あとかた 千早 茜
あらすじ 読メより
結婚直前の不実も、不倫も、自分の体を傷つけてしまうのも
ここにずっといて欲しいとうまく言えないのもぜんぶ同じ。怖いから。抗いたいから。
体と心が触れあった痕跡を遺すことだけが、私たちの唯一の寄る辺なのです
言葉にしたら消えてしまうかもしれない感情の奥底まで踏み込んで描ききった
痛くて優しい連作小説・・・・・・
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まぁ結局、今時の男女の奔放な生き方が書かれておるとばってん
オイオイ!そげな事ばっかいしてから、そりゃぁあんまい じゃろもん!
そげな生活ばっかいしておったら恥ずかしかろうもん、その内、罰が当たるばい!
と言いたくなるようなバカたれ達のお話しばってん
読んでいるうちに、何か知らんばってん必死に
もがいとる男女の姿が滑稽で哀れにも思えてきて、いつの間にか、よかよか
そん内に良か事もあるかも知れんよと応援しておる気持ちになっていたとです。
そいでも千早 茜さんの本は「魚神」以来で2冊目ばってん
やっぱ「魚神」がオイには良かったです(笑)。
武士喰らい 矢野 隆
あらすじ 読メより
主君、父、兄弟、そして妻。戦場での突然の裏切りにより、全てを失った小次郎。
男に残されたのは、復讐の道だけだった。命じられるまま仇討ちを繰り返しているうち
「武士喰らいの黒鬼」と恐れられるようになる。だが、小次郎は知らされてはいなかった。
その殺戮に隠された真の目的を。そして、本当の仇が誰なのかを・・・・・・。
裏切りの真実は途中で何となく分かったばってん
オイは、いつの世も国を守る為の犠牲ばオイたちに強いる時代は許せんです。
安全な場所で喚き散らすだけの君主は許せんとです。
次郎の叫びこそが、この本だったと思うとです。
蛍坂 吉村 達也
あらすじ 読メより
失恋と家族の不幸で生きる希望を失った上原仁美は、祖母に教えられた四国山中の「蛍坂」で
ホタルが織りなす奇跡のファンタジーを目撃する。
それは仁美の人生観を根底から覆し、彼女に生きる勇気と希望を与えた。
しかし、カメラマンとして新しい人生を踏み出した京都で、仁美は驚愕の超常現象に次々と遭遇する。
観光客のために撮ってあげた写真に、所有者の死が映り込むのだ。
いったいその現象は何を訴えているのか。未来の悲劇を防ぐことは不可能なのか。
最初のホタルの乱舞ショーで仁美が感動するとばってん
この程度で?
その後の展開はサスペンスやらホラーやら純愛やら哲学に人生観やらのテンコ盛りばってん
すべてが中途半端の不完全燃焼でオイはどこで感動したら分からんまま読み終えたとです。
そげな本。