角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

最近見た3D映画「スターウォーズep1」「ヒューゴの不思議な発明」

2012-03-27 08:28:50 | 映画
3D映画がはやっていますが、ついに「スター・ウォーズep1ファントム・メナス」までが3D化。

早速、観てきましたが、結論から言うと、イマイチ3D効果が出ておりません。
2Dで撮影したヤツをむりやり3D化するんですからまぁこんなもんかと・・・・・


前に「海猿3」観た時も、全く3D効果がでておらずがっかりしたのを覚えていますが、あれも2Dで撮影したのを無理やり3D化したとのこと。

しかし、映画自体はさすがはジョージ・ルーカスの素晴らしい演出でぐいぐいと魅せてくれます。
やっぱ、「スターウォーズ」は映画のスクリーンで観ると最高ですね。

予告編みると「タイタニック」も3D化になるそうですが、どーでしょうか・・・・

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さて、今回ほとんど期待せず観た「ヒューゴの不思議な発明」は大収穫の1本でした。

まず、重厚な人間ドラマを演出するマーティン・スコセッシが3Dに手を出したことにまずびっくり。
しかし、この巨匠初めて3D撮影したとは思えないすごい演出を観客にみせつけます。
主人公の少年が隠れ住む、リヨン駅のなめるようなカメラワークで、3Dでなければでない効果を最大限引き出しています。




で、この邦題にだまされて、「ワクワクする少年の冒険物語」を期待するかたはおそらくがっかりすると思います。

これはM・スコセッシの映画への愛と人間賛歌の壮大な群像劇なのです。

なにせ、映画創世記の偉大な監督ジョルジュ・メリエスを登場させるなんて心憎いではありませんか。
メリエスは世界初の映画監督であり、VFXの創始者といわれています。
演ずるのは英国の名優ベン・キングズレー。ガンジーを演じた人。さすがの名演技です。
(ジョルジュ・メリエス1868~1938)

あの、有名な「月世界旅行」の撮影風景を3Dで見せてくれるんですから、映画ファンであればもう涙ものです。

さて、ジュード・ロウ演じる、駅の警護官が重要な役で登場するんですが、ジュード・ロウといえば今「シャーロック・ホームズ」が大ヒットしていますよね。
原作ではイマイチ、ぱっとしないワトソンをジュード・ロウがカッコよく演じています。

ちなみに、ベン・キングズレーも、S・ホームズのワトソン役で映画出演したことあるんですが、その映画でもホームズよりワトソンの方がカッコよく描かれていました。