪い奴、だった人たちもいたし、スリザリンが悪、みたいな取り扱いもなんだか残念でしたね。エピローグでハリーはスリザリンでもかまわない、みたいなこと言いはしますが・・・
というわけで、手放しで絶賛はしませんが、まあ7冊かけてすごいものを書いたなあ、とは思いました。なんだかんだと泣きもしましたしね。
もう次を待つこともないと思うと、ちょっと寂しいような気もしますが、まだ映画が3本残ってますからね。とりあえず「謎のプリンス」のスネイプが楽しみですねー。
コメント (7)
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