尋ね人 谷村 志穂
李恵は東京での仕事と男と別れ一人暮らしの母親「美月」が住む函館に戻ってきた。
母親は癌の病だった・・・・治る見込みは無い母親は娘の李恵に最後の願いを頼む
それは昭和29年、路面電車に乗り込もうとした母親の前から急に姿を消した昔の恋人探しだった。
彼は何故消えたのか今でも生きているのだろうか・・・・・・・・・
谷村 志穂さんは「海猫」以来の本です。
海猫も好きな本でしたがこの本も函館を舞台に半世紀に渡る物語は北国の暮らしの中で
静かに書かれていていい本だったと思います。
犯人(ホシ)に願いを 森巣 博
「尋ね人」を読んだ後にこの本を読むのは如何なものかと思いましたが
オイは基本的に読書の順番はまるで違う内容を交互に読むことにしております。
シリーズ物です、警視庁の悪デカ二人が高級官僚の不正を暴き出世街道まっしぐら
抱腹絶倒の物語です。
庶民としては悪徳国家公務員達をバッサバッサ切り倒す姿に胸がスカッとする風刺小説です。
まぁ少し羽目を外しすぎる所はありますが・・・・(笑)
以上