ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ダヴォスにもThomas Mann Weg

2009年09月20日 | 旅行
ヴァルトホテルの裏手に遊歩道のようなものがあったので、歩いてみました。
「魔の山」でも、患者たちが朝食のあと散歩する日課があり、このあたりを歩いてたんじゃないかなあと・・・
行ってみたら、またまたThomas-Mann-Wegがありましたよ。
標識によるとこのままシャッツアルプまで歩いて行けたようですが、時間も体力もないので適当に歩いて引き返しました。
しかし、結構山道なんですけど・・・こんなとこ病人が散歩したのかなあ?



この写真どこから撮ったのか不明なんですが・・・(汗)写真の順番から行ってThomas-Mann-Wegの途中から見えた景色だったかなあ?
谷間の町であるダヴォスの様子がよくわかりますね。緑がとてもきれい。
しかしいい天気だったなあ・・・と写真を見て改めて思います。
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月のしずく

2009年09月20日 | ミュージカル・演劇
イッツ・フォーリーズの、浅田次郎の同名小説を原作としたオリジナルミュージカルを観てきました。10年ぶりの再演なんだそうです。
なぜ行くことにしたかというと、最近脚本や演出の方で活躍されている大谷美智浩さんが久々に役者として出演するというのを知ったので。最近ホント舞台でおみかけすることが少なくなったので、貴重な機会だしな・・・と行ってきました。
正直、日本のオリジナルミュージカルというのは苦手でして・・・音楽座も「リトルプリンス」は良かったけど、モノによってはダメだもんなあ。TSミュージカルくらいかなあ、良いと思うのは。(ってあんまり観てないけど・・・)
イッツ・フォーリーズも大分前に見て、苦手だな・・・と思っていたし、浅田次郎作品がまた苦手なもので(「メトロに乗って」のミュージカルを観ただけだけど、あの結末が許せなくてね・・・)、どうしようかと思ったんですが・・・
というわけでほとんど期待せずに行ったのですが、思ったよりも良かったです。
まあ、やっぱり「なんでそこで歌うかな~」というシーンも多かったですし、踊っちゃうシーンはやっぱりどうも違和感を感じずにはいられなかったのですが、意外と歌に入る場面が自然だったところも結構あったので、よくできている方だよなと。
話の筋も、浅田次郎にしてはそんなに受け付けないタイプの話でなかったのでホッとしました(汗)
原作がちゃんとあるから、脚本もしっかりしてましたしね。
音楽も良かったです。編成の小さい弦楽合奏主体のしっとりした音楽で、ちょっと民謡っぽい要素もあって。テープ演奏でしたが、生で今イチ上手くないプレイヤーを雇うよりは、テープで上手い演奏を録音した方が正解だったと思います。身の丈にあった音楽を使うべきですよね・・・
キャストも皆さん歌が上手くて、安心して観てられましたね。
というわけでそんなに悪くなかったのですが、まあ大谷さんが出てなかったら決して観に行くことはなかっただろうな・・・
大谷さんは、予想どおり工場の労働者のおじさんで、まあ見事なハマりっぷりでした。似合いすぎる(笑)
もうちょっと意外性も欲しかったけど・・・いや結構踊ってたのが意外だったかな(笑)
でもやっぱり上手いなあと思いました。ソロの歌も久々に聴けたし。やっぱり東宝の舞台でアンサンブルでちょこっと出てるのを観るよりも、こういうのがいいですね。
しかし、佐山さんのソロが1曲しかなかった・・・勿体無い・・・
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ウィーンフィルのオケコンとベト7

