孤独な放火魔 夏樹 静子
妻の介護に疲れた放火犯、DV被害の妻が夫を殺害、亭主の子供を産んだ愛人を
自殺と見せかけ殺めた妻・・・・・・・。
この3話の事件の裁判を新制度によって召集された裁判員たちと
裁判官そして新米の裁判官「珠美」が取り組んでいく物語です。
事件の急展開、意外などんでん返しも無く検察と弁護人の応酬もさほど
引き込まれるものは無く、あるのは素人の裁判員たちの量刑を決める心の揺れ動きとか
人が人を裁く事への重きものを書きたいと言う夏樹さんの本やったです。
決して法廷劇ではありませんので題名で思い込んだオイは物足りないと言えば
そうだとは思いますが・・・・。
読メに久しぶりコメント書いたとですが、福岡地方裁判所で何で全員が標準語かと
思ったので、イラン事ばってんが皆に方言で喋らせろ!みたいな事ば書きました。
夏樹さんは東京生まれで福岡在住です。
もし今度、福岡の南区辺りで会う事が出来たらそれば言いたかとです。
以上