角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

椎茸焼売開発のこと

2011-10-19 18:07:24 | 商品開発
青森県新郷村では、村をあげて「きのこの里づくり」を進めています。

楢の原木に椎茸の菌を埴菌作業する地元のお年寄りたち。こんびり休み(おやつを食べながらの雑談)とかあって楽しい作業です。

当然きのこのオリジナルキャラクターもあります。

左側が青森県のキャラクター「きめて君」。で、真ん中の新(あらた)君と右側の郷(さと)ちゃんです。ちなみに、前中央の方が、新郷村の西郷輝彦ことU・Kさんです。


ですので、当然春や秋になるとにょきにょきと椎茸が生えて(?)きます。

もう、この数たるや半端ではありません。
干しシイタケはもちろん、オモシロ加工品あります。
たとえば

左はかつらな峡さんの「椎茸ライスバーガー」コレ旨いんですネ。見た目でわかりますがサンドされているのが原木椎茸です。その裏側にはイトウのすり身がぬられるというこだわりぶりで、重厚な味わいです。
 で、右側がうちの「椎茸ウインナー」です。もちろん椎茸入りの和風ウインナーです。通常ソーセージはひき肉が熱を持つと結着が悪くなるので、氷のクラッシュを投入し、調味料とひき肉を混ぜます。で、干しシイタケの戻し汁を凍らしてクラッシュを作るので、より椎茸の風味が楽しめるわけです。


いよいよ本大の椎茸焼売(シイタケシューマイ)ですが、前に、どこからか他メーカーから椎茸焼売をいただいて、加工場の諸君と食べたのですが、イマイチでした。というわけで新鮮な豚肉も椎茸もここにあるわけですから作ってしまえ!ということになったのです。
挑戦するのはうちの期待の星、M・Yちゃん。料理学校出身の女の子です。

もちろん原材料は大量の椎茸を使います。

左は春の椎茸(ドンコ)を生のまま、工場にある巨大なフードカッターにかけ粉砕し、真空パック後、急速冷凍したものです。
右は天日で干した、干しシイタケ。

豚肉、調味料、そして、しいたけ。
今回は、シイタケを事前に佃煮を作っておきそれを使います。さらに、秘密兵器のシイタケ調味料を添加。コレ内緒。


で、M・Yちゃん皮に包んでいきます。



蒸し器に入れられるのを待つシューマイちゃんたち。

蒸し器に入れられるで思い出したんですが、英語の料理名って、原材料の目線(立場)でつくんですよね。
・日本語→ゆで卵
・英 語→ボイルドエッグ(受動態でしょ。だってゆでられた卵)
そのほか、ビーフシチューは、シチュードビーフだし、フライドポテトもしかり。

さて、本題に戻り、

蒸し器に入れられたシューマイ。Steamed Siomaiスチームドシューマイか?


数分後やっと完成!

ここで、ペロッと食べたいところですが、加工品の真骨頂は冷めてから。
従って、粗熱をとり、真空パックして、それを再加熱しておいしいか、まずいかが勝負なのです。
その時の味見が楽しみです。