2009年09月19日 | 音楽(クラシックとか)
サントリーホール9.17のズービン・メータ指揮のウィーンフィル聴いてきました。初生ウィーンフィルです。チケット代A席さんまんえん・・・自分史上最高額チケットです(汗)
B席狙いだったのに抽選で外れて第二希望のA席になってしまったんですが。Sじゃなかっただけマシですが・・・
なんでこんなことになったかというと、昨年あたりから無性にバルトークのオケコンが聴きたくなってたんですが、そういう時にはなかなか演奏されなかったりして・・・
今年9月に読売日響でやると知って、それに行こうと思ってたのですが、ふとウィーンフィルでもやるということを知ってしまい、なんかオケコン気分が盛り上がっていたのか、どうせならウィーンフィルで・・・と思ってチケット買ってしまったんですね・・・ウィーンフィル、チケット代高すぎで今まで行こうと思ったことなかったんですが。
10月には都響でもやるオケコン。昨年は全然やってなかったのに、重なる時には重なるもんですね・・・

最初コンマスが女性でびっくり。ウィーンフィルもコンミスが登場するようになったんですね。2曲目はコンマス交代してましたが。
なんだか勝手にバルトークがトリだと思い込んでいたので、開演していきなりバルトークが始まって一人で勝手にびっくりしてしまいました(汗)プログラムにはちゃんと曲順書いてあったんですけどね・・・思い込みって怖い。
で、楽しみにしていたオケコンなんですが・・・うーん、期待しすぎ?(汗)
いや、やっぱりすごく上手いし、演奏には非の打ちどころがないし、特にどこが悪いって訳でもないんだけど・・・なんかあまり心を動かされなかったんですね。ピンと来なかったというか。オケコン的にも、ウィーンフィル的にも・・・
ちょっと気になって行った人の感想を覗いてみたんですが、なるほど、バルトークとしては上品な演奏で・・・ということで、バルトークさほど好きではない人には好評だったようです。
タングルウッドでボストン響のプロコフィエフを聴いてやっぱりピンと来なかったことがありましたが、やっぱりオケによって得意不得意ってあるんですね・・・
いや、私はもうちょっとアクの強い演奏が好きだなあ。ことバルトークに関しては。特にオケコンの1楽章は、(3楽章もだけど)激しい絶望感に胸を締め付けられるような感じが欲しかったですね・・・1楽章一番好きなんで。
トランペットのソロももうちょっと色気が欲しいかな・・・なんて思ったりして。
でもクラリネットは良かったなあ。
2楽章は、テンポ速めで、バルトークらしいおどけた雰囲気を抑え、ストイックな感じの演奏でした。かなり速いので管楽器のソロがかなり超絶技巧になってましたが、さらっと吹いていてさすがだなあと。
1楽章ではもっと色気が欲しいなんて思ってしまったトランペットでしたが、いやいや2楽章中盤の金管アンサンブルが素晴らしかった! ふわーっと溶け合うような柔らかい音色で、思わず夢の世界に連れ去られそうになってしまった(笑)今回一番素晴らしかった瞬間でした。
カーテンコールでもトランペットの二人とホルンのトップが真っ先に立たされてたもんなあ。いやほんと素晴らしかったです。
弦のピチカートの軽やかな揃いっぷりもさすがウィーンフィルという感じ。ハンガリーっぽさは薄めでしたが、華麗な感じで楽しめた2楽章でした。
3楽章以降の方が弦の素晴らしさが目立ってたかもしれません。3楽章のビオラだけのところとか良かったなあ。
というわけで、ちょっと物足りない部分もありつつも、さすがの演奏力で堪能させてくれました。さんまんえん出す価値があったかどうかは微妙ですが・・・(汗)

