角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

円安により、「日の丸海外工場」が続々戻って来る!!

2015-01-09 11:24:43 | 時事問題

 正月明けは、思いのほかわんさか仕事がたまっていて、自分的にはにっちもさっちもいかない状況ですが、最近うれしいニュースを聞きます。

・・・・ってーのは、円高により海外に進出していた、日本の生産工場が、円安のあおりを受けて、日本に戻って来つつあることです。

読売新聞 ↓↓↓
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150106-OYT1T50120.html

 最近一部のメディアは、円安による物価高を「アベノミクス」による失敗例と決めつけ、散々攻撃してきましたが、当然ですが何事にも“過渡期”というものがあります。

 そもそも、円安による物価高って何なんでしょうか?

一言で行ったら、「外国製品」が値上がりするため、「外国製品」原料に頼っている製品が値上がりすることです。従って今までは「メイドイン海外」品が恩恵を受けてきたんです。

しかし、これは逆に考えれば「国内製品」及びそれを原料に使っている「メイドインジャパン製品」が相対的に安くなってるってことでしょう。



思えば、あの1ドル70円時代の円高時・・・・日の丸工場は続々海外へ逃げていき、日本国内の製造業は疲弊していきました。

けど、今後円安傾向が続くってことは、海外に日の丸工場の生産拠点を置くという“旨み”が減少していくってこと。

今のマクドナルドの海外原料の安全性問題も後押しして、益々この現象は加速していくことでしょう。

で、小生思うに、我が青森県にとってこれは千載一遇のチャンスだと思うワケ。

 と、いうのはかつて世界の工場ともてはやされたあの中国は人件費の高騰もあって、進出した日の丸工場が最も逃げ出したい国なんですなぁ。あの深刻な大気汚染状況見たって、社員の家族をあんなところで住まわせたくないでしょう。



 ところが、そこは中国。 日本工場が逃げ出さないために、なんやかんやの書類積み上げなければ中々徹底できないみたいで、その経費だけで1千万円はかかると言われてるそう。




 そこで、どーでしょうか? 小生は県民の税金をつぎ込んでも、日の丸工場撤退のお手伝いすべきと思うのですが・・。

 もちろん、大企業は無理でも、逃げ出したい中小企業はわんさかあるハズ。

 人件費&きれいな環境&社会の安全性・・・・どれをとっても中国と比べたら青森県は魅力的でしょう。

 第一、我が県民はウソはつかない!!  いや、これは言い過ぎか。つく人が少ない!!

・・なんとか、大陸から引っ張ってこれねぇもんだべか。



ただ、円安下では海外資本による日本企業の子会社化は容易になるため、そこは用心しないといけないんですがね。
そこがね、もろ刃の剣なんです。

けど、一部のメディアがいう「円安」の定義を物価高だけ強調するのはフェアじゃない。

森羅万象、何事にもメリットとデメリット、光と影はあるわけですから。

少なくとも、ここ20年日本は円高デフレに苦しんできたんですから、常識的に言って逆路線の円安&緩やかなインフレにもっていく「アベノミクス」は妥当だと思います。

 円安による資産の目減りとか騒ぐ人たちもいますが、これだって政府負債1000兆円も同時に目減りしていくんですから、結構なことじゃないですか。

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・・・・でもね、肝心の成長戦略がね・・・・・・・あのTPPってもう止めたらいいんでねーの。レームダック化したオバマ政権といくら交渉したってらちがあくとは思えないし、おそらくその後に続く共和党はもっと厳しいはず。彼らは自由主義経済タカ派ですからね。

・・・一見経済問題のような気がしますが、根っこは国防問題なんすよね、ホントは。

 だからあの「集団的自衛権」の問題もそうなんですが、国家の安全保障を他国に頼らざるおえないところが、我が日本の弱みなんすよ・・・。