淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

さくら草のためいき・・・・。

2011-01-24 21:47:40 | 棚の上の本

 小暮写真館  宮部みゆきさん

その本の分厚さにものすごく期待して読みました。
高校一年生の花菱英一の家族は さびれた商店街に戦前からの建物である小暮写真館に越してきた。
両親の意向で写真館の外観は殆どそのままに残し、両親と弟との4人家族で暮らす花菱一家のお話・・・・。


ある日、見知らぬ女子高生が英一に小暮写真館の袋に入った不思議な写真を一枚手渡し去って行った。
その写真に映っていた 女の人は・・・・・・・・・・・・・。
家族の絆 友情 ・・・・・・さすがに予約待ちが続いておる いい本でした。
ばってん  主人公の英一は あまりにも出来すぎた高校生で大人過ぎるばい
オイの高校生時代に英一に話しかけられたらオイ何も しゃべりきらんで食べていたアンパンば
飲み込んで喉につかえ苦しがるような気がするとです・・・・・・・・(^_^;)。

死支度  勝目 梓さん

官能小説の大御所 勝目さんの作品が珍しく地元の新聞に紹介されていたけん予約したとです。
女性の体毛で作った枕と敷布団で静かに死を迎えたいと願う自称105歳の老人のお話ですばい。
やっぱ 高齢化社会への警鐘としては どうしても思えんで ただただ 笑うしかなかでした。
ばってん 余談ですが孫と佐世保の水族館に 遊びに行き家内は車に残り待っていると言うたとです。
その時、この本と下記で紹介する「タクシー」とこの二冊ば置いて行ったとです。
帰ってきたら「久しぶり本ば読んだらおもしろかった」と言うとです。
よく訊いたら「タクシー」のほうやったとです。
そりゃそうじゃろ「死支度」のほうやったら とんでもなかったとです。
「アンタこげな、いやらしか本ば読みよっとね!」て絶対怒られるとは間違いなかった本です(笑)

それで家内が読んでいた「タクシー」 森村 誠一さんです。
何者かに刺され追われながらタクシーに乗り込んできた若い女性
必死に哀願され仕方なく追っ手から逃げる運転手の蛭間・・・・・・・・・
彼女は自分の故郷まで乗せて行ってくれと頼み車中で息をひきとる・・・・・。
女の故郷は佐賀県北松浦郡相知町・・・・・(村田英雄先生の出身地)
そして彼女の実家からも頼まれた蛭間は遺体を乗せ追っ手の追及をかわしながら佐賀へと進む・・。
おもしろか本でした・・・・。

 

「災厄」  永嶋 恵美さん

4人の妊婦が殺された連続殺人事件の犯人は高校生だった。
その弁護を引き受けた弁護士 月隈尚彦の両親も彼が3歳の時、少年犯罪によって殺害されていた。
そして今、彼の妻月隈 美沙緒も妊婦であったのだ。
少年の犯した罪の重さに弁護士への風当たりは強く、その非難中傷は妊娠中である美沙緒にまでも・・・・


誰もが持つ 善意と悪意   久しぶりに じわ~~と考えさせられましたです。
「タクシー」とは  全然違う・・・・・・もちろん「死支度」とも・・・・・・・・。

「それでも警官は微笑う」 日明 恩さん (たちもり めぐみ)

 がばい凄腕の刑事と、その上司である警視庁一のおぼっちゃま刑事の凸凹コンビのお話です。
たちもりさんの本は平成21年に読んだ救急車ジャックの「ロード&ゴー」が大変良かったです。

ところで直木賞候補に昨年読んだ本が2冊あったとば最近知ったとです。
そいけん、これからは候補作品ばかり読もうと思っておるとです。
そして選者の先生がたのおめがねの基準ば探ろうかなと思っているとばってん
まぁ そいもどうでももヨカことたいね  やっぱ・・・・・・・・・。