ベト7になると、コンマスも交代してましたが、管もほぼ総入れ替えになってたようでした。木管はベートーヴェンの方がトップの人かな?と思いましたが、金管は明らかに若い人になってましたねー。
ベト7、いやーこれぞウィーンフィル、という演奏でした。バルトークでピンと来なかったのが嘘のようにのびのびと演奏していたというか。ああ、確かにこれはテレビやCDで聴いていたウィーンフィルの音だな、と思いました(笑)
1楽章と4楽章はゆったりめで、非常にベートーヴェンらしい落ち着いた演奏、と思いました。いや、恥ずかしながらベト7ってのだめで初めて聴いたのですが、「ベートーヴェンらしくない曲だな」なんて思ったものですが、ちゃんと演奏すればやっぱりベートーヴェンなんですね・・・(苦笑)まあ学生の演奏ならああいうのもありかもしれませんが。ドラマのテーマ曲としてはかわいくて合ってたと思いますし。
2楽章は逆に速めの演奏。2楽章ってプログラムの解説によるとルネサンス時代のすり足の舞踏曲のリズムなんだそうですが(「亡き王女のためのパヴァーヌ」みたいな踊りですね)、速めなのですり足というよりは普通にダンスって感じの軽やかな演奏だったのですが、これがまた良かったですね。軽やかで華麗な演奏は、さすがウィーンフィルって感じでしょうか。
この2楽章は、「落下の王国」で使われていたのを聴いて、なんていい曲なんだ・・・と思ったんですが、今回の演奏も素晴らしかったです。軽やかでありながら、寂しげな情感もあって、感動しました。
やっぱりバルトークよりもベートーヴェンの方がウィーンフィルには合っているんですね・・・
ブラ4も聴きたかったな・・・もう1枚チケットを買う余裕はとてもじゃないけどありませんでしたが・・・

アンコールはヘルメスベルガーとヨハン・シュトラウスのポルカ2曲で、ベートーヴェンよりもさらに活き活きとした、これぞウィーンフィル! な演奏でした。なんでウィーンフィルのニューイヤーコンサートはヨハン・シュトラウスとかばっかなの? と思ってましたが、確かにウィーンフィルの演奏が一番活き活きする曲なんでしょうね。
でも、ウィンナワルツとかポルカとか全然好きじゃないので、いくら素晴らしい演奏でも大金はたいて聴きたいとは思わないかな・・・
というわけで、オケコンの2楽章の金管アンサンブルとかベト7の2楽章とか、感動したところもありましたが、さんまんえんの価値があったかというとやっぱり微妙だったかな・・・(汗)
まあ、ウィーンフィルの音を生で聴くことができて良かったということで。
しかし、ウィーンフィルを先に聴いてしまったらハードル上がっちゃうかな、と思ってた来月の都響のオケコン、そんなにハードル上がらなかったので(汗)結構楽しみになって来たかも。(2日前にあった読売日響のオケコンは評判良かったようです・・・)
クリーヴランド管のチャイ5で感動させてくれたアンドリュー・グラムス氏がどんな指揮をしてくれるのかも楽しみです。
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女の子ものがたり(ネタバレ)

2009年09月18日 | 映画
公開直前に、大後寿々花ちゃんが出てると知って観に行くことにしました。
いや、寿々花ちゃんが出ているというだけではそうそう映画観に行かないのですが、主人公の少女時代の役で、しかも少女時代の回想がメインというので、これほぼ主演じゃん! ということで。
角川シネマ新宿に行きましたが、狭いこともあって(58席とか言ってたな)あっという間に満員でしたが、早めに行けたのでまあまあ良い席で観られました。
ちなみに今は整理券順入場の自由席ですが、9/24から指定席になるそうです。そっちの方が良かったな・・・

西原理恵子さんの作品は「いけちゃんとぼく」を読んだことがあるだけですが、あれは途中までは良かったけど、最後のオチに「えー?」と思ってしまって全く泣けなかった私・・・
そんな私が観てどうかな、というのはあったんですが・・・
「いけちゃんとぼく」を読んでいたのでだいたい予想はつきましたが、やっぱりかなりヘヴィな話でした・・・
すさんだ家庭で育った子は結局自分の親と同じような大人になってしまう・・・という悲しいループに取り込まれた子供たちが、子供らしい無邪気さを持ちつつも、自分の未来を予感して諦めているのが悲しくて・・・
はたから聞いているとギョッとするようなことを笑いの種にしている様子は、一見無邪気で楽しそうだけれど、辛い現実から目をそむけている、自分たちに嘘をついている様が悲しかったですね。
悲惨な家庭に育った苛められっ子同士の友情というと「自虐の詩」の幸江と熊本さんを思い出したりしますが、こちらの子たちはちょっと美少女すぎて不自然だったかなあ。「こけしのできそこないみたいな顔の私たち」というのも「どこが~」と思ってしまった(汗)衣装もカラフルすぎて、「きいちゃんが汚い」というのもわかりづらかったし・・・
「自虐の詩」の映画、全体の出来はどうかと思ったけれど、幸江と熊本さんの少女時代の子たちの汚れっぷりは見事だったなあ・・・
高校時代の、大人になる直前の、今の自分たちが自由でいられる最後の時だということを自覚しているきいちゃんの「いつかは皆バラバラになってしまうんやろね。このまま3人でどこか遠くにいけたらいいのに」という言葉に胸を衝かれました。
コインランドリーで身を寄せ合って眠る3人の姿が、その象徴のように哀しくも美しくて・・・
そしてそのまま、不幸な大人への道を進んでいくきいちゃんとみさちゃんが自分たちに嘘をつきつづけているのに、もう嘘をついて行くことができなくなった菜都美。自分のことのように、「きいちゃんは幸せ。みさちゃんも幸せ」と呪文を唱える菜都美に、本当に二人のことが大切なんだなあと思って、切なかったですね。
そんな菜都美に、自分たちとは違う道へ進んで欲しいと、「この町から出て行け」とののしるきいちゃん。まるで親が子の幸せを願ってつき放すようなきいちゃんの言動に、思わず泣かされてしまいました。本当に親が子を思うように、相手のことを本当に思っていなければできないことですよね・・・
ここの波瑠さんの演技が素晴らしかったなあ。菜都美が去った後に菜都美が描いた絵を見つめる表情が素晴らしかった。寿々花ちゃんよりも泣かされてしまいました。予想外。
まあ、寿々花ちゃんの役がやっぱり演技的には一番難しかったと思いますが。キスされた後の微妙な表情とか、やっぱり上手いなあと思いました。
菜都美と義理の父のエピソードも良かったですね。決していい父親とは言えない人で、菜都美の母のことはののしったりしていたけれど、菜都美に暴力を振るうようなことはせず、「お前は他とはなんか違うぞ」と言い続け、死ぬ前には持ち出した菜都美の貯金もちゃんと返してくれていて・・・
と、なかなかいい話だったのですが、ラストの「病気で死んでた」というエピソードはちょっとベタすぎないですかね・・・。子供の名前のエピソードも。みさちゃんみたいに、どこに行ったかわからない、というのではダメだったんですかね。もしかして実話に基づいてるというのなら仕方ないけど・・・事実は小説よりベタなりってところ?(汗)このあたり、ちょっとやっぱり「いけちゃんとぼく」のラストの印象と似てたかな・・・(汗)
ただ、菜都美の絵をよく観に来ていた、というエピソードはちょっと良かったですが。
きちんとお別れできなかった二人が、バスに向かって手を振るシーンにはさすがにやられましたが。深津絵里さんも良かったなあ。
二度と会えない3人だけど、あの頃のことは忘れない・・・そんなラストでしたが、「自虐の詩」で、それぞれの幸せをみつけた幸江と熊本さんが再会できたように、いつか会えたらいいのにね・・・なんて思ったりもしました。

てな訳で今年見た映画の順位。
1.インスタント沼 / 2.女の子ものがたり / 3.ハリー・ポッターと謎のプリンス / 4.トランスフォーマー・リベンジ / 5.レッドクリフpart2 / 6.マンマ・ミーア! / 7.ダウト~あるカトリック学校で~ / 8.ウルトラミラクルラブストーリー / 9.スタートレック / 10.アラトリステ / 11.三国志

あと今年見に行く予定の映画のリスト。
公開中 「ウルヴァリン/X-MEN ZERO」「キラー・ヴァージンロード」
9月19日公開 「カムイ外伝」
10月9日公開 「あなたの中の私」
12月19日公開 「のだめカンタービレ THE MOVIE Ⅰ」
今年ホント行きたい映画少ないなあ・・・昨年の半分です・・・
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URUGOME@目黒ブルースアレイジャパン 09.9.13

2009年09月15日 | 音楽(主に日本のHR?)
久々のミニアルバム発売記念ライヴに行ってきました。(ナルチョさんがMCで「ミニCD」と連呼していて、河野さんに「CDは小さくないから」とツッこまれてました(笑))
うるスポは各メンバーが語るレコーディングにまつわるエピソード。
バンドイメージカクテルはアルバムタイトルにちなんでdouble sixということで、2種類のカシスリキュールをブレンドしたものがベースのカクテルでした。メンバーも美味しい美味しいと言ってましたが、カシスは美味しいよね・・・
今回はもちろんレコ発ということもあって、66の曲は全部やりましたが、11月のライヴがナルチョさんの還暦記念なのでナルチョさんの曲を中心にやる予定ということで、なるべく被らないような選曲だったんだそうです。(by河野さん@うるスポ)
Vampire Blueが嬉しかったなー。「鏡よ鏡」もやって久々怪奇シリーズ? その勢いでHeaven & Hellもやって欲しかったけど(笑)
MISUMIさん、河野さん、杉原さんが、アルバムのジャケットで着ていた衣装着用でした。この辺もレコ発っぽかったかな?
おそらく11月もやるだろうSETSUNAは、いつもたいていいいんだけど、今回は特に信夫さんの気合が入っていたように思えました・・・いや観ている自分がそう感じる状態だったのかな?
そう言えば信夫さんは最近お母様を亡くされたそうですが、SETSUNAは我が子にささげる歌だけれど、歌っていてまた別の感慨があったんじゃないかなあ・・・なんてちょっと思ったら、うるっと来てしまいました。(勝手に想像を膨らませて泣きに入るパターンね(笑))
MCではナルチョさんがボケまくりのすべりまくり? でおかしかったなあ。
3回目のMCの時、あまりにぐだぐだになってしまって、しまいには河野さんがトイレに行ってしまう始末。
そして、「このままじゃ曲に入れない! 仕切りなおし! SEからお願い~」と言って楽屋に戻っていくメンバー・・・
最後に残った透さんは、「ええー?」と納得できない感じで楽屋に向かってましたが、「どうなってんの?」と言いながら去って行ったのが印象的でした・・・(笑)
そして何事も?なかったように改めてメンバー入場して後半戦開始・・・(笑)
そんないつにない展開もありましたが、ナルチョさんの客席乱入もあって、楽しいライヴでした。
11月はナルチョさんの曲中心ということなので、久々のCrazy WorldとかSilhouetteとかやってくれたらいいなあ。
ミニアルバムの感想も書きたいところですが、まあおいおい・・・
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ヴァルトホテルその2

2009年09月12日 | 旅行
宿泊するわけではないけど、図々しくホテルに入っていく我々。こちらが入り口です。


しばらく行くと、Man & Co.とかHans Castorpとかいう文字が・・・! Man & Co.はレストランでしたが、ハンス・カストルプはよくわからなかった・・・


廊下に飾ってあった昔の写真。これ食堂の写真ですね。「魔の山」に出てきた食堂って多分ここのことでは・・・
思ったよりテーブルが小さいなーと思いましたが(汗)


1階の奥の方に、昔っぽい家具が置いてある部屋がありました。これ多分カーチャ夫人が滞在していた部屋の様子を再現したものだと思いますが、何の表示もしてなかった・・・
ガラス越しなので上手く撮れてないのはご容赦を。電気も消えてたので・・・
部屋のつくりなんかもきっと当時とは違うだろうな。そもそも窓に面してないし・・・


34号室はなかったので、代わりに304号室を撮って来ました(笑)

前にも書きましたが、ホテルのつくりがかなり現代風なので、トーマス・マン夫妻が滞在してたと言われても、そういう雰囲気は全くないですね・・・
一応レストランで食事もしてみましたが、大きい方の(多分Mann & Co.)レストランは夜しか営業してないみたいで、もう一つの一応昼から開いてたレストランも我々以外に客はいませんでした・・・宿泊は満室のはずなんですけど、このホテルで昼間過ごす人はほとんどいないようです。リゾートホテルとは違うってことですね・・・
お料理の方も微妙な感じで(汗)シャッツアルプホテルで食事すれば良かったなあと思いました。シャッツアルプホテルもレストラン屋内のは営業してなくて、テラス席だけでしたけど・・・


送迎用と思われる車。トーマス・マンが滞在してたことを売りにしてるようだけど、それならもうちょっとなあ・・・と思わなくもないです・・・(汗)
まあでもその分宿泊料金はお手ごろって感じですが。
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あのオバマさんもすなるといふ・・・

2009年09月12日 | 雑記
Twitterなるものをしてみむとてするなり。というわけでTwitter始めてみました。
いや、gooブログのブログパーツで使えるようになったというのがきっかけなんですが。
しかし、ブログパーツの相性が悪いのか、インタラクティブウィジェットを貼り付けようとすると幅を調整してもどうしても右側が欠けちゃう・・・gooブログってブログパーツが使いにくいのが難点だなあ。
というわけで、欠けずに設置することができたオンリーディスプレーウィジェットというものを右フレームに設置してみました。私が書いたつぶやきが読めるというだけのもので、プロフィールへ飛んだりとかはできないものなんですが

せっかくなのでプロフィールのURLも貼り付けてみます。
https://twitter.com/gura58

前から気になってはいたんですが、使い道があるのかもよくわからないし、積極的に始めるほどではなかったんですが。
そもそもブログも1000字以内ってことは滅多にない人が140字以内で何を書けるのか・・・と思ってましたが、逆に短いから簡単に書きなぐれるということに気がついて、結構つぶやいてます。
ブログだと記事ひとつ書くにも結構時間かかるので、一日一つくらいしか更新できないし(いや3つくらい書いてたこともあるけど(汗))、忙しいとなかなか更新できないですが、ツイッターならブログ書けない日でも更新できそうです。(そもそもネットしない日は書けませんが・・・)
今までも、ちょこっと思いついたけど記事にするほどではなかったり、他に書くことがあって時間がなかったりしてブログには書いてなかったことが色々あるので、その辺を埋めるツールになるかな?
まあ、ツイッター本来の使い方とは違うような気がしますが、そもそもブログもただの日記で使ってるわけだし。
mixiもどうかと思ったけど、結構私なりに使い道あったからなあ。MySpaceだけはどうも使い道がなくて、ミュージシャンとかバンドの人のブログ購読の登録のためだけに持ってるようなものだけど。
あとはもっと好きなミュージシャンとか俳優さんとかが使ってると面白いんだけどなあ。今のところアンソニー・ラップとDoug Adams氏(The Music of the Lord of the Rings Filmsの)しかみつけてませんが。
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ヴァルトホテルその1

2009年09月11日 | 旅行
さて、ダヴォス村の駅に戻ってとぼとぼと歩いていく先は、カーチャ夫人が療養していたというヴァルトサナトリウムだったというヴァルトホテルです。
「魔の山」の記述どおりに駅から行けたら・・・と思ったんですが、微妙に道が違うのか描写とはちょっと違ってましたね。
それ以前に、道が入り組んでいて、どの道に行ったらあそこまで出られるの? という感じに・・・小説どおりに辿るどころではなかったですね(笑)
しばらく歩いていると、ちょっと高いところにホテルはすぐ見えてきます。ヨーアヒムによると、街から少し高くなっているけれど、一番高いのはシャッツアルプサナトリウムでここからは見えない、ということですが。
すぐ後ろに森が控えていて、まさにヴァルト(森)のホテルです。
「バルコニーが並んでいて遠くから見ると海綿のよう」という記述とは合っていますね。ホテルはすっかり建て替えられている感じでしたが。


ヴァルトホテルに上る途中で撮った、谷間の町の写真。
手前にある不思議な屋根の建物は、もしかしてダヴォス会議で有名な国際会議場? 時間がなくて全然観られませんでしたが・・・
しかしいい天気だな・・・


いよいよ到着。


寝椅子があるバルコニーを撮ってみました。

しかしこのホテル、すっかり建て替えられているようで、結構近代的でしかもわりとチープな感じの内装・・・
予約サイトを見たら、宿泊料金も結構お手ごろ価格だったしなあ。(でもダヴォスのホテルはどこも予約一杯でしたが)
ベルクホーフのモデルはむしろシャッツアルプホテルの方らしいですね。シャッツアルプサナトリウムの名前は別に「魔の山」の中で出てきてますけど・・・
後で行ったミュンヘン近郊のトーマス・マンの仕事部屋でも、ダヴォスのサナトリウムの写真としてしっかりシャッツアルプホテルの写真が使われてました・・・(汗)
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Rock'n Jam Musical

2009年09月11日 | ミュージカル・演劇
岸祐二さんのブログで知り、出演者に寺田恵子さんの名前を見つけて、面白そうかな・・・と思って行って見ました。
GENERATIONSみたいな感じかなあと思って行ったのですが・・・いや~間違いました! という感じでしたね(汗)
岸さんと寺田恵子さん以外は知らない人ばかりでしたが、その人たちのファンが多い客層なのか、なんか非常に場違いな居心地の悪さ・・・
GENERATIONSみたいにロックミュージカルの曲をコンサート形式でやるのかな・・・と思ってたら、結構ストーリー仕立てだったりして・・・ミュージカル仕立ての小芝居ほど恥ずかしいものってなかなかないよな・・・と思う私は本当は多分ミュージカル好きではないんだろうな・・・
また選曲が70年代の曲をそのまんまなアレンジで演奏するという、私的には非常に引いてしまう感じで・・・若い子たち喜んで手拍子したりしてたけど、本当にああいう曲好きなの???
まあ、RENTもやりましたけどね。あれ、舞台は80年代だけど90年代のミュージカルなんだけどな・・・
RENTの曲は、I Should Tell YouとWithout Youなんて珍しい選曲。寺田恵子さんが歌うWithout Youが聴けてしまったのはちょっと得した感じでした。
GENERATIONSと比べてしまうのは、まあ形式の違いもなんですが、なんかGENERATIONSの出演者ってものすごくレベル高かったんだなあと。バンドも。
皆そこそこ上手いんですが、なんというか気持ちを引っ張られるほどの歌を歌う人はいませんでした。あ、寺田恵子さんは別として。
岸さんも歌はすごく上手いんだなあと改めて思いましたが、ロック系は慣れてないんですね・・・(汗)
GENERATIONSでも歌っていた、Out here on my ownもやったけど、GENERATIONSで高橋洋子さんが歌うのを聴いた時は泣いてしまったものですが、全然泣ける感じじゃなかったなあ。いい曲だなとは思いましたけど。
全体的にそんな感じで、「音楽っていいなあ」とまで思う場面はなかったなあ。
寺田恵子さんも、やっぱり上手いんだけど、本領発揮まで行ってなかったかなあ。選曲のせいで。本編ラストのボブ・マーリーでようやく寺田恵子さんらしいかなあと思いました。ステージの上を自由に楽しそうに動き回ってたからかも。
アンコールでも、ダンシングクイーンってあまり好きな曲じゃないんだけど、寺田恵子さんが楽しそうに踊ってるの観てたらちょっと楽しくなりました。
オーラスはKISSだったので、置いて行かれる事もなくて良かったです(笑)
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原作読書7回目中その2

2009年09月09日 | 指輪物語&トールキン
今回に限ったことではないですが、原作を読んでいると、「あ、映画のあの台詞ここから取ってたんだ」と気づくことが多々あります。
一応原作を先に読んでましたが、やはり映画の方が回数観ているので、映画の台詞を原作を読んでいる時に発見する、というパターンが多いですね・・・
結構、全然違うシーンだったり、違う人の台詞だったりするのを引用していたりとかもして、上手く行っている時もあれば、「なんでそんな使い方するかな~(怒)」と思ってしまう時もあるのですが。
そういう意味では、やっぱり原作を読み込んではいるんですよね・・・少なくとも脚本の二人は。それがなぜあんな・・・と思ってしまうところも多々ありましたがね・・・
今「一行の離散」を読み終わったところですが、ボロミアの台詞で、映画でとても印象的な台詞になっていたな、という成功例を読みました。
原作ではアモン・ヘンでフロドに指輪を渡せと詰め寄る直前の、ちょっとおかしくなっている場面での台詞です。
指輪か! こんなちっぽけな物のためにわれわれがこれほどの恐怖と疑心に苦しまねばならぬとは不思議な運命ではありませぬか? こんなちっぽけな物なのに!
ここ、原文は映画の台詞と同じなのかなあと思いますが、映画ではカラズラスでボロミアがフロドが落とした指輪を拾ってみつめる、映画オリジナルのシーンで使われていましたね。
晴れ渡った青空をバックに、魅入られたように指輪を見つめながら、「こんなちっぽけな物(so small thing, such a little thing)に・・・」と繰り返すボロミア、映像の印象深さもあって、とても印象的な場面になってました。
原作ではここまでの印象はなかったので(訳でニュアンスが変わっているせいもあるかもしれませんが)、上手い抜き出し方だったなあと思います。「こんなちっぽけな物に」という言葉に、ボロミアが指輪に魅せられ、狂わされて行く悲劇が匂わされていて。このあたりはフィリッパさんのボロミアへの思い入れあってことかもしれませんが。
原作のあんないいシーンとか台詞がなんでこんなことに! な場面も多かったけど、アレンジが上手く行っているシーンもあったんだよなあ。
他にもいろいろありますが、今思いつくのは、原作ではガンダルフが療病院で言っていたエオウィンについての台詞を、グリマに言わせたシーンかな。ここはさすがに映画観た時に気がつかましたけど。
エオウィンを前にしてリアルタイムで語らせたことで、エオウィンの孤独と苦しみがリアルに感じられて、いいシーンになってたよなあ。思えばTTT前半までは良かったんだよね・・・
なんて自分で書いていて、映画久々に観てみたくなりましたが、ビデオ溜まってる今現在の状態ではしばらく無理だな・・・
そうそう、ガラドリエルがロリアンからの旅立ちの時に、「そなたたち一人一人の踏むべき道はすでにその足元から敷かれていましょう。」という台詞、映画ではアルウェンからアラゴルンへの台詞になってたんですよね・・・これも好きな台詞だったんで映画見た時にすぐ気がつきましたが。ま、いいんですけど、旅の仲間全員の話だったのに、アラゴルン一人の話にされてなんか釈然としなかったなー。
あと、映画でガラドリエルがフロドに「そなたにできなければ誰にもできはしない」と言っていた台詞、原作ではエルロンドが言ってましたよね。これはまあいいんですけど。映画の方が印象的な台詞にはなってたし。そもそもエルロンドの会議の結末、映画ではなんか明るくなってたからな・・・
そんな感じで、今回の原作再読、映画の台詞はこんなところから取っていた、というのにも注目しながら読んでみようかなと思います。(すでに読み終わってしまったところも結構ありますが(汗))